グラぽ

名古屋グランパスについて語り合うページ

メニュー

[小ネタ] #秋春制 はグランパスにどう影響をあたえるのか? #grampus

秋春制の是非を問う!

なんていう記事を期待した方、ごめんなさい。

あえて新聞報道レベルでも乗っちゃうこともありますが、これだけ重要なことを明確に示されたプランもなしに論評することはできません。悪しからず。

そもそも雪国の暮らし、寒冷地の暮らしを体験したことがない人間がこのあたりの話をするのはおこがましいのでは・・・と思ったりもします。

でも名古屋グランパスに関連している範囲の考察はできるのでは?と思いますので、そこをちょっと考えてみましょう。

秋春制で観戦者に発生する影響は?

ぶっちゃけ言ってしまうと、リーグを運営する側にとってはめっちゃ大変なことがいっぱいあるはずなんですが、観戦者に影響する部分というのは以下の2点になると思います。

  1. チーム数が増える(2チーム増)→リーグ戦の試合数が増える→平日開催が増える可能性がある
  2. 夏と冬に中断期間が設けられると思われるが、寒い時期、暑い時期の試合が増える可能性がある

特に、名古屋グランパスのある東海地方は大雪が続いたりということはないので、東海地方の観戦者にはこの2つということになるでしょう。

平日開催が増えるとどうなる?

こちらの図を見てみてください

2023年名古屋グランパスのホーム観客動員と気候条件
2023年名古屋グランパスのホーム観客動員と気候条件

黄色の部分が平日開催で、やはり平日だと行きづらいってことはありますよね。

豊田スタジアムはスタジアム近辺に住んでいる方以外が平日に詰めかけるのは相当しんどい場所ではあります。実際観客動員が伸び悩んでいます。

平日開催が増えて、観客動員数が伸び悩むとスポンサー料にも影響しますし、ダイレクトに赤字に陥ってしまう可能性もあります。

やっぱり休日にゆっくり生で見たいですよね。

寒い時期・暑い時期の試合が増えるとどうなる?

先ほどの表を見てみると、2月の試合は7.8度。開幕節なのに21327人はちょっと寂しい・・・

やはり寒さは大きく影響するようです。

観客動員に気象条件がどう影響するかについてはThinking Simple Blogさんの記事で調査結果がありました。

雨の日に入場者は減る??Jリーグ天気別入場者ランキング – Thinking Simple Blog

雨のなかの観戦で12%減っている、という結果でした。

デスクも、娘と雪の日に高校サッカーを観戦に行って、「雨と雪はもう一緒にいかない」って言われたトラウマがあったんですが、そこまで嫌がる人は多くない・・・んですかね?本当に?

気温の変化でJリーグの入場者数は変わるか? – Thinking Simple Blog

寒いはずの12月に観客動員数が上がってるじゃないですか!あれれ・・・?

と思ったんですが、最終節は選手の挨拶とかがあったり、最後だから、といって観に行く人が増えるということが多いのかもしれません。残留や優勝争いもありますしね。

もうちょっと気温とイベントの関連性っていうのがないか、ということを調べていて、以下のような論文がありました。

気象要素と日程要素を用いた屋外イベントの来場者数の表現と収益の推算 ※PDF注意

淡路花博の入場者数と日中平均気温
淡路花博の入場者数と日中平均気温

淡路花博の日平均気温と、入場者数の散布図です。やはり気温が10度を超えると人出が増え始め、20度前後がピークです。30度を超えるデータがないのと、あまり寒すぎるデータがないのが残念ですが、やはり仮説として、すごしやすい気温くらいがレジャーでの人出は増えるというのは間違いなさそうです。

参考までにもう一つ、浜名湖花博のデータもあります。

浜名湖花博の入場者数と日中平均気温
浜名湖花博の入場者数と日中平均気温

あまり寒いほうのデータはないんですが、こちらのほうが暑いときに人が減るというデータはハッキリと見えますね。

結論:秋春制がグランパスに与える一番大きな影響は観客動員数減少と予想できる

きちんと大量のサンプルを用意できていないので恐縮ですが、やっぱり8月開幕、ウィンターブレイクありという新聞報道でいくと、休みの期間が現状より増えることになり、平日開催が増えざるをえないでしょう。
さらに8月の試合も増えそうで、暑い時期、そして12月など冬の試合も増えそうです。
観客動員数の減少、そしてそれによる財政状態の悪化が予想されます。

なにがなんでも秋春制がダメとは思わないんですが、世界に合わせるためにチームが苦しくなってしまうのでは本末転倒だと思います。そのあたり、なんとかうまくやってくれないでしょうかね?

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

Leave A Reply

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE