はじめに
J1リーグが2週間の中断期間に入り、この期間に天皇杯2回戦、ルヴァンカップのプレーオフステージが行われます。
本日は天皇杯2回戦、名古屋グランパスは京都府代表の同志社大学と戦います。
同志社大学は関西学生サッカーリーグ1部で戦っており、年代別の日本代表選手を擁するなど、油断できない対戦相手です。
長谷川監督も
「準備をしていても、先ほども言ったように一旦向こうに火が点いてしまうと止められないぐらい勢いを増してくるので、学生との初戦というのは本当に難しい試合になるのではないかと思っています」
とコメントしています。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
両チームの登録メンバー、1回戦の退場者情報などから予想しました。
https://www.jfa.jp/match/emperorscup_2022/match_page/m37.html
①名古屋グランパス
基本布陣は3-1-4-2と予想。6月4日にルヴァンカップのプレーオフステージを控えており、積極的にターンオーバーすると思われます。
- GK:ランゲラックが負傷中の為、武田洋平と予想。
- DF:3バックは中谷、チアゴ、藤井と予想します。
- MF:アンカーに吉田温紀、IHに阿部と内田、左WBに齋藤学、右WBに石田と予想。
- FW:柿谷、金崎と予想します。
②同志社大学
試合映像をいくつか見た限りでは4-4-2が基本布陣と思われます。1回戦で活躍した年代別代表のGK波多野選手は代表のフランス遠征のため欠場です。
同志社大学も関西学生リーグの真っ只中で過密日程でありますが、年齢が若い選手たちであるのでターンオーバーはほぼせず、1回戦とほぼ同じメンバーで臨むと推測します。
③余談
気持ち的にはこれくらい攻めた起用をしてもらいたいですが、一発勝負のトーナメント戦でここまでの思い切りはできないでしょう。
この試合の見どころ
①前線からのプレスに屈せずにビルドアップできるか
JFAのチーム紹介で、同志社大学は「前線から相手ボールに厳しく体を寄せ、鋭い速攻を見せる」と紹介されています。
https://www.jfa.jp/match/emperorscup_2022/team_detail/26.html
他の試合の映像でも、前線からのプレスからボールを奪い得点するシーンが残っています。
名古屋は誰が起用されるにせよボールを保持する展開が予想され、中途半端なボールの奪われ方をすると一気にカウンターで攻め込まれる展開も増えてしまいます。
前線からのプレスに屈せずにボールを前進させられるか注目です。
②FW陣が得点できるか
直近のJ1リーグの広島戦も無得点で敗れましたが、今後のJ1リーグで上位を伺うためにはFW登録の選手に得点という結果が今以上に必要になります。
長谷川監督はリーグ戦50得点以上を目指すという話をしていました。
名古屋の現在の得点は16試合で14得点、1試合平均で1点に満たない状態です。
残り18試合で36得点するペースでないと50得点は目指せませんし、FW登録の選手に年間10得点以上する選手が2名以上いないと達成不可能な数字です。
本日の試合をきっかけに得点を量産する選手が出て欲しいですね。
おわりに
J1チームでも大学チームに負けてしまうことが度々あるトーナメントですので、勝ちにこだわって欲しいですね。
個人的にはこの試合でリーグ戦に絡む新たな選手が出現して欲しいと思っています。
良い試合になりますように。
おまけ
対戦相手の同志社大学サッカー部についてもう少し詳しく知りたい方は下記のリンクを参考にしてください。
同志社大学サッカー部HP
同志社大学サッカー部Twitter
https://twitter.com/We_are_DUSC
サッカーDB 同志社大学
関西学生リーグHP