はじめに
前回の記事に対し、RTやリプライで「他にも良い選手がいるよ」という反応があり、意外と反響があって驚きました。折角ですので、追加で何人かご紹介します。
RTやリプライで名前の挙がったストライカー
◎伊藤翔(鹿島)
https://youtu.be/Ul7jf2h5a0Q
184cm/76kg。高さ、スピードを合わせ持っており、かつて”和製アンリ”と呼ばれていました。鹿島で出場機会を減らしていますが、まだまだ実力は健在です。春日井市出身なので名古屋に移籍となれば人気も出るでしょうが、鹿島で全く試合に絡めていないわけではないので、移籍に踏み切る可能性は低いでしょう。
https://www.football-lab.jp/player/900520/
◎ルキアン(磐田)
183cm/77kg。スピードとフィジカルのあるストライカー。かつて素行不良と言われた時期もあったとのことですが、ボールを持っていない時でも献身的に動き回り、サボりません。しかし、磐田のフベロ監督もFWの軸として据えている選手ですし、昇格争いに絡んでいる状況で放出する可能性は極めて低いと思われます。
https://www.football-lab.jp/player/1502748/
◎加藤陸次樹(金沢)
178cm/69kg。名前は「むつき」と読みます。ここまで19戦出場して8得点しており、徳島に移籍した垣田の不在を感じさせない活躍です。ゴール数も素晴らしいのですが、Football LabのデータではパスレシーブポイントがJ2の選手全体で23位。パスの受け手としても機能していることを証明しています。大卒ルーキーでここまで金沢で良いシーズンを送れているだけに、10月での移籍はまずないでしょう。
https://www.football-lab.jp/player/1401505/
置き換えではなく、組み合わせてみませんか?
ここまで何人かの選手の名前を挙げましたが、「”得点できるストライカー”を獲得し、スタメンの誰かと置き換える」という発想でした。しかし、現在の名古屋グランパスはコロナ禍で資金難であるという状況であり、簡単に選手を獲得できる状況ではありません。
そもそもマッシモ監督が”得点できるストライカー”の獲得要望を出しているのは、プレースタイルが似た金崎、山﨑だけではシュートまでのバリエーションが多くない、という事実があるからです。
私個人の意見ではありますが、マッシモ監督は「現状と違う特徴のあるFWを組み合わせて攻撃のバリエーションを増やす」ことに挑戦する時期に来ている。そう考えています。
金崎、山﨑と違う特徴があってFWも可能、となると現在は負傷明けで調整中と思われる青木と長谷川アーリアジャスールが挙げられます。彼らが金崎、山﨑と組んだらどのような違いが出るか考えてみました。
◎青木亮太+金崎、山﨑
青木は174cm/68kg。サイドの選手というイメージが強いですが、CFもできます。彼の持ち味はやはりドリブルによる突破とボールキープ。相手DFラインに青木単独でもドリブルで仕掛けられることができ、ボールキープして味方の上がりを待つ役割も分担できるので金崎、山﨑の負担も軽減されるでしょう。華麗な舞で痺れる日が早く来てほしい。
◎長谷川アーリアジャスール+金崎、山﨑
アーリアは186cm/75kg。長身でポストプレーも上手く、鋭いスルーパスも出せます。また守備ではカバーシャドウも上手い。ポジショニングも気の利く選手なので、2トップ或いはCF+OHの関係性でも攻撃面、守備面両方で相乗効果が出せると期待できます。ここに阿部が絡むとまた違ったボールの引き出し方もできるでしょうし、個人的にはこの組み合わせは見てみたい気持ちがあります。
おわりに
今年はコロナ禍で変則的なシーズンであり、10月に移籍期間が設けられているのも特例。
特殊な状況ですが、タイトルを狙うために補強するのか、既存の選手の組み合わせで今までのマッシモ監督のイメージを覆す采配を見せるのか。
個人的には安易な補強ではなく、後者に期待しています。
現在の守備力はそのままに、現状より少しだけ得点力を上げる。
実現できればシーズン中盤以降も上位争いに食い込むことが出来ると思いますし、長らく遠ざかっている上位も狙えると思います。
期待しましょう。