永木亮太はどんな選手なのか
中央大学出身。4年生のときの背番号は7をつけており、10番の六平光成(清水エスパルス→ギラヴァンツ北九州)、8番の佐藤謙介(横浜FC→レノファ山口)と中盤3枚で組んでいた。この年の中央大学にはシュミット・ダニエルや大岩一貴(現湘南ベルマーレ)、皆川佑介(現ベガルタ仙台)と多士済々。明治大学には及ばなかったものの、5位と上位につけていた。
ここ2年間はあまり出場機会がなかったためデータでは残っていないが、永木亮太といえばセットプレーと多彩なクロス、パスがウリだ。
現在の出場機会では満足できなかったであろう阿部浩之と遜色ない実力を持つ選手だ。
表は2020年のデータだ。
特徴は以下のポイントになる。
- セットプレーに強みあり
- ロングシュートも上手い
- クロスやパス、ビルドアップも高いレベルでこなす
- ボール奪取の値も高い
2021年にディエゴ・ピトゥカの加入が直接の原因で、さらに相馬直樹監督の就任による方針転換と若返り施策の実行により、信じられないことに出場機会を減らすことになった。
比較として、全盛期(2017年)の阿部浩之のデータも掲載する。
決定力・ワンタッチシュート・パス レスポンス・ドリブルでは阿部浩之のほうが高いが、クロスチャンス・パスチャンス・セットプレーシュート・ビルドアップ・守備・ボール奪取では永木亮太が大きく上回っている。
仙頭啓矢のスタミナ問題はこれで解決できる、というだけでなく、追いかけたいときのセットプレーにも良いオプションが得られそうだ。(本項目はグラぽ編集部著)
makiさんによる永木亮太選手の紹介
私(鹿サポ。今年から永木選手を追って湘南へ)は永木選手が鹿島に来てからのファンなので、第1期湘南時代(2010(特別指定)〜2015年)については後付けで映像を見たり記事を読んだりして得た情報です。
闘志溢れる運動量の多いプレーが魅力。ピッチ上では選手を鬼の形相で叱咤することも厭わないキャプテンシー溢れる熱き闘将。
2015年までの第一期湘南時代は、Box to Boxで走る湘南サッカーの申し子。攻守の要。ハングギョンとのダブルボランチが至宝レベルにすごかったらしい。
強い内転筋を活かした縦に落ちるFKが得意(でも、鹿島ではあまり決められず…)。第1期湘南時代はよく決めていた。
FKは、フロンターレユース時代に先輩の木村祐志選手に教えてもらい練習を重ねて習得したもの。
永木選手のポジション
鹿島ではレオシルバ、三竿健斗と並んでボールを狩に行く掃除屋『ルンバ』と呼ばれていた。
走るのが速いわけではないが、ボールを追いかけ猛烈に走る!からのスライディングでボール奪取。ラフな印象を持っている人も多いと思うが、実はカードが出ることは少ない。
2019年、2020年は鹿島では選手移籍後等の影響で右SBをやることも多かったが、右サイドを駆け上がり抉ってクロスをあげる等、サイドの適性もあり。
今年の湘南では、アンカーの田中聡が凄まじい成長曲線で絶対的なポジションを確保しているため、右IHをやらされていたのですが、あまり合わなかったなという印象。私自身、鹿島の4-4-2を長年見ているため3-5-2のIHがどう機能すべきなのかがよくわからないのですが、WBとのバランスがよくなかったか、あるいはカバーしようという気持ちが強すぎるのかアンカーまで落ちてきてしまうことが多かったりしたことが、ポジションを掴めなかった理由の一つかもしれません(素人なので勝手な印象ですが)。
いずれにしてもIHの位置ではなく、もう少し低いところから攻撃を組み立てる方が合っているのかなと思います😊あと、ダブルボランチに適性があると思いますが、アンカーもできると思います。レオとのダブルボランチを期待していましたが、健太のシステムはワンボラみたいなので、レオの交代要員という感じでしょうか?
