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そら文句言う人もいるわなあ、と思わず真顔になった件 #やわらかめコラム #grampus L0358

はじめに

忍者「どうも忍者です」

忍者

記者「どうも記者です」

記者

忍「始まりました. 2026年。皆さんお元気でござるか? ニンニン」

記「戻ってくる選手いれば出ていく選手もあり。出会いと別れの時季ですね」

忍「心の痛みにはある程度の慣れがあるでござるけども、別れの辛さが無くなるわけでもなく」

記「むう」

忍「などと、ただ感傷に浸っていても仕方ないので、昨シーズンまでの振り返りをしながら今シーズンに期待することを考えてみようというのが本記事の狙いでござる

記「『J1優勝に足りなかったこと』でやっていたような内容でしょうか」

忍「その、もうちょっと細かい版でござる」

記「どうなるか見てみましょう」

トランプ大統領 画像出典ANNニュース
トランプ大統領 画像出典ANNニュース

忍「記者のトランプ化が留まるところを知らないでござる」

記「誰がアメリカ大統領ですか」

忍「(無視して)さてマッシモ監督時と長谷川健太監督時、それぞれに次のような言説が散見されたでござるな」

マッシモさん時

  • 勝ってるからそれで良いんだ! 結果が全て!
  • 勝ってるけど面白くない。守備的すぎる。
  • 洗練された守備戦術は興味深い。面白くないとか言う奴はサッカーを見る目が無い。

長谷川さん時

  • 人柄はともかく勝てないサッカーは嫌い。
  • 勝てないので解任して欲しい。変に勝たれて延命されても困る。
  • とにかく面白くない。試合結果はチェックするけどリアタイであんまり見てない。

記「そういうことを言う方が一部いらっしゃったということで、もちろんグランパスファン・サポーターの方全員がそうという話ではありませんし、特定の誰かの発言ではないことにご注意ください」

忍「何を言いたいかというと、要するに『勝ち』を重視する方、『面白さ』を重視する方、もしくはその両方を重視する方がそれぞれいらっしゃるということでござる」

記「両方とかなんて贅沢なという感じですな」

忍「基本的にお客様はワガママな存在でござるから……」

記「ゲフンゲフン……勝敗は結果なので『勝ち重視』と言われてもなんやねんという気にもなりますね」

忍「つまり、勝つ可能性が高いと思わせてくれるサッカー・監督が良い、ということでござろう」

記「それはどう判断するんでしょうか」

忍「色々な方がいらっしゃるでござろうけども、最もわかりやすくかつ皆さんが暗黙に判断材料にしているのは『直近の結果・調子』ではなかろうかと」

記「直前の1試合だけということもないのでは?

忍「当然、直近の数試合でござるよな」

記「ははあ、直近5試合の勝ち負けとかですか、そしたら

忍「然様。というわけでここからはごく簡単な数字でマッシモさん時と長谷川さん時を振り返ってみるでござる」

記「数字というだけでイヤーンとなる方もいらっしゃるのでは

忍「しかし最低限の説得力を持たせるために数字は必要不可欠なので、何とかお付き合いいただきたいでござるよニンニン

キチンと学びたいかたは、移動平均の考え方を記事末尾にデスクが追記した!

勝点を直近5試合の移動平均で振り返る

記「直近5試合の移動平均……? すみません、ちょっと難しそうな言葉が出てきましたね。

忍「すまぬ。簡単に言うと『直近5試合の調子の平均値』でござる。
サッカーでは、例えば1試合だけ4点取って大勝することもあるでござるが、その前後が0点続きだと、チームとしての勢いは停滞していることになるでござる。

故に、この移動平均を使うと、1試合の結果に一喜一憂するんじゃなくて、チームが今『上り調子なのか、停滞しているのか』というサポーターの体感に近いところが可視化されるのでござる

記「なるほど。つまり、あの時感じていた『なんか最近、勝てる気がしないな……』っていうモヤモヤが表されるということですか」

忍「そのとおりでござる。そして、比較対象がなければわかりづらいので、勝点いくらくらいならだいたい何位くらいみたいなものをハッキリさせてみるでござる

記「というわけで、直近2シーズンから数字を読むと、こんな感じになりました」

過去2シーズンの、その順位クラブの1試合あたり勝点(最終勝点÷38)つまりどういうことだってばよ
1位1.95優勝勝点ペースで「勝てない」と言う人はいない(いたら頭おかしい)
5位(これ以上ならACL~優勝争いライン)1.70「勝てない」と言う人はほぼいないはずの勝点獲得ペース
10位(トップハーフ=中位の上の方ライン)1.37グランパスの伝統的に妙に落ち着きを感じるあたり。この辺から「勝てない」と言い出す方がやんわり出てくる。
15位(これ未満だとガチ残留争いライン)1.12グランパス方面に限ると、二桁順位になると「勝てない」「監督替えて」と言い出す方がかなり出てくる印象

