自己紹介
初めまして!!
この度グラぽ先生からご依頼をいただきました、ももたろと申します。
まさかこんな機会をいただけるとは夢にも思っていなかったので、大変恐縮でございます・・・(先生本当にありがとうございます・・・!)
簡単ではありますが、まずは自己紹介から!
- 福井県在住のグラサポ。
- 通称:いなしょーお姉さん(フォロワーさん命名)
- 現地観戦など、本格的に応援しはじめたのは2017シーズンから。
- 2020シーズンのユニフォーム・アンセムジャケット大好きマン
- 無類のボランチヲタク➡詳しくはYouTube【Runwayラジオ お悩み相談】で検索してみて下さい(笑)
- 好きな選手はクラブ関係なく応援しています
拙い文章ですが、祥くん(ここでは親しみを込めてそう呼ばせていただきます)への愛は無限大ですので、どうか最後までお付き合いいただけると幸いです。
“名古屋のダイナモ”に魅了されたきっかけ
正直なところ、甲府・広島時代から応援していたとか、そういうわけではございません。むしろ加入して2試合くらい見てから、「なんかとんでもねぇボランチが来たな!?」という感じでした。そして気づけばユニをポチり。
Jリーグは結構ハシゴして観たりしていますが、なぜ今まで気づかなかったのかと・・・
穴があったら、入りたいッ!!!!!!!!!!!
(某鬼を滅するアニメの、目がぎょろっとした人のテンションで)
失礼しました。
忘れもしない2020年ホーム川崎戦・・・シャビの落としをダイレクトで左サイドへ展開した時には、割とまじで卒倒しそうでした。(手元にあったビール缶は倒れました)
その後、先輩に言われた言葉が
「試合中の稲垣の顔出し度は、もはやパリピレベル」。
・・・例えが秀逸すぎて、ニヤニヤしちゃいました。(笑)
今の祥くんからは想像し難いですが、小さい頃は体格に恵まれなかったこともあり、運動量や感覚的な予測に関しては、人一倍頭を使ってプレーしていたそうです。
これについては、グラスタ!のサポーターズインタビューでも
「ここがボランチの良いところ!というのがあったら教えてください。」
と質問した際、
「何かの欠点を何かで埋められるし、それができる1番のポジション。そういうところが自分にも合っているし、魅力です。」
そう答えてくれました。
(今のプレースタイルが確立されるまでのルーツというのは、非常に興味深いものがありますね。)
ここぞという時のタックルやインターセプト、空いたスペースのカバー、先の展開を予測する能力・・・
時には最終ラインまで下がって組み立てに参加しつつ、さっきまで自陣ゴール前で守備に徹していたと思ったら、次の瞬間には相手ゴール前でボールを呼んでいたりなんかして。なんならゴール決めちゃったりして。
もしかして未来から来たの?と聞きたくなるくらいのこぼれ球への嗅覚・反応は、あの佐藤寿人さんにも「完全にストライカーですね」と言わしめるほど。(笑)
ちなみにこれはDAZN観戦限定ですが、一気にカウンターを仕掛ける展開になった時、画面端から猛スプリントで現れる祥くんを見るのが好きです。マニアックすぎますね(笑)
“神出鬼没”というか、いるべきところにいるというか。
そしてそれらを実現可能にする、無尽蔵のスタミナ。
名古屋のダイナモの虜になるのに、そう時間はかかりませんでした。
ただひたむきに「名古屋の勝利のために」走り続ける姿は、まさに“ダイナモ”。
「ボランチは、地味なところでゲームの勝敗に関わることができる。チームの出来不出来にも影響してくるポジションなので、自分が崩れたら、チーム全体が崩れると思ってやっている。そこが魅力です。」
ボランチの魅力について、前項同様サポーターズインタビューで語ってくれた祥くん。
そりゃ“心臓”と言われるポジションだし、まぁそうだよなぁと思いつつも、シンプルに「名古屋の勝利のため」懸命に闘ってくれているという事実が、なんだかすごく刺さりました。
ダイナモ=発電機という意味ですが、プレーについては言わずもがな、どんな状況でも常に前を向いて走り続ける姿は、チームにとっても大きな原動力になっているんだろうなぁと思っています。
(そんな祥君が精神的支柱にしていたヨネのレンタル移籍で、私のHPは3くらいですはい・・・)
なにより自分の評価は二の次であること。厳密に言うと、自分がチームのためにやるべきことをやれば、自身の評価は自然とついてくるということ。
そういう考え方ができる祥くんを、1人の人間として素直に尊敬しています。
「やはり自分自身が求めているものはタイトルで、そこにふさわしいボランチでいたい」
この言葉には、めちゃくちゃ痺れました。
いやしかしですよ、
- 代表デビュー&デビュー戦ゴール(史上35人目)
- ルヴァンカップ優勝、得点王&MVP(W受賞は史上3人目)
- プロキャリア初タイトル、キャリアハイゴール数達成
- チーム内得点王&ランクル賞
- Jリーグベストイレブン選出
・・・2021シーズンに関しては、ちょっと背中で語りすぎじゃありませんか。(笑)
そういうところ、ほんと大好きです(笑)
「祥くんとタイトルを獲りたい」という夢が叶った日
「2021年のルヴァンカップは、“稲垣祥”の大会だった」
そう表現してくれたサカダイさんと、今夜一杯交わしたい気持ちです。(?)
