はじめに
グループステージ5連勝。
勝ち点15で1位通過という最高の結果を得ました。
コロナ禍の過密日程という過酷な環境で結果を出した選手やチームスタッフには「本当にお疲れ様」と言いたいですね。
そんなグループステージもあと1戦で終わりです。
1位通過も決め、帰国後のリーグ戦も見据えて若手の積極起用を願う名古屋ファミリーも多いと思いますが、ACLのレギュレーションという新たな壁が立ちはだかりました。
2021年ACLグループステージ第5節 JDT戦マッチミニレビュー #grampus #ACL2021 #喋る机 ※2021年7月6日更新
果たしてマッシモ監督はどのような布陣で臨むのでしょうか?
理想と現実
JDT戦のレビューにも掲載されていますが、ここまでDF陣を中心に出場時間が特定の選手に偏っています。
帰国後の初戦がアウェイ鳥栖戦、しかもバブル方式で名古屋から鳥栖までバス移動の見込みです。
主力の消耗を避けるためのターンオーバー、出来れば出場機会の少ない若手を中心にチャンスを与えて欲しいと個人的には考えていますし、名古屋ファミリーの皆さんも児玉や森下、吉田晃のプレーを観たいとか、久しぶりに武田のセービングを観たいとか、様々な期待があると思います。
しかし、ベスト16の対戦相手で川崎戦を回避したい、ホームで試合をしたいと考えると、最終節も勝利し浦項の勝ち上がりを阻止したいという思惑が出てきます。
マッシモ監督も前日会見で
「決して消化試合ではなく、どのような形で勝つかということに選手たちも頭を切り替えていると思う」
と述べており、恐らくターンオーバーや若手の起用は限定的、もしくは考えていないと思われます。
両チームの予想先発
浦項は勝ち点3が必須の状況であるため、前節のラチャブリ戦の布陣をベースに4-2-3-1の布陣と推測します。
10番のカンサンウはここまでフル出場ですが、落とせない一戦であるため、今節も先発出場するでしょう。
前線の選手たちは出場時間を見ても上手くターンオーバーしているため、ラチャブリ戦そのままの布陣であってもスタミナ面で穴になる可能性は低そうです。
名古屋は米本が出場停止、中谷、吉田豊がここまでフル出場している点、マテウスを含め何名か累積警告で次戦出場停止のリスクがある点から、先発メンバーを少し変更すると予想します。
恐らく専門誌や新聞では4-2-3-1の予想が多いと思いますが、ここまで出場機会の少ない阿部、シャビエルのゼロトップ、4-4-2を採用する可能性もあると考えています。
DFラインは中谷に代わって左CBに藤井、左SBは宮原をコンバート、右SBは成瀬と予想します。
左SBは森下も対応可能ですが、今シーズンの起用法を見ると守備面でマッシモ監督の信頼を得られていないようで、もし使われるなら前目の位置、あるいは途中交代であると考えました。
CMFは米本が出場停止のため、稲垣、長澤の2枚と予想します。
個人的希望としてはここに児玉を加えて3枚のCMFとして欲しいのですが…、守備の強度を求めるマッシモ監督がそのような采配をする可能性は低いと考えています。
皆さんの予想布陣はいかがでしょうか?
押し込まれる展開でもカウンターで刺しに行けるか?
前回の対戦では柿谷のスーパーなミドルシュートを含め3得点で快勝しました。
今節は浦項も前半から前掛かりで攻撃してくると思われ、名古屋が粘り強く守備をする時間が長くなると思います。
名古屋がボールを保持する時間は少ないかもしれませんが、カウンターで効率よくシュートまで持っていく回数が増えれば、勝ち越せるチャンスも増えていくでしょう。
期待したいですね。
おわりに
中2日の短期決戦が続いたグループステージも今節で終了します。
グループステージ1位通過という最高の結果を手にしたのものの、ベスト16で対戦する相手がどうなるかわからないレギュレーションにヤキモキさせられている我々名古屋ファミリー。
個人の感想ですが、タイのお釈迦様の掌で転がされている感覚です。
こればかりは他のグループの結果次第なのでコントロールできるものではありませんが、選手に怪我無く、最終節も勝利して良い結果を静かに待ちたいですね。
良い試合になりますように。