はじめに
コンウェンですこんにちは。やりました連勝です。しかも二試合続けていい内容で完勝。さらには天皇杯もしっかりと勝ち進み、さぁリーグ後半戦だミニレビュー&ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第19節レビュー
第19節の名古屋とアルビレックス新潟戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
前節に続きデカいグラフです。素晴らしい。クロスドリブルが高くそこからチャンスを作れており、大事なシュートもしっかり撃って高数値。新潟にはドリブルからチャンスを作られているもののそれ以外はしっかりと低く抑えて完勝。ナイスゲームでした。
シュートも20本を記録しゴール期待値も2以上と素晴らしい数字です。枠内は4本とシュート本数に対して考えるともう少しといった感じではありますが、うち3本が決まっているわけで、よしとしましょう(えらそう)。チャンス構築率も18.7%と非常に高くなっており、シュートで終わる攻撃ができていていいですね。クロスも15本と多めの中成功率26.7%と4本に一本はつながっており、いい感じです。
一方の新潟の攻撃に対してはシュート6本(枠内2)、チャンス構築率5.7%のゴール期待値0.276とほぼ完ぺきに抑えられていた事がスタッツにも表れています。30ライン侵入やペナルティエリア侵入の数値はそんなに変わらないことから、また、シュート位置もほとんどペナルティボックス外からでポイントを押さえ、いい位置でシュートまではもっていかせない守備ができていたことも読み取れます。
個人CBP
個人CBPを見ていきます。パスCBP。原、椎橋、稲垣、佐藤がランクイン。両外側のCBと中盤の二人がランクインしており、攻撃に参加すべき選手がしっかりと押し上げて前でプレーできていることが読み取れます。特に原はとても調子がよさそうで、随所でいい判断いいパスが出ていました。
クロスCBPは稲垣と徳元。この稲垣って選手はほんとにどんなスタッツにも顔出しますね…。超人です。徳元は相変わらず左サイドからいいボールを供給してくれています。
ドリブルは相変わらず元気な永井と、ついに今季初得点の山岸がランクイン。一方新潟は積極的な仕掛けで名古屋の守備を困らせた小見が全体1位、この特別登録期間で柏への電撃移籍がありましたが、まだまだ苦しませてくれそうです
シュート全体1位は驚異のおちつきで先制弾を沈めてくれた俺たちのキャプテン和泉。続いて森島、山岸、ストライカー稲垣と続いています。新潟はここでも小見がランクイン。
奪取CBPは椎橋稲垣の名古屋不動の中盤二人がランクイン。この二人が奪取を稼ぎ、攻撃系CBPにも顔を出している以上、何も怖いものはありません。稲垣が派手すぎて椎橋が霞みがちですが、実は今の好調名古屋を支えているのは椎橋なのかもしれません。
ということでまさかの2試合連続でデカグラフでの勝利。デカけりゃ勝てるわけじゃないけどデカいに越したことは無い…でも名古屋は大体物足りない、そんな感じでこの一年半まとめてきましたがこんな試合を続けてくれるとまとめてきた甲斐があるというものです。
第20節プレビュー
第20節ヴィッセル神戸戦のプレビューです。
名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
全体的にJ平均程度のきれいなグラフ、ただし奪取が高めとなっています。
Team Styleの指標で目を引くのは攻撃セットプレー。得点パターンを見ると得点の40%近くをセットプレーから叩き出しており、安易にセットプレーを与えないように注意です。またポゼッションが低く、ショートカウンターが高い値になってます。得点パターンもセットプレーからと並んで高いのが短いパスからの攻撃となっており、自分たちでボールを支配するというよりも、高め位置での守備からカウンターで襲い掛かる形が得意と見えます。高い位置で奪われ、ショートカウンターで一気に攻める形で沈められないように変な位置でボールを失うのは厳禁です。
Chance Buildingで特徴的なのは被シュート、被チャンス構築率の数字の良さです。こちらも前述のとおり、シュートを打たれる前に前で奪って攻撃につなげるスタイルからきているものと考えられます。
個人CBP
個人CBPを見てみます。値が全体的に高いのは左WGが主戦場の佐々木。攻撃に関する値がほぼすべて高く、攻撃のキーマンです。ドリブルの値が高く注意すべきなのが宮代で、奪われ剝がされで一気にピンチにならないようにきっちり抑えておきたい選手です。あとは大迫、扇原など説明不要のビッグネームも多く在籍しており、手ごわい相手なのは間違いありません。
最後に
ということで苦しかった序盤から、けが人も戻り、見違えるような試合を見せてくれるようになった名古屋グランパス。このままどんな相手にもここ数試合のようないい試合で上位を目指してくれることを期待しつつ、引き続き応援していきたいと思います。それでは。