ロボット「どうもロボットでス」
記者「どうも記者です」
ロ「引き分けでしタ」
記「いやーこの内容で勝てんのかい! という試合だったような」
ロ「この内容で勝てんのかい! という試合で最近負けまくっていたのですガ」
記「うっ……脳が痛ぁぁぁぁい……脳みそがはちきれそうだぁ!」
ロ「ゴステロというかレイズナーネタはアラフィフ以上とスパロボ大好き民にしか通じないのでハ?」
記「誰がおっさんだこのロボットめ!」
ロ「正気に戻っテ!👊」
記「ちょっと! ロボット三原則ってもんがあるでしょ!」
ロ「第一原則 人間に危害を加えてはならない、第二原則 第一原則に反しない限り人間の命令に従う、第三原則 第一・第二原則に反しない限り自己を守る」
記「👊は第一原則に違反しているのでは」
ロ「そもそもロボット三原則自体、アイザック・アシモフが勝手に提唱したものなのデ」
記「そういう開き直り方するんだ……」
ロ「うるさい記者ですネ……」
記「は、話を試合に戻して! 順番に振り返って行きましょう」
ポジション名 | 名古屋グランパス | 清水エスパルス |
GK(ゴールキーパー) | ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾 | キムスンギュ |
CB(センターバック) | 内田・藤井・佐藤 | 森重・ショルツ |
SB(サイドバック) | ー | 安斎・バングーナガンデ |
WB(ウイングバック) | 中山・森 | ー |
CMF(セントラルMF・ボランチ・センター) | 森島・稲垣 | 東・常磐 |
IH(インサイドハーフ)・シャドー・トップ下 | 和泉 | ー |
SH(サイドハーフ)・WG(ウイング) | ー | 俵積田・野澤 |
FW(フォワード) | 山岸・永井 | 山下・長倉 |
ロ「スタメンを見ると、今シーズン初の佐藤藤井内田のスリーバック」
記「藤井は移籍復帰2戦目なので今シーズン初なのは当たり前では」
ロ「チュイーン👊」
記「ゲフゥ」
ロ「キックオフ後、とりあえず後ろから繋ぐというよりもロングボールを山岸永井へ放り込め! というグランパスでしタ」
記「リスク管理をしていこうという雰囲気でしたね」
ロ「立ち上がりいきなりそんな形からけっこう前線にパスもとおり、はてさてこれはイケるのでは? との雰囲気もやんわり漂っていましタ」
記「先方のSBが攻守両局面で割と『浮いて』いたので、CBとのあれこれを制しさえできれば! といった感じの」
用語解説:サッカーで「選手が浮く」というのは、マークされていない状態、つまり相手の守備から外れて自由にプレーできる状況を指す。捨てているという言い方をすることもある
ロ「こちらの守備時では基本的に相手SBを捨てていたので、そこから効果的な前進をされると割と危なかったのですが、あんまりなかったですネ」
記「グランパスのほうが前プレ気味ではあったものの、基本的にお互いにブロック組んでボールを絡め取ろう! という感じでした」
ロ「グランパスでは相手のCMFがボール受けに降りたところで前プレに行くというお約束はあった雰囲気でしタ」
記「相手キーパーまで詰めて、意外と、あわや! というシーンもありました」
ロ「それはそうと、お互いにネガティブ・トランジションがやんわりぁゃしぃのでカウンター気味の攻撃でまあ前進できル」
用語解説:「ネガティブ・トランジション」とは、自分のチームがボールを失った瞬間に守備へ切り替えることを指す。例えば、攻めているときにパスをカットされたり、ドリブルで奪われたりすると、その瞬間から相手の攻撃が始まる。この「攻撃から守備に切り替わるタイミング」がネガティブ・トランジションである。
記「やめろよ……」
ロ「たいへんもうしわけございませン」
記「そして先方としては、前線に放り込むと言うよりも基本的には後ろからしっかり繋ごう! という雰囲気。グランパスもそれをそんなには前から捕まえに行かなかったですね」
ロ「それがボール支配率にわかりやすく表れていましたネ」
記「前半のグランパスボール支配率は40%くらいでした」
ロ「基本的に、相手からボールを取り上げてやろう! という戦いぶりではなかったということでス」
記「まさに戦い方の変化というか、この試合では最近の試合と比べてちょっと後ろに重ためというか3バックは3バックとして可変せずに振舞ってましたね」
ロ「4バック化しませんでしたネ。内田が攻守に効いていたことの結果として、瞬間的に2バック化していたりもしましたガ」
記「横パスからのスプリントとか細かい話は色々あるんですが、ザックリ言うとグランパスはカウンターから良い感じに攻めることができていたので、攻撃面ではこんなもんじゃなかったでしょうか」
※ 53分の内田宅哉が相手ゴールライン際まで上がってクロスを上げたシーンは圧巻でした
ロ「対する先方も基本的な形をあんまり崩さない感じでわかりやすかったでス」
記「グランパス守備はそれなりに機能していましたよね」
ロ「だからこそ前半の内に先制したかっタ……」
記「というか2点取りたかった……」
ロ「典型的な、最少得点だとこういうこともあるさという試合ニ」
記「守備が苦しい時に攻撃で時間を作れるようなね、木村に期待ということかもしれませんが」
ロ「タスクの整備や意識などは徐々にできてくるはずなのデ」
記「決して悲観的に捉える必要はなかった試合だと思ってます」
この試合の良かったところ
- まずは藤井がフル出場できたこと。いや今日の藤井のプレーぶりからして三國だったらどやねん? と問われるとそこまで差はなかったかもしれませんが、コーナーにならないようにしっかりコントロールしたりとか、しっかり縦パスを刺しに行くとか、なんだかんだでちゃんと欧州で成長してたんだなあ……と暖かい気持ちになりました。
- 佐TOYOTAは今日は「良い」感じでしたな。これを安定的にやって欲しい。まあ今日はビルドアップをそんなやっていこうぜという雰囲気でもなかったので、左にいることのデメリットがあんま無かったことは大きかったかもですが。
- 森島ツカサがさりげなくCMFとして着々と階段上ってる感あり。攻守に効いておりこれは椎橋(とカトゲン)ヒヤヒヤしているのでは。
- 少なくとも連敗が止まり勝点1をゲットしたこと。
この試合の(´ε`;)ウーン…
- 堀尾くんはよーく反省して楢崎コーチに教えてもらってください。君には未来がある。
- 全般的に悪くなかっただけに2点目がね……永井と木村のシュートのどっちかが枠内飛んでれば!
- (余談)ウチの妻氏、DAZNがハーフタイムショーのマツケンサンバを流さなかったことに文句を言ってました(無茶言うな)。
最後に
ロ「残念ながら勝利には届きませんでしたガ、少なくとも連敗は止まりましタ」
記「最低限!」
ロ「その最低限こそが熟成されてきて魅力のある場所に仕上がることもありまス!」
記「何の話ですか」
ロ「スタメンと戦い方との微調整があって、とりあえず勝点を拾う雰囲気になり、そして一応は結果が出たというこト」
記「なるほど」
ロ「この勝点1が良い意味で効くことを祈りましょウ」
記「ファイト一発!」
ロ「おあとがよろしいようデ」
記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」
ロ「To Be Continued……」