はじめに
ダンコバ | 審判 | 守備担当 | 攻撃担当 |
本日2025年5月24日は17時30分からJ1リーグ4位、浦和レッズとのホームゲームです。
名古屋は前節の後半アディショナルタイムに失点し引き分け。5月は1勝3引き分けと勝ち点は積んでいるものの、再び降格圏に順位を落としました。
対する浦和はリーグ戦は好調ですが、連戦の最中です。前節から中6日の名古屋に対し、中2日での試合に望みます。
この試合をプレビューします。
現在の順位
名古屋グランパスは現在18位。
直近の試合では引き分けが多く、勝ち点を思うように積み上げることが出来ていません。
残留争いを抜け出すために勝ち点3を狙ってほしいところです
両チームの出場停止選手
両チームともに出場停止選手はいません。
名古屋グランパスはシュミット・ダニエル選手は肉離れですので、だいたい4週間から2カ月の間くらいだと思われます。はやくて6月頭、遅いと7月に入ってしまうかもしれません。
河面旺成選手は軽い怪我があるようで、スターティングメンバーからは外れるのではないでしょうか
浦和レッズは目立った怪我人はいませんが、謎の欠場が続くチアゴ・サンタナの動向は不明、頭部を負傷したという石原広教選手の動向は不明ですがリリースがでないため、脳しんとうの判定はなかったと思われます。
両チームの予想布陣
☆ 名古屋は前節から中6日であること、対戦相手が前節の福岡に続きプレーの強度が高い浦和ということもあり、前節と同じ先発メンバーを継続すると考えます。
☆ 浦和は連戦中で前節から中2日であるため、何名かの先発出場選手は入れ替え、出場時間を制限しての起用と予想します。
【参考】Jリーグの公式サイトに各ポジションの名称、役割が解説されているページがあります。サッカーではポジションの名称にバリエーションが多いのでよろしければ読んでみて下さい
なおセンターハーフは英連邦系の国ではセンターバックを意味するため、上記サイトと異なり、グラぽではセントラルMF(CMF)として表記しています
名古屋グランパス
基本布陣は3-4-1-2(3-4-3)と予想します。
- GK:ピサノアレックス幸冬堀尾(こうとほりお)と予想。
- DF:原、三國、佐藤の3バックと予想。
- MF:CMFに稲垣と椎橋、WBに中山、徳元と予想。
- FW:OMF(トップ下)に和泉、CFにマテウスカストロ、山岸と予想。
浦和レッズ
前節から中2日ですが、分厚い選手層のチームであり影響は少ないでしょう。
選手の配置は前節と同じ4-2-3-1(4ー3ー3)と予想します。
- GK:西川と予想。
- DF:CBにダニーロボザとホイブラーテン、SBに石原、長沼と予想。
- MF:CMFに安居とグスタフソン、OMFに渡邊、WGに大久保、マテウスサヴィオと予想。
- FW:CFは松尾と予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】ボールは握られる中でも粘り強く守備対応を
☆ 中2日ではありますが、浦和は球際の強度が高いチームです。ボールの競り合いで負けることが多いと必然的に押し込まれる形になります。
☆ 浦和レッズはカウンターのチャンスがあればスピードのある3トップだけで相手ゴールに攻め込むこともできます。
☆ ボール保持も苦手ということはなく、自陣ゴール前からボールを回して相手ゴール前に迫る術は持っています。
☆ 長谷川監督のインタビューを読むと、戦い方を大きく変えない、ガンバ戦の二の舞を避けたいとのことですが、おそらくハイプレスで浦和のビルドアップを阻害しようとするでしょう。浦和がDFラインの裏にロングパスを出し、松尾などスピードのある選手に拾わせる対抗策も予想されますが、落ちついてボールを跳ね返してほしいと思います。
☆ パスのつなぎでほぼミスをしないグスタフソン、攻守に運動量豊富な安居を中心に、中盤でボールを奪われるとロングカウンターの脅威にさらされます。
☆ 先発を予想している渡邊、マテウスサヴィオ、大久保、松尾など独力で目の前の選手をドリブルではがせる選手が多く、名古屋としてはボールを保持しているときもボールを奪われた際のリスクマネジメントは重要です。
☆ 前節に続き、交代出場選手も含めて90分間強度の高い試合が続きます。名古屋の守備陣は難しい守備対応を迫られるでしょうが、粘り強く戦って欲しいと思います。
【守備面の予習】
前節の浦和は川崎相手に2失点するも追いついての引き分け。攻撃力はあります。
【攻撃面】サイドからのクロス、困ったときのセットプレー
☆ 浦和はGK、CBを含めた守備の強度が高いチームです。元々高さもある浦和守備陣は単純なクロスなどは高さもあるCBが跳ね返してしまいます。
☆ 中2日で試合に望む浦和は前線からハイプレスを仕掛ける時間帯は少ないでしょうが、前線でボールを失った後のカウンタープレスも中々に強力です。即時奪回という意味では名古屋が強度負けすると守備に忙殺される時間帯が増えてしまいます。
編注:カウンタープレスとは、ボールを失った瞬間に素早くプレッシャーをかけて、相手に自由を与えず、すぐにボールを奪い返す戦術のことです。
サッカーでは、攻撃から守備へ切り替わる瞬間が最も危険です。ボールを失った直後、相手は守備が整う前に速攻を仕掛けるチャンスがあります。そこで、相手が反撃する前にすぐにプレッシャーをかけて、ボールを取り返そうとするのがカウンタープレスの考え方です。
☆ 名古屋としては中盤でボールを奪い、カウンタープレスもパス回しやドリブルで回避し、右サイドの中山、左サイドの徳元からのクロスでシュートを狙う形が基本の攻撃選択になるでしょう。浦和レッズのDFラインの裏、特に両SBの裏のスペースを突きたいところです。
☆ また、困ったときのセットプレーを大事にしてほしい。今の名古屋は山岸、三國、佐藤などヘディングが強い選手も多く、セットプレーでも高さという武器を生かすことができます。名古屋攻撃陣の奮起に期待しましょう。
☆ そろそろFWの得点を見たいですね。
【攻撃面の予習】
個人的には今節も両WBの活躍に特に期待しています。
おわりに
試合の開催される時間帯は雨天が予想されます。
まだ屋根付きの席も残っているようですので、お時間のある方は是非現地に駆けつけて名古屋を応援しましょう。(個人的にはメインスタンド4Fやバックスタンド4Fは選手全体の動きが観やすいので好きです)
Never give up for the win!
良い試合になりますように。
【参考】
スタジアムに直接応援に行けない方は是非ファンスタで探してスポーツバー観戦を!