私自身にとっても、祥くんのキャリアにとっても、初めてのタイトルがかかったあの日。
ありきたりかもしれませんが、やはりルヴァンカップ優勝を決定づけた2ゴール目は、この先一生忘れることはありません。
1-0で追われる展開。まだまだ安心などできず、セレッソの猛攻を凌ぐ時間が続く。
1プレー1プレー、呼吸をするのも忘れかけていたその時・・・歓喜の瞬間はやってきました。
学くんとクバが2人で崩し、クバの放ったシュートがGKに弾かれてこぼれる。
そこに祥くんが走りこんできていると分かった瞬間、叫べない代わりに「行けーー!」とばかりに右手を振り上げた私の目には、すでに涙が込み上げていました。
だってめちゃくちゃ苦しそうだったんです。下を向いて、残り少ないであろう体力を振り絞るように走りこんでいったんです。
でもそんな心配とは裏腹に、絶対決めてくれると信じていたんです。
そして走りこんだ先には、“いつも通り”余計な力を抜いて、右足を振りぬきゴールを決める祥くんがいました。
・・・そのあとのことは、正直あまり覚えていません。(笑)
ただただタオマフで顔を覆って号泣していたので、ゴールパフォも全然見ていませんでした。(今となっては勿体なかったなと)
「俺のゴールで勝たせてやるぜ!」みたいな、決して花形といえるポジションではないし、大声を出して鼓舞するようなタイプでもない。
なんせ昔から目立ちたいと思ったことがないし、ゴールへの思いに対しても「いやこれがね~全然無いんですよ(笑)」ってスタンスで。
なんなら自分で「僕の本性は“シルバニアファミリー”なんですよ」とか言っちゃうくらい、いつもどこか控えめな祥くん。
小さい頃からたくさん苦労もしてきて、でも挫けず地道にキャリアを積み上げてきて。
代表初選出の時には、“遅咲き”なんて表現されたりもして。
そんな祥くんが、こんな素晴らしい舞台で、こんな素晴らしいゴールを決めて。満場一致のMVPに選ばれて。
あぁ神様はちゃんと見てくれているんだな~って、素直に思いました。
そしてMVPの表彰時の照れ照れ具合が、なんかこういうインタビューあんまり慣れてませんし・・・って感じで(笑)これまた最高でした。
「引退まで見届けたい」と思える選手に出会えた幸せ
今思えば、サポーターズインタビューでの約20分間は、「“稲垣祥”という1人のサッカー選手を、ちゃんと引退まで見届けよう」と決心した、私にとって本当に本当に大切な時間でした。
「この移籍が正解だったのか、不正解だったのかはこれからの自分次第ですよね。」
加入年のイヤーブックでそう話していましたが、わたしは絶対に正解だったと支持しています。
これから先、どんな困難が待ち受けているかは分からないけれども・・・
祥くんが「不正解だったかなぁ」と思ってしまうことが決してないよう、ずっとずっと後押しし続けていきたいと思っています。
祥くんが1分1秒でも長くピッチに立ち続けること、そして最後の1秒まで、全力で後押しし続けること。それが今の私の生きがいであり、達成すべき目標だと思っています。
(願わくば最後の1秒は名古屋で迎えたいですが、どこにいても駆け付けるつもりです)
「なんか楽しいことないかなぁ」が口癖で、なんとなく毎日を生きているだけだった私。
そんな私の毎日を彩ってくれた、名古屋グランパス。そして祥くん。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、名古屋のダイナモが走り続ける限り、共に全力で走り続けていきます。
※超余談ですが、「人生の9.5割、グランパスで生きています」と言い放った私に対して、「ちゃんと生きてます!?ww」とあの笑顔でガチツッコミを入れてくれたのは、とても良い思いです。(笑)