はじめに
ダンコバ | 審判 | 守備担当 | 攻撃担当 |
本日2025年5月31日は14時よりJ1リーグ第19節、19位アルビレックス新潟とのホームゲームです。
前節は劇的な逆転勝利を飾ったものの、名古屋グランパスは現在16位。
本日は残留争いから抜け出すためには重要な一戦、6ポインターとなります。
「6ポインター(和製英語:6ポイントマッチ)」とは、リーグ戦において特に重要な試合を指す言葉です。簡単に言うと、勝てば自分のチームが勝ち点3を得るだけでなく、相手が勝ち点3を得るのを防ぐことができる試合のことを指します。
通常、リーグ戦では勝利すると勝ち点3が加算されます。しかし、6ポインターでは自分が得る3ポイントと、相手が得られない3ポイントを合わせて「6ポイント分の価値がある試合」と考えられるのです。
例えば、あるリーグで勝ち点40のチームAと勝ち点38のチームBが対戦するとします。この試合でBが勝てば、Bは勝ち点3を得て41点になり、Aは勝ち点を増やせず40点のままになります。つまり、BはAを抜いて順位を上げることができるのです。このような試合が「6ポインター」と呼ばれます。
この試合をプレビューします。
現在の順位
名古屋は現在16位。
まだまだ下位ですが、勝ち点3が取れれば状況も変わってきます。
目の前の一戦を全力で戦ってほしいと思います。
両チームの出場停止選手
両チームともに出場停止選手はいません。
名古屋グランパスはシュミット・ダニエル選手は肉離れですので、だいたい4週間から2カ月の間くらいだと思われます。はやくて6月頭、遅いと7月に入ってしまうかもしれません。
河面旺成選手は軽い怪我があるようで、引き続きスターティングメンバーからは外れるのではないでしょうか。またマテウス・カストロ選手が練習にいなかったという情報もあります。
アルビレックス新潟は目立った怪我人はいませんが、虫垂炎の秋山裕紀選手は欠場見込みです
両チームの予想布陣
☆ 名古屋は長谷川監督が試合前日インタビューで選手のコンディションに関して言及していることもあり、前節から入れ替えがあると予想します。マテウス・カストロは欠場濃厚の報道が出ています。
☆ 新潟は前節で勝利していることもあり、先発出場選手は変更せず、早め早めの選手交代で攻守両面の強度を維持するのではないかと予想します。
【参考】Jリーグの公式サイトに各ポジションの名称、役割が解説されているページがあります。サッカーではポジションの名称にバリエーションが多いのでよろしければ読んでみて下さい
なおセンターハーフは英連邦系の国ではセンターバックを意味するため、上記サイトと異なり、グラぽではセントラルMF(CMF)として表記しています
名古屋グランパス
基本布陣は3-4-2-1(3-4-3)と予想します。
- GK:ピサノアレックス幸冬堀尾(こうとほりお)と予想。
- DF:原、三國、佐藤の3バックと予想。
- MF:CMFに稲垣と椎橋、WBに中山、徳元と予想。
- FW:シャドーに和泉と森島、CFにユンカーと予想。
アルビレックス新潟
選手配置は4-4-2と予想。
- GK:吉満と予想。
- DF:CBにジェイソンゲリアと舞行龍ジェームズ、SBに藤原、堀米と予想。
- MF:CMFに新井と星、SHに小見、奥村と予想。
- FW:CFは長谷川、谷口と予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】ボール保持される時間帯でもDFラインが踏ん張れるか
☆ アルビレックス新潟はパスワークで相手チームの守備陣を崩す戦い方をするチームです。今年は少し戦い方を変えていたようですがここ数試合原点回帰の方向です。
☆ ボールを奪えばドリブル突破からのカウンター攻撃もありますが、ゆっくり攻める局面でもCMFを中心に相手チームの選手を動かし隙を突くのが上手く、要注意です。
☆ 前線からのハイプレスは昨シーズンほど圧が強くありませんが、ボールを奪った後に簡単に前へボールを蹴り返すような状況では新潟の思うつぼ、ボールを保持され続ける展開になるでしょう。
☆ 小見、奥村を中心にドリブルでボールを運べる選手がおり、特にカウンター攻撃を受けた時のドリブル対応は注意が必要です。
☆ 昨シーズンに引き続き、本日の試合も新潟がボールを握り名古屋の選手が自陣ゴール前で耐え忍ぶ時間帯が長くなると思われます。サイドの攻防で後手に回るとサンドバッグ状態でシュートを打たれ続けてしまうでしょう。
☆ 名古屋は受けに回りボールを受けに来ない選手が続出すると、守備陣はパスコースが無く苦しくなります。6ポインターですし、名古屋の選手たちには積極的にパスを受けて欲しいと思います。
【守備面の予習】
新潟は昨シーズンほどのパスワークの華麗さはありませんが前節は泥臭く戦い勝利しています。名古屋の選手たちも球際で負けず無失点で抑えてほしいと思います。
【攻撃面】新潟のカウンタープレスの回避がどこまでできるか
編注:カウンタープレスとは、ボールを失った瞬間に素早くプレッシャーをかけて、相手に自由を与えず、すぐにボールを奪い返す戦術のことです。
サッカーでは、攻撃から守備へ切り替わる瞬間が最も危険です。ボールを失った直後、相手は守備が整う前に速攻を仕掛けるチャンスがあります。そこで、相手が反撃する前にすぐにプレッシャーをかけて、ボールを取り返そうとするのがカウンタープレスの考え方です。
☆ 今年の新潟はDFラインが低めの位置取りをしていることが多く、FootballLabのデータでも被攻撃回数がリーグ4位です。前節ほど名古屋が攻め込むことが出来る回数は多くないかもしれません。
☆ 逆に非チャンス構築率は16位と下位であるため、攻め込むことが出来ればシュートまで持ち込むことは出来そうです。名古屋の選手たちには前節に引き続き、シュートを積極的に打ってほしいところです。
☆ 名古屋が新潟からボールを奪ったら、次は新潟の強力なカウンタープレスが襲ってきます。球際の強度で負けず、このカウンタープレスを回避できるかが攻撃回数を増やすカギになると予想します。
☆ カウンタープレスを回避して攻め込むと、新潟の守備陣は自陣ゴール前に素早く帰還し守備ブロックを構築します。新潟の高い位置取りをしているDFラインの裏を取り、守備ブロック構築前にシュートまで持ち込みたいところです。
☆ ボールを前線で受けてくれる山岸のポストプレー、走るスピードならユンカー、中山と攻撃陣の特徴を生かしたチームで意思統一された攻撃を改めて見せてほしいと思います。
【攻撃面の予習】
細々書きましたが、前節に引き続き攻め続ける名古屋グランパスを見せてほしいと思います。
おわりに
本日は雨天予報がなくなり、降水確率20%、曇りが予想されます。
雨と思って尻込みされていたかたも豊田スタジアムに駆けつけられる方は是非名古屋グランパスの選手を後押ししてほしいですね。
Never give up for the win!
良い試合になりますように。
【参考】
スタジアムに直接応援に行けない方は是非ファンスタで探してスポーツバー観戦を!