名古屋グランパスのチーム人件費が高いという話題が出ました
チーム人件費は以下のような要素で構成されます。
選手への支払い
- 基本年俸: 選手と契約している基本的な給与。これが人件費の大部分を占めます。
- 各種ボーナス (インセンティブ): 試合の勝利、出場、ゴール、アシスト、タイトルの獲得など、成績や貢献度に応じて支払われる追加報酬。
- 移籍金の償却費: 他チームから選手を獲得する際に支払った移籍金を、契約年数で割って費用として計上するものです。会計上、人件費の一部として扱われることが一般的です。名古屋グランパスの推定移籍金総額はかなりラフに計算しても11億6000万。ひょっとするともっと多いかもしれません。
11月11日17時30分追記:移籍償却額が、今年から新たに追加された細目、「移籍関連支出」なのでは?という情報をいただいたのですが、国際移籍費用4100万円、国内移籍費用3億2600万と、ここ2年の移籍金の償却金額としてはあまりに少なすぎます。上記の移籍がほとんど0円移籍でないと説明がつかない金額のため、再度調査を続けて行きます。

スタッフへの支払い
- 監督・コーチングスタッフ: 監督、コーチ、フィジカルコーチ、GKコーチなどの給与やボーナス。
- メディカル・サポートスタッフ: ドクター、理学療法士、トレーナー、栄養士などの給与。12名ほどいます。
- その他スタッフ: スカウト、通訳、マネージャー、広報、営業、経理など、クラブ運営を支える全従業員の給与。スカウト・通訳など以外は公開されていませんが、20名以上いると思われます。
監督がざっと考えて1億円、コーチが1人当たり2000万とすると10人で2億円(もちろんかなりラフな数値です。コーチによって上下はあると思われますが、平均値くらいにならしました)
また昨年はルヴァンカップを獲得していますので、タイトルインセンティブが発生しているはずです。ボーナスあわせて5000万くらいは見込んだほうがいいでしょう。これで3億5000万。
スタッフ30名分を考えると、1人1000万と粗く考えても3億円、実際には3.5億円以上掛かっていると想像します。
ここまでで、選手年俸を除いて18億円超の費用がかかっており、選手年俸には9億円くらいしか割り当てられないことがわかります。
選手年俸はどうなの?
選手年俸はまったくの不透明ですが、たしかなのは2024年度はミッチェル・ランゲラックとキャスパー・ユンカーというどう低く見積もっても億単位の給与を取る選手がいるということを忘れてはいけません。おそらくパトリックも近いくらい。
そうなると残りの6億くらいを残りの選手で分け合うことになります。30名ですから平均で2000万。あれ?そこまで高くないですね。
移籍選手は年俸が高くなる
選手のなかでも若手は1000万いかないパターンが多いと思われます。じゃあ残りの金額はどこが消費しているか、といったら移籍選手と思われます。
現状のグランパスは選手からの人気がさほどありません。
この人と一緒にプレーしたいというスターがいるわけでもなく、やっているサッカーは堅守速攻スタイルでこれをやりたいと思う選手はそこまで多くありません。
誇れるものはスタジアムと、ファミリーからの熱い応援くらいです。
そんななかで選手を引きつけるものがあるとしたら待遇面だけでしょう。そうなると必然的に年俸が上がってしまいます。
グランパスは高コスト体質であるといっていいでしょう。
それだけではお金をいくらかせいでもどうにもならないので、「グランパスに愛着を持つ選手を育てる」ということをやろうとしていたわけですが、それはまた別の話。
まとめ
名古屋グランパスのチーム人件費が高い理由は2つです
- 移籍獲得を繰り返しているので移籍金の支払いが嵩む
- 移籍加入した選手には待遇で釣ることが多いので高年俸に
移籍だけに頼るチーム作りではチーム人件費は高いままになりそうです。

