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グラぽ編集部座談会(2) 後半戦の展望 #grampus

グラぽ編集部座談会(2) 後半戦の展望 #grampus

前編はこちら

2023年のこれからについてグラぽ編集部メンバーで座談会を行いました。

後半戦の予想基本布陣
後半戦の予想基本布陣

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さて、もう1つのお題は、後半戦の展望になると思います。
現状ですと、こういった3-5-2の布陣が基本と思います。さて、この後半戦、どんなところに期待していきますか? Nacky(青井) さん

Nacky(青井)
この夏は中島、久保、そして前田の復帰と、これまでになかったような、チームに足りないものを埋めながら伸び代に期待するという補強が出来、チーム内の競争がより一層激しくなったと思います。またそれだけ練習で強度を上げていく余地もできたわけで、そういうところが試合に出てくれるといいなと思います。

グラぽ
たしかに、今まで休ませられなかった和泉竜司・森下龍矢、さらにDFも休ませる余地がでてきました。聖域だったマテウス・カストロもうかうかしてられないですよね。
新戦力で一番最初にハマりそうなのは誰でしょうか

Nacky(青井)
WBはタスクが多くかつフレッシュさが求められるため、チャンスが多く与えられそう、という意味で久保ではないでしょうか。中島はライバルが強いし、前田はコンディションが未知数なので。もちろん、残り2人も期待大なのには変わりありません。

グラぽ
実は、森下龍矢の出場停止が近そうなので、早々に先発の機会が貰えそうなんですよね。久保藤次郎選手。
ウィングバックで前田直輝やマテウス・カストロという声が定期的に挙がるんですが、このあたりはどう思います?

Nacky(青井)
前田は全盛期の運動量が担保できるならばアリだと思います。マテウス・カストロはスキルセットはともかくマインドセットが向いてなさそうですね(苦笑)

グラぽ
前田直輝、見てみないと本当にどんな状態なのかわからないんですよね。
最終的な順位はどのあたりを狙えるでしょうか?

Nacky(青井)
少なくともACL圏は狙っていいと思います。というのも、ここまで触れられてなかった今季の進歩に分析チームによる対策があると思ってまして、これができると「対策に対する対策」も早くなると思うんです。もちろんイタチごっこですけど、その追いかけ合いに勝利するだけの環境は整えられたのではないでしょうか。

グラぽ
そうですね。期待しましょう。
では ラグ さんはいかがですか

ラグ
強度高く走ってナンボの長谷川健太グランパス
、特にこれからの季節(暑さや疲労)で同じように勝っていけるのか、てところがまず見所かなと。
同じように戦うのか変化をつけるのか、監督の決断に注目ですよね

グラぽ
たしかに、京都戦は永井謙佑がいなかったっていうこともありますが、雨中の重馬場から中3日で動けなかった、ということも大きそうで、コンディション不良だと難しくなりそうですよね。
新戦力についてはいかがですか? ラグ さん

ラグ
前田について言えばファン感の時に「これからコンディションを上げていきたい」というような話をしていた記憶なので、正直まだまだ時間かかるのかなと。期待はやはり中島ですよね。彼の走力と高さはチームに明確なBプランを与えられることでしょう。
実は競り合いに弱いとかはやめてね(;^_^A

グラぽ
最終的な順位はどこを狙えますか?

ラグ
ゆ、ゆうしょ……このまま上積みなければ5位以内なら御の字かなーと。上積み、あるといいですよねえ

グラぽ
現実主義者ですね笑
さて、 orca さんはいかがでしょうか

orca
現状の課題としてはフィッカデンティ監督の時からではありますが、ボールを持たされた時の脆さですね。
相手にボールを放棄されたときの選択肢が増えるともっと安定して勝てるのかなと

グラぽ
今回の補強は、その選択肢を増やすためのもの、と考えていますが、その補強は選択肢を増やしてくれそうですか?

orca
そうですね。
前田はドリブルで剥がしてシュートまで持ってくのがうまいですし、中島は前線に足りなかった高さと、今の名古屋に必要な走力があります。
久保がサイドでやれるようになると和泉を中盤で使えるのでそこも大きいかなと

