はじめに
札幌戦の勝利から中3日。
アウェイ2連戦の初戦、柏レイソル戦は1-0で勝利。
1点先取後の後半20分頃からは防戦一方でしたが、今シーズン2度目のウノゼロで逃げ切ることが出来ました。
【柏レイソル×名古屋グランパス|ハイライト】明治安田生命J1リーグ 第3節 | 2021シーズン|Jリーグ
両チームの先発布陣
ホームの柏は4-4-2の先発布陣。
ネルシーニョ監督は前節から先発出場選手を3人変更しました。
前節2得点と好調なCF呉屋とコンビを組むのは今シーズン初先発のイッペイ シノヅカ。
オルンガは移籍してしまったものの、江坂、瀬川を中心とした両サイドの攻撃は脅威でした。
実際、江坂がボールを保持した場面でいくつか危ないシーンを作られました。
一方、アウェイの名古屋は前節と同じ4-2-3-1の先発布陣。
マッシモ監督は前節から先発を4人変更しました。
少し疲労が見えていたSB成瀬が欠場し、右SBには一対一の守備の強さとカバーリングを持ち味とした宮原 和也が先発出場。
OHには今シーズン初先発の阿部 浩之が入りました。
試合当日の朝、職場でジョーのマグカップを割ってしまい、「名古屋の新7番、阿部ちゃんが得点を決めてくれる予兆では!?」とがと勝手に期待していましたが、芝の状態があまり良くなかったようで本来の輝きが出ませんでしたね。
次回の出場に期待します。
試合内容
SofaScoreのAttack Momentamにも表れていますが、名古屋が1点先取後の柏の猛攻、それを凌ぎ切った名古屋の守備、という観ている側も手に汗握るタフな試合でした。
得点は右サイドからマテウスの左足からのクロス、柿谷のヘディングシュート、キムスンギュの弾いたこぼれ球を稲垣が押し込む形でした。
柿谷は自身の得点はまだ0点ではあるものの、SofaScoreの点数で見ても開幕戦から尻上りに調子が上向いているように見えます。
次回出場での得点を期待したいところです。
SofaScore Yoichiro Kakitani
また、今節は稲垣の得点で辛くも勝利できましたが、稲垣自身は「こぼれ球に反応するのは意外と得意」と試合後のインタビューで語っています。
今節もチーム1位の約12㎞の走行距離で攻守に走り回ってくれましたし、非常に頼もしい漢です。
インサイドグランパス 明治安田生命J1リーグ第3節 柏戦後 選手コメント②
https://inside.nagoya-grampus.jp/inside/detail/?sid=1943&cid=99
一方で芝の状態が良くなかったこともあり、DFラインからの組み立てが難しい試合でもありました。
実際、ボールを繋げないので前方にボールを蹴り出し、柏のDFラインにこぼれ球を拾われ、また攻撃されるというシーンが特に後半は多く見られました。
丸山もその点はコメントしていますし、芝の状態が悪い場合の攻撃の組み立ては反省点と考えます。
Jリーグ公式 試合後コメント
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/031003/trackingdata/#player
とはいっても今シーズンは木本、長澤という守備に定評のある選手を補強できたため、マッシモ監督も手を打つことが可能になりました。
今節も後半25分過ぎからは5バックに変更。
柏の両サイドからの突破も止めることが出来ていましたし、クロスに対しても冷静に中谷、丸山、木本で跳ね返していました。
開幕前に「木本の加入は大きい」と様々な解説者が述べていましたが、彼の実力を名古屋ファミリーに印象付けた試合になったのでは、と私は考えています。
Good(良かった) & More(もっと出来るはず)
- Good(良かった)
- 今シーズン2度目の無失点を達成した守備陣
- 攻守に走るだけでなくゴール前に詰めて得点した稲垣
- 逃げ切り時に途中出場し、更に守備を強固にする木本と長澤
- More(もっと出来るはず)
- 芝の状態が悪い場合の攻撃の組み立て
- コンディションを上げてもっと得点に絡んでほしい阿部
- 途中出場したものの、終始消えていた前田
おわりに
ガンバ大阪戦の中止を挟んで3連勝を達成しましたが、次節もFC東京にアウェイで勝利した神戸が相手。
厳しい日程が続きます。
試合後のインタビューでマッシモ監督が「今日は齋藤(学)を起用することを考えていたのですが、2、3日前の練習で軽い負傷をしてしまったので」としれっとコメントしており、齋藤の怪我の具合が心配ですが、新戦力を含めて序盤の過密日程を総力戦で乗り切ってもらいたいですね。
インサイドグランパス 明治安田生命J1リーグ第3節 柏戦後 監督会見
次節も良い試合になりますように。