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【ニュース解説】【仮説と事実】名古屋グランパスの6月補強は? #グランパス #grampus

アルビレックス新潟戦が終わり、J1リーグは38試合中19試合が終わりました。

まだギリギリとはいえ降格圏から脱しており一息ついた・・・と思いきや、衝撃的なニュースが飛び込んできました

名古屋グランパスが初夏の移籍シーズンに「アタッカー」を補強するというものです。

> 「バロテッリじゃないよ」と元イタリア代表FWの名を挙げておどける

と冗談めかしているのは、フェイクニュースでバロテッリ獲得やハ・チャンレ復帰を報じたWebメディアへの牽制と考えていいだろう

ただ、なぜいまアタッカーの補強なのだろう?

【事実】現状の整理

現在名古屋グランパスに所属するアタッカーは以下のような感じです

  • トップ下タイプ:和泉竜司・森島司
  • 右シャドー:マテウス カストロ・菊地泰智・浅野雄也・榊原杏太
  • 左シャドー:(和泉竜司)(永井謙佑)(森島司)鈴木陽人
  • トップ:キャスパーユンカー・永井謙佑・山岸祐也・杉浦駿吾・イーブス

計12人も居ます。さらに期限付き移籍で貸し出し中として左シャドー:倍井謙、右シャドー:甲田英將がいます。

12人中鈴木陽人・杉浦駿吾・イーブスは育成枠と考えても9人います。人数が足りないということは考えられませんでした。「シーズン開始前は。」

ただシーズンを開始してみると状況は異なりました。

トップのユンカー・山岸が不在、マテウス カストロと森島司も万全ではないという状況です。

シャドーも下記記事の事情で森島司を90分使えない・マテウス カストロも調子が出てこなかったっていうことは影響が大きかったでしょう

しかし深刻だったのはトップの人材不足です。

トップを永井謙佑36歳と、タイプ違いの浅野雄也・マテウス カストロで回すしかなかったことは、チームがうまく行かない要因と言って良いでしょう。

【仮説】上記の現状を踏まえて強化部はどうするか?

勝利なし記録を更新した3月15日の時点で、SNSでは「補強しろ」の声が嵐のように吹き荒れていました。やはり難しかったのはGKとトップの人材不足です。誰がどう見ても不足は明らかなのですが、難しいのは補強したあとで選手が戻ってきてしまった後です。

怪我から戻るまでなんていう都合のいい期限付き移籍はできません。獲るか、獲らないかです。

ならどうするでしょう?

でもその時点でユンカーと山岸の復帰の見通しは立っていませんでした。

杉浦駿吾を交代起用している状態ですから、そりゃ獲得する方向に舵を切るでしょう。

【事実】どんな選手を獲得するのか?

キャスパーが復帰する前は補強はマストでした。

キャスパーが復帰した時点でも長谷川健太監督にとってはパトリックの枠(身長が高いフィジカルが強い枠)が不在と考えているようです。

赤鯱新報インタビューで「パトリック役が不在」と語っています

そのため、補強する選手はパトリックタイプの選手になる可能性が高いです。

【事実】名古屋グランパスの付き合いのある外国籍選手の事務所

外国籍選手を獲得するには、エージェントとの関係性が重要です。名古屋グランパスは3つの事務所と関係を持っています。

まずマテウス・カストロの契約しているスポーツソリューションインターナショナル。かつては名古屋といえばスポーツソリューションインターナショナルと言えるくらい蜜月の事務所でした。しかしジョーの問題があり、一時期は契約中のミッチとマテウス・カストロ以外、新規の契約をしないなんていう時期が続きました。5年ほどその時期が続きました。去年のカラバリ、今回のマテウス・カストロの復帰で徐々に関係性が復活しつつあります。

スポーツソリューションインターナショナルはブラジルをはじめとする南米に強い事務所です。

スポーツソリューションインターナショナルはいま、いろんな意味で忙しそうです。あまり新しい選手を探す余裕はなさそうです。

LEFT SPORTS。イーブスが契約しているところです。現在紹介できる選手はいなそうです。

キャスパー・ユンカーが契約しているエリートコンサルティング。ここはあまりJリーグに強くありません。

結局、稲川さんのスポーツソリューションインターナショナルに頼るしかなさそうです。

【事実】国際移籍にはタイムラグがある

昨年のカラバリの獲得を思い出してください。

カラバリの獲得がきまってから、手続きやビザの獲得を行っている間に徳元悠平が獲得できてしまい、結果カラバリが浮く感じになってしまったということがありました。

【仮説】本当にいまFW補強は必要?

前述の通り、ユンカーと山岸が万全になればムダになる可能性もある補強です。

ベンチに置けるFWは山岸・永井・森島・菊地といたらこれ以上ワクはとれません。

ムダになるかもしれないと思いつつ全力で、とはなかなかいかないのではないでしょうか。

実際、キャスパー・ユンカーと山岸祐也が帰ってきた今、彼らを差し置いて出場できる選手なんて、ものすごく高価値な選手ですので、当然お値段も高いです。そしてどこのチームでも主力です。そんな選手はなかなか獲れません。

現実を見ましょう。

そもそも、名古屋グランパスはそこそこ人気があります。主にグランパスファミリーのみんなにとっては。

でも誰もが憧れるチームではありません。高価値な選手がお金とか関係なく来たいとなるチームではないわけです。

ビッグネームがお金以外の理由で名古屋グランパスに来るという理由はありません(断言)

しかし名古屋グランパスの売上規模は21チーム中、9位です。そこまで予算があるわけではありません。

まず大きな制約は予算。そしてその予算内で獲れる選手を、ということになりそうです。ある意味ムダになるかもしれない選手にそこまで全力で、とはならないと思われます。

キャスパー復帰、2連続先発などもあり、山岸が1G1Aがあった今ですが、今更「要らない」とか言うわけにもいかないので、いったんエージェントの提案した選手を見てみよう、という状態なのでは?と考えられます。

【予測】カラバリの時と同様に、既にある程度契約は決まっている?

ビザなどは最大1ヶ月、短くとも2週間程度かかるはずですので、この短い補強期間では既に動いていないと来日・契約まで持ち込めません。ということで既に仮契約までは済んでいると思います。

完全新規と思われるので、どんな選手が来るのか保証できない感じだと思います。

こういったことを書くと「また無駄遣いして」と言う人もいそうですが、正解だけを選び続けることなんてできません。逆に期待を大きく超える選手がくる可能性もあります。

ですので、まずは見てみましょう。

是非どんな選手でも歓迎しましょう。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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