グラぽ
久保が定着できたら和泉を中盤のどこで使いましょうか?

orca
ボランチでも面白いですし、352なら図で言うところのマテウスの位置でも見てみたいです。
今の和泉も好きですが16年にトップ下で決めたスーパーゴールもまた見たいです。

グラぽ
どこでもできちゃうからこその悩みですね。
最終成績どこまでいけそうでしょうか?

orca
射程圏という意味では優勝も圏内だとは思ってます。リアルならナッキーさんと同じくACL圏内ですが(笑)
2年目の健太の底力を見たいですね。

グラぽ
期待しちゃいますよね。ありがとうございます。 コンウェン さん、いかがですか?

コンウェン
現リーグスタメン組はこのまま自信をもって戦ってくれれば問題ないと思います。とは言いつつ京都戦のような疲労がたまってきたときにやっぱり苦しくなるサッカーなので
新戦力がフィットしたり若手が伸びたりで控え選手がしっかりとカバーできることが大事だと思ってます。

グラぽ
やはり現状では、ベストメンバーと控えの間に差は感じますか?

コンウェン
今のベスメンの能力や連携ともにとても高いレベルで安定してると思うので。控え選手も能力低いわけではないのでそのあたりは使いながらフィットさせていってほしいですね。

グラぽ
後半戦、一番期待しているのは誰ですか?

コンウェン
前田選手ですね。前から推しなので、またキレのあるドリブルを見せてもらいたいです

グラぽ
全盛期のドリブルを魅せてくれたらアツいっすよね。
順位はどこらくらいまでいけそうでしょうか

コンウェン
ファミリーとしては国内3冠と言っておきたいです。現状国内3冠に一番近いのは我らが名古屋ですから。

グラぽ
3冠可能なのは、実はもう浦和と名古屋しかないんですよね。8/2の対戦で、3巻の可能性をウチだけにしてやりましょう!ありがとうございます。
ダンコバ さん、いかがですか?

ダンコバ
前半戦の好調を維持しつつ、ACL圏内を狙ってほしいです。後半ブレイクしてほしい選手は敢えて一人選ぶなら藤枝からきてくれた久保ですかね。あのドリブルを早く豊スタで観たいです。

グラぽ
久保選手のドリブルはご覧になりましたか?

ダンコバ
現地では観たことはないですが、J3時代から藤枝の試合はDAZNでたまに観てました。最初、息子に面白いドリブラーがいる、とおススメされたのがきっかけです。まさか本当に名古屋に移籍するとは思いませんでしたが(笑)

グラぽ
個人的には前田直輝のドリブルとはまた違ったタイプのように見えます。クロスのタイプが多彩ですね。

ダンコバ
クロスもそうですが、右足のシュートもなかなか強烈ですよね。

グラぽ
久保選手は、J1で通用するでしょうか?攻撃はあまり心配していないのですが、主に守備の面で。

ダンコバ
攻撃面は問題なく通用すると思います。守備面はちょっと心配ですね。特にドリブル対応とクロス対応。そこはコーチ陣の指導に期待です。
前線からプレスに走って奪いきれる守備力まで身に着けてくれたら、というのは高望みでしょうか(笑)

グラぽ
やはり、最初は森下龍矢と同じで前線で使いながら、でしょうか

ダンコバ
そうでしょうね。守備面をある程度目をつぶれる位置からでは。

グラぽ
そうなると、やはりビハインドのときに和泉竜司の代わりにウィングバックに入れる、というイメージになりそうですかね。

ダンコバ
今回の獲得はまず切り札になれる右WBが欲しかったからでしょうし、最初は和泉に代わって70分過ぎから投入ですかね。

グラぽ
ですね。さて、グランパスはどこまでいけそうでしょうか?

