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名古屋グランパスについて語り合うページ

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2-0は危険なスコア、されど1-0よりかなり安全なスコア #やわらかめコラム #grampus

忍者「どうも忍者です」

忍者

記者「どうも記者です」

記者

忍「勝ちましたな」

記「勝ちましたねー。これでリーグ連勝です」

忍「しかし辛勝であった」

記「順番に振り返っていきましょう」

忍「まずグランパスの札幌対策は明確で、3-5-2の配置でスタートし、アンカーポジションの稲垣で荒野を捕まえてしまおう、というものでござった」

北海道コンサドーレ札幌・名古屋グランパスのスターティングメンバー・ベンチ
北海道コンサドーレ札幌・名古屋グランパスのスターティングメンバー・ベンチ

記「札幌のビルドアップの肝を封じてしまう作戦ですね」

忍「つまり狙いとしては、低く構えるのではなく、ビルドアップ阻害からのハイプレス・ショートカウンターというわけでござる」

記「開始30秒での無慈悲なユンカーは出来過ぎでしたが、特に前半では概ねグランパスペースでしたね」

忍「典型的な、ボールは割と持たれているが、そんなに危ないことにならない感じで」

記「札幌もそれでよかったわけではないですよね」

忍「当然でござる。荒野が見張られているならサイドを経由したり、必殺の最前線からの顔出しで荒野をスキップしたり等々、流石の攻撃サッカーを見せてくれた」

記「最前線に一度ボールが渡ってしまうと、まあ多彩でしたよね」

忍「形は違うが、『最前線にボールが収まりさえすれば攻撃力を発揮できる』との点ではグランパスと同じでござったな」

記「そんなこんなで前半は終わり、後半へ」

忍「札幌は試合からほぼ消えていた菅に替えてルーカス・フェルナンデス投入」

記「個人での打開力に期待、という感じだったのでしょうか」

忍「わからないが、この試合の管はあまり効果的ではなかったでござるな」

記「この試合、札幌の選手が受けに降りる際には両WBまたは左右CBが必ず着いて行くことを徹底していました」

忍「ボールを持てるチーム相手にした場合、相手が足元でボールを受けた瞬間を潰しに行くのはセオリーどおりではある」

記「しかし試合は前半終わりごろから膠着気味でした」

忍「先方の、ハーフスペース奥攻略からのPA侵入の威力は大したもので、この試合展開だとユンカーと永井が元気な内に追加点を取れないと危険な雰囲気でござったが」

ハーフスペース:
サイドバックとセンターバックの間のスペース。ここを使われると守備しづらい。コンサドーレはここに代わる代わる選手が入り込み、チャンスを作り続けた

選手と選手の間にできるスキマを狙い続けるコンサドーレ
選手と選手の間にできるスキマを狙い続けるコンサドーレ

記「カストロがやってくれましたねえ」

忍「森下からのクロス、早くてかつバウンドしていたのでけっこう難しいボールでござったが、よく枠内にコントロールしてくれたもので」

記「この2点目がまさに勝敗の分岐点でした」

忍「これで、割り切って守れる状況となったでござる」

記「あとはお互いの交代等ありつつも、要するにグランパスがなんとか逃げ切りました」

忍「ミッチに感謝、稲米ツインルンバに感謝、3CBに感謝、守備をサボらない永井に感謝、森下和泉に感謝、長澤と酒井にも感謝、という感じで」

記「2-0から2-1にされた場合、危険なのは『リードを広げに行くのか』『守り切るのか』の意思統一がされていない状況と言われますよね」

忍「この試合のグランパスは『守り切る』と決めたあとに1点取られたので、そこの意思統一に問題なかったのが良かったのでござろう」

この試合の良かったところ

  • ユンカーの先制点、スローをよーく見てみてください。左右どっちでも蹴られるところにボールを置き、身体の角度を作り、相手GKがコースを絞れないようにした上でGKの弱点の一つ『脇の下』を冷静に抜くという、ストライカー技術の結晶のようなゴールでした。
  • 1失点こそ許したものの、今日もミッチがそこにいることに心から感謝せずにはいられない
  • 監督コメントによると、かなり蒸し暑かったしピッチコンディションもイマイチだったようで、そんな状況でも走り切った選手各位に頭が下がりますね(ユンカーがやたら消耗していた雰囲気だったのはその暑さのせい? 『名古屋の夏』が心配になってきますね……)

この試合の(´ε`;)ウーン…

  • マルのパフォーマンスにちょっと不安が……たぶん左CB藤井に不満なんでしょうが
  • 久々に『勢いよく持ち上がった後に明らかに困っている右CB藤井』を見て申し訳ないけどワロタ(成長してつかーさい)
  • 酒井は恐らく監督から求められているタスクを遂行しているのに、周りがそれをサポートしなさ過ぎて(体力の問題もあるんでしょうが)見ていて本当に心が痛くなりましたね……

最後に

記「狙いどおり守り切れたので、辛勝ではありつつも内容と結果が伴っていた試合と言えるのではないでしょうか」

忍「理想論としては前半の内に2点目を取りたかったでござるが、去年の『そもそも1点も取れねえよウワーン!』な状態からは非常に贅沢な悩みになったものでござる」

記「カストロもようやく流れの中から1点取りましたし、ここから調子をまた上げてほしいですね」

忍「カストロ、試合中にデータを紹介されていたでござるが、シュート数がJ1で1位なのに1点というのは、『打っても打っても入ってない』ということになるわけで」

記「カストロは遠めでも本人的には射程距離なので打つタイプだから、どうしてもシュート総数の割に得点は伸び難いですよね」

忍「だからこそ、決定機を決め切ってくれたというのは大きい」

記「おあとがよろしいようで」

忍「それではまた次の記事でお会いいたしましょうニンニン」

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