はじめに
本日は名古屋グランパスと勝ち点差4、7位のコンサドーレ札幌とのアウェイゲームです。
名古屋は前節にサンフレッチェ広島と対戦し辛勝しましたが、札幌との勝ち点差(名古屋グランパス:26/コンサドーレ札幌:22)を考えると上位争いから脱落しないために勝ち点3が欲しい試合です。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
コンサドーレ札幌
ミシャ監督のチームはボールを持っている場面と持っていない場面で選手の並びが変化しますが、基本布陣は3-4-2-1と予想します。また、直近のリーグ戦で連勝中の為、選手起用も変更は無いと考えます。
- GK:菅野の先発を予想します。
- DF:福森、岡村、田中の3バックと予想します。
- MF:CHに駒井、荒野のコンビ、OHは青木と浅野、WBは菅と金子と予想します。特に浅野はリーグ戦でも連続ゴール中と絶好調、要注意です。
- FW:小柏の1トップと予想します。小柏は小柄ですが俊足ですし、名古屋DFラインの選手たちは対応に苦慮すると思われます。
名古屋グランパス
水曜日のルヴァンカップはターンオーバーした選手起用でしたので、前節の広島戦で出場した選手たちも疲労回復したと思われます。前節と戦い方は大きく変えず、3-4-2-1(3-4-3)の布陣の変更はないでしょう。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:野上、中谷、藤井の3バックと予想。
- MF:CHに稲垣と米本のコンビ、WBに内田、森下と予想。途中出場で内田の投入でしょうか。森下は日本代表にも選出されましたので、怪我には注意してもらいたいものの、いつも通りの全力プレーでサイド突破を期待したいです。
- FW:カストロ、ユンカー、永井の3トップと予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
【守備面】ボール保持時の5トップへの対応、ショートカウンターへの対処
コンサドーレ札幌の攻撃面の主な特徴は下記2点が挙げられます。
- 守備からボールを奪い攻撃に転じた時には4-1-5の5トップに可変し、相手ゴール前でも数的同数、数的優位を作り出しシュートまで持ち込める。
- 今シーズンは前線からの球際の強度が高いハイプレス、ボール奪った後のショートカウンターにも取り組んでおり、俊足の小柏、浅野の特徴が生かされている。
名古屋の守備面では下記がポイントになると考えます。
- 名古屋のDFラインが低いと数的不利からクリアミスやこぼれ球を押し込まれて失点する可能性も高い。守備ブロック形成時のDFラインのコントロールが重要。
- 中盤での守備強度で後手を踏まないことが試合を有利に進める前提。本日もおそらく米本と稲垣に祈る展開が多くなるでしょうか。
- 札幌の5トップに対応するためには両WBだけでなく名古屋の3トップにも高い守備意識が必須です。我慢の時間帯も多いでしょうが踏ん張ってほしい。
誰が出場しても守備対応を90分間緩めずに戦って欲しいと思います。
【攻撃面】札幌のマンツーマン守備を掻い潜りファストブレイクからシュートまで持ち込めるか
札幌は得点数が多いものの、失点数も25失点と多いチームですし、名古屋の攻撃陣が付け入る隙は十分あると思われます。
名古屋の攻撃面では下記がポイントになると考えます。
- 札幌の攻撃時、4-1-5に可変している時に中盤でボールを奪うことが出来れば、中盤の人数が足りない分、札幌ゴール前まで一気に攻め込むことが可能です。ファストブレイクからシュートに持ち込む回数、シュートの決定力がポイントになると考えます。
- footballlabの集計では、札幌は25失点の内、7失点がクロスボールからの失点です。札幌の両WBの後ろのスペースを名古屋の両WB(森下や和泉)が突くことが出来ればシュートチャンスを多く作れるかもしれません。
名古屋攻撃陣の奮起に期待したいですね。
おわりに
札幌行きは断念した方もいらっしゃると思いますが、本日も名古屋のHUBで試合を観ることが出来るようです。お時間のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
上位争いが熾烈なだけに痺れる試合が続きますが、この緊張感を楽しみつつ名古屋グランパスを応援したいですね。良い試合になりますように。