忍「そして、それらに対してマッシモさん、長谷川さんの勝点移動平均をグラフ化したのがこちらでござる

フィッカデンティさん・長谷川さんの直近5試合勝ち点移動平均推移
フィッカデンティさん・長谷川さんの直近5試合勝ち点移動平均推移

記「横軸が消化済試合数、縦軸が獲得勝点の5試合平均ということで

忍「チームがどのくらいの順位争いをしていたのかわかりやすくなったでござろう」

記「こうして見るとマッシモさんはけっこうスタートダッシュ型だったんですね」

忍「いかにもイタリアのプロヴィンチャな、シーズン頭にコンディションのピークをまず合わせて、途中でコンディション下がって、最後に盛り返して、というやつでござるな」

記「全体的には『中の上争いペース以上を維持』という感じで、そりゃ見てる我々も何となく安心できるわけですね」

忍「対する長谷川さん、4期平均でシーズンの3分の2くらいは『中の下~残留争い』という感じだったわけで、そりゃブーブー言う方も発生してしまうよな、という感じは正直あるでござる」

記「せめて『中の上争いペース』の期間がもうちょっとあればなあ、ですね」

面白いサッカーを得点の移動平均で振り返る

忍「面白いサッカーというのも人によって意見が分かれがちな概念でござるけども、ここは単純化して『得点がたくさん入るサッカー』ということにしてしまうでござる」

記「ちょっと乱暴な気もしますが、ここは話を単純化するためにお付き合いください」

忍「その前提で、『たくさん』と言うのは相対的な概念でござる故、『得点数が上位25%以内、つまりリーグ5位以内』と仮に定義してみるでござる」

記「そうすると、直近2シーズンでのリーグ得点5位の平均は59得点となり、1試合あたり1.55点ですね」

忍「つまり、それ以上のゴールペースなら『面白い』と言えるのではないか。実際どうだったでござろうか」

直近5試合の「得点」移動平均推移
直近5試合の「得点」移動平均推移

記「うーん……こ、これは」

忍「なんとビックリ、長谷川さん平均で『面白いサッカーなはずの得点ペース』に掠りもしなかったでござる」

記「こりゃ面白くないと言う方がいたのも納得せざるを得ないところもあります。
冷静に見るとマッシモさん時代もスタートダッシュと最後を除いてまあまあアレな得点ペースなので、勝ってるけど面白くないと言う評価自体は仕方ないところもあったのかも」

最後に

忍「マッシモさん、長谷川さんの時代は得点移動平均が高くないぶん、逆説的に言えば「1失点した瞬間に、引き分け以下で終わる確率が一気に高くなる」のでござるよ。
サッカーはそもそもロースコアで、1点の価値が大きいからこそ先制点が重要、それは分かっていても、つい文句を言ってしまった人たちの気持ちも、正直わからざるを得ないなあ……と、思わず真顔になってしまったでござる。」

記「そういうわけでミシャさんに求めることとしては『5試合平均で1.6ゴール以上の得点数』になるんでしょうね」

忍「攻撃的と言われるミシャさんでも、それだけの得点数を達成したシーズンはほとんどないでござる。ただし、あくまで過去実績としてはマッシモさんよりも長谷川さんよりも得点には期待できる監督と言えるでござろう」

記「あとは得点以上にちゃんと守れることなんでしょうね」

忍「得点した以上の失点数ではもちろん勝てないのでござる故」

記「仕組みと選手の質とで、何とか頑張って欲しいところです」

忍「おあとがよろしいようで」

記「それではまた明治安田J1百年構想リーグでお会いいたしましょう」

忍「ニンニン🥷🥷🥷」

用語解説:移動平均:

勝ち点推移を「移動平均」で見る意味は、ひと言でいうと “調子のブレをならして、チームの実力トレンドを見やすくする” ためです。

そもそも移動平均って?

たとえば「直近5試合の勝ち点」を毎試合ごとに平均していく見方です。

  • 直近5試合で 勝ち点が 3,0,1,3,3 なら合計10 → 平均2.0
  • 次の試合が終わったら、いちばん古い1試合を外して、また直近5試合で平均する
    …みたいに、窓(5試合など)をずらしながら平均を取り続けます。

移動平均で見ると何が嬉しい?

1) “たまたま”を弱めて、地力の変化が見える

サッカーは 退場・PK・相手の決定力・VAR・日程 みたいな偶然要素で、勝ち点が上下しやすいです。
移動平均はその上下をならすので、「運の波」より “最近の安定感” が見えやすくなります。

2) 連勝・連敗のインパクトを“適正サイズ”で測れる

単発の連勝/連敗って印象は強いけど、実力が変わったのか、波なのかは別問題。
移動平均は「数試合単位での平均得点ペース」に変換するので、

  • “今、勝ち点が積める状態が続いてる”
  • “悪い時期が長引いてる”
  • “持ち直してきた”

みたいな “流れの本体” を見やすくします。

3) 比較がしやすい(監督交代・補強・怪我の前後)

「交代前は5試合平均が1.0だったのが、交代後は1.8になった」みたいに、
出来事の前後で チーム状態の変化 を説明しやすくなります。

逆に、移動平均の注意点

  • 反応が遅い:急に良くなっても、平均はしばらく追いつかない
  • 窓サイズで印象が変わる
    • 3試合平均=敏感だけどブレる
    • 10試合平均=安定するけど鈍い
  • 相手の強さはならさない:強豪続き/下位続きの偏りは別途考慮が必要

実務的にはどう使うと気持ちいい?

  • まず 「5試合移動平均」 を見る(体感に近いことが多い)
  • もう一段深めるなら 「10試合移動平均」 も併記(地力の確認用)
  • それで「今の勝ち点の波」が
    • 上向き(改善)
    • 横ばい(維持)
    • 下向き(悪化)
      どれなのかを判断する

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