どこで使われるにしても、うまくはまってチームに貢献できるといいなと切に切に願っております😌
永木選手の人となりと特徴
- 足元が上手いわけではなく、たまにロストする(🙇♀️)。
- 第2期湘南時代は右IHで使われることが多かった。
- フロンターレユースから大学を経てプロになる際、フロンターレからも話があったが『右SBで考えている』と言われ『ヤダヤダ!』と蹴って湘南へ行ったにもかかわらず、鹿島でも右SBをやっていた。
- ピッチでは熱い。味方選手の気の抜けたプレーに対して叱咤することも。レオのパスミスに激怒してレオに詰め寄り、つかみ合いになりそうになったことがある。
- 練習でもいつも全力、手を抜かない。
でも、練習内容がわからなくて、例えば、ツータッチというルールのパス回しの時にワンタッチで返してしまったりすることもあるため、わからない時はレオが説明してくれていた。
- 筋トレが好き。
- 腕もムキムキしているので、キャプテンマークがきつそう。
- 趣味はゴルフ。
- カレーに納豆を入れて食べるのが好き。
- 犬好き🐶
- メガネ男子。たまに試合中にコンタクトが外れる。
- 人見知り。自分から話しかけたりするのは苦手(なので、グランパスの選手の皆さん、永木に話しかけてあげてください🥲半年しか鹿島にいなかった相馬くんとは話したことがないかもしれない😱)
でも、鹿島では同僚選手からとてもとても愛されていた(たぶん第2期湘南でも愛されていたと思います!)ピッチでの闘志剥き出しの姿とプレー外でのほんわかした(ぼけぼけ、ポンコツとも言われていた)姿とのギャップに選手たちもはまってしまうのではないかと思われます☺️
小泉慶選手(現鳥栖)には特に慕われている。
老若男女問わず鹿島サポーターから異常に愛されていた。湘南に移籍してからもみんなに愛されている。きっと名古屋に移籍しても、ずっと愛されていると思う。
ブラジル人と仲がいい。何語で話しているのかは謎だが、日本語の話せないブラジル人とも普通に話して意思疎通している。
レオのことが大好き。第1期湘南時代の2014年のJリーグアウォーズのレセプションで、当時新潟でプレーしていたレオと2ショ写真を撮ってもらうくらい大好き。
内田篤人氏の著書『ウチダメンタル』には『永木亮太』という章があり、『僕は(天然で、いつも筋トレをしている永木が)大好きだ』と書かれている。
内田篤人氏はいつも全力の永木の姿を見て全力でできない自分はやめなきゃダメだ、と引退を決意。
にもかかわらず、引退することが選手全体に発表されるまで、永木には知らせなかった。
以下、内田篤人氏引退会見より抜粋
『事前に伝える人をね、自分のなかである程度チョイスしました。言ってプラスになる選手と、言わないほうがいいなという選手もいて、(三竿)健斗には言いませんでした。彼は感情が表に出るキャプテンシーと責任感が強いので、先に言うと調子が狂うなと思って彼には言いませんでした。永木亮太にはビックリさせてやろうと思って言いませんでした』
天然と言われている。たぶん、本当に天然。
- 他の方も呟かれてましたが『綺世の下の名前って、なんだっけ?』と聞いたことがある(計2回)。
- 年下の選手に『存在が、いるだけでおもしろい』と言われる。
- パンツの上からロングスパッツを穿こうとしたことがある(2日連続)。
- 犬飼智也選手(現浦和)の誕生日に西大伍選手(現札幌)のサイン入りのスケボーをプレゼントしたことがある。
長年背番号6だったため、湘南に帰り背番号41になったのに、背番号を『6』と書いてしまった形跡のあるサインがあったり(湘南サポさんがクラウドファンディングの返礼でもらったサイン)、『1』を書くのを忘れて『4』と書いてあるサイン入りトレカが存在する。
そのため、グランパスで人生初めての『20』をつけてちゃんと背番号が書けるか、鹿サポ湘南サポの多くの人が心配している。(もし何か間違っていても、温かく見守ってください🙇♀️)