ダンコバ
少々高望みかもしれませんがACL圏内、ということで。

グラぽ
ということは2位以内、ですか

ダンコバ
ライバルは強力ですが、いけると信じています。

グラぽ
神戸・マリノス・浦和のうち、2つは蹴落とさなければなりません。やりがいがありそうですね。

ダンコバ
今シーズンはしびれる試合が多いので、後半戦もそんな試合を続けてほしいです。そして勝利してほしいと願っています。

グラぽ
そうですね、期待しましょう!
yutty さん、最後、いかがでしょうか

yutty
後半戦期待する事は「受けて剥がす選手」ではない選手=「受ける事が巧い選手達」の活躍です。
前線では重廣を筆頭に貴田、酒井。その他のポジションでは河面、山田や長澤といった選手達を他の選手達がどう使うか?に期待しています。
天皇杯仙台戦では山田が守備での信頼薄の影響なのか自信の問題なのか、ボールを貰ってあげて欲しい場面で相手選手の後ろに隠れて消えていたり、試合序盤から最終ラインからボールを貰えない展開が続きました。
更にはそれを見て降りて来た重廣と山田のポジションが被るといった場面も目立ちました。
「剥がして運ぶ選手」と「受ける位置に特徴がある選手」とのリンクが後半のカギになりそうです。

グラぽ
なるほど、たしかに和泉竜司にしろ、前田直輝にしろ、剥がす選手は増えてきた印象があります。が受ける選手は目立たないですね。個人的には貴田遼河にその片鱗を感じてもいます。

yutty
心配事をあげるとすれば、DF陣の思考の精度と速度の部分です。
昨シーズンから気になっている点ですが、ボールを動かす意味を明確にしていないため、ボールの動かす判断の速度や、立ち位置の精度が曖昧な状況が少し目立ちます。(編注:フィッカデンティ政権では10cm単位で修正されていたヤツです。)
彼らだけが原因ではないですが、今シーズン名古屋の攻略法が出来あがりつつあります。
名古屋を窒息させるためには最終ラインにプレーの選択をさせて、自チームは後ろを固めるか、判断の遅さを狙って名古屋最終ラインに直接プレッシャーをかける。(例:京都サンガ戦)というような形です。
「受ける位置で勝負する選手」がピッチに増える事で「最終ラインから組み立てられる恐怖」を相手に植え付けられる試合が見れるといいなと思います。

グラぽ
なるほど、だからこそ、中盤で「受けることの上手い選手が必要になる」ということですね。
現状、名古屋で受けるのが巧い選手というのはあまり多くないんですよね。ユンカーが中盤で受けて持ち上がってくれることがありますが、そうするとゴールへの距離が長くなってしまう。

裏抜け頻度x裏抜け後のレシーブ率
裏抜け頻度x裏抜け後のレシーブ率 引用元:https://www.football-lab.jp/column/entry/848/

この絵ですと、前線になっちゃいますが、中盤でももっと受けられる選手が多く欲しいところです。そこができそうな長澤和輝選手の出場機会が減っているのが気になります

yutty
受けるために顔を出せる選手は総じて「気が利く選手」という印象があります。
健太監督の「特徴のある選手を輝く場所に置く」というチームのやり方だと中々厳しいのかな?という印象です。

グラぽ
武器を持っている選手が優先ですものね。武器を持っていて、なおかつ気が利く選手が欲しいところです

yutty
長澤選手も充分走れて闘える選手ですけど、352にした影響でとてつもなく中盤の争いが激化してるのが影響してるのがもったいないですね

Nacky(青井)
内田が参戦して覚醒しつつあるのも長澤には向かい風ですよねえ

orca
内田がまあ気が利きますしね。

グラぽ
内田宅哉がもう少し強度出せれば、もっといいんですよね
さて、ライバルは神戸・横浜FM・浦和と居ますが、グランパスは生き残れるでしょうか?

yutty
真夏の浦和戦がターニングポイントだと思います。夏本番は8月2日からという発表が気象庁の発表でありました。ここを乗り切ることができれば十分に上位と最後まで争うチャンスはあると思います。
名古屋の熱い夏にできれば

グラぽ
やはり、再開初戦である天皇杯浦和戦から、鯱の大祭典新潟戦、鹿島戦、リーグ浦和戦の4連戦がカギになりそうですね。

yutty
すべてのコンペが残っているのはうれしい悲鳴ですが、過酷な夏になりそうです

グラぽ
まさにうれしい悲鳴ですね苦笑 
是非、応援して、グランパスの夏にしてやりましょう!
みなさんありがとうございました

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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