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2020年J1第17節 ヴィッセル神戸戦ゆってぃのマッチレビュー 相手の良さを消す #grampus #vissel

夜風が涼しく感じた豊田スタジアム。1週間の休養を取った選手達はその風に後押しされ、スタジアムにつめかけた11854人のサポーターの前で輝いた。

スタメン

名古屋のスタメンは前節から3人変更。右サイドバックにオジェソク、右サイドには2試合ぶりにマテウス、左には3試合ぶりに前田が入った。(後述するが初期配置はこのセットの場合はあまり意味がない)

一方でセレッソ戦から中2日の神戸は3センターバックの一角に渡部、ワントップにドウグラスを選択した。

両チームのスターティングメンバー
両チームのスターティングメンバー

名古屋は前線の金崎、前田、マテウス、シャビエルが攻撃時の自由度が高く、神戸は山口、サンペール、イニエスタがフレキシブルに動く。どちらのチームもボールの取り所が見つけにくいチーム同士の対戦となった。

神戸のスペイン人コンビ

サンペールとイニエスタ。とにかくこの2人が名古屋としては面倒だった。引いて構えると名古屋の最終ラインの裏や逆サイドに正確なボールが供給され、かといって当たりに行けば相手のプレーの選択肢を増やすようなエリアを作ってしまう。この中央二枚を囮に降りてきた山口や古橋に安全な形でボールを持たせる。なんとも贅沢なである。

イニエスタの作るスペース
イニエスタの作るスペース

実際は・・・

実際は神戸のやりたいことをある程度封殺できた。それは名古屋お得意の「相手の良さを消す事」を出来たからだ。

神戸は質の高いプレーをベースにチームを作っている。であればその質を下げる動きをすればおのずと相手の城は崩れていく。

神戸の城にヒビを入れたのはオジェソクと稲垣、米本だった。

稲垣と米本は、釣り出されていることを承知で神戸の選手にプレッシャーをかけ続けプレーを制限し、尚且つ抜かれても、剥がされて転ぼうが最後までしつこく付きまとい相手のプレーの質を落とすことが出来た。

(編注:試合を見返していただくとわかるが、オ・ジェソクが相手を捕まえ続けているせいで、前田やマテウスよりも敵陣寄りにいることも散見されていた。また、前田直輝が守備しているところにまるでFWが下がって行う守備のように前線から戻って守備するオ・ジェソクというシーンもあった)

オジェソクは前田や稲垣、米本の守備の意図を的確に読み取りつつ、パスを予測し強く当たりに行く。ワンタッチで展開させることすら許さないプレッシャーのかけ方と、長年の経験で培った対人性能でサイドバックとセンタバックの間のスペースを使わせない壁を作った。

その結果、神戸は下げてやり直すことが多くなり。名古屋は前線からの守備も噛み合うようになってくる。吉田を筆頭に名古屋の選手のインターセプトが目立ったのもいい形で前から守備を噛み合わせられたからだった。

前進させてくれた神戸

前半から名古屋がボールを持った時に両サイドとも割と簡単に持ち上がる事が出来た。神戸のウイングバックの立ち位置と前後の守備連動が曖昧だった。飲水タイム明けの24分が分かりやすかった。

稲垣から吉田豊へボールが渡ったシーン。DAZNで山口がドウグラスに詰めに行かなくていいというジェスチャーがカメラで抜かれた後の配置がこうだ。

山口蛍がドゥグラスに指示を出したときの選手の位置
山口蛍がドゥグラスに指示を出したときの選手の位置

山口とドウグラスは下がり出しているのに対してイニエスタとサンペールがそれに連動して下がり始めていなかった。

そうなると神戸はウイングバックも含めて5枚で最終ラインのブロックを作って名古屋の選手に対して枚数有利を作ったまま下がればいいのだが、ここで西がマテウスと一緒に下がらずに上がってくる吉田豊に対応しようとする。するとマテウスはすかさず西の裏に動く。それにつられダンクレーを含むセンターバック三枚だけが後ろに引いて行く。

そこで西がサンペールと同じ内側のポジションでパスコースを切ろうとする。そうなると吉田豊の前には広大なスペースが生まれる。有利な1対1が出来る吉田豊は金崎へパス。そこからマテウス、シャビエルのワンツーでシュートまで持ち込んだ。

吉田豊の前に生まれたスペース
吉田豊の前に生まれたスペース

この神戸の守備意識が共有されず、噛み合わなかったことが、マテウスのミドルシュートからのPKや前田の切り込みからのPKにつながる事となる。

取り所を決めて攻撃が始まる名古屋と相手のミスを待たないと攻撃が始まらない神戸決定的な差はここだった。調子が悪い時の名古屋も取り所が決まらない事が多い。やはり、疲労が関係してくるのだろうな。と神戸の選手のコンディションを見て改めて感じた。

パスの違い

勝利した名古屋だが、神戸を見ていて思うことがあった。それは同じ裏へのパスや長いパスでも神戸と名古屋ではパスの基準が違ったことだ。

神戸のパスを出す選手は「受け手が受けやすいようにパスが出る。

名古屋の選手は「出し手がパスを出しやすいように受け手が動く。

届くパスは同じだが、ここまでハッキリ違いが出るのも中々面白かった。

良かった所

  • 自分たちの良さを押し付けてくるチームを相手にしたときに「名古屋の解答」をぶつけられるようになってるところ
  • 米本、オジェソクの試合感覚が戻ってること
  • 前線の選手の献身的な守備(シャビエル、マテウスがあれだけやってくれたら御の字)

心配な所

  • また始まる連戦でコンディションが・・
  • 選手インタビューでも皆が「失点しない」ことにこだわりすぎている事。練度をあげる場所が見当違いになってないか心配。

さいごに

最近は狭いところを崩したり、中央からシュートで終わる場面が増えました。前半戦を終えてやっと形になり始めたグランパス。いい折り返しが出来たので後半戦もこの勢いで行ってほしい所です。

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