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2024年J1リーグ第15節サガン鳥栖戦ミニレビュー&第16節京都サンガF.C.戦ミニプレビュー #grampus #グランパス #サガン鳥栖 #京都サンガ K0039

はじめに

コンウェンですこんにちは。敵地で宿敵鳥栖(長いこと勝ってなかったんですね)に挑み、見事勝利することができました。攻め続けて完勝、ついに勝利ドーングラフドーンが成った第15節ミニレビュー&第16節ミニプレビュー、よろしくお願いします。

第15節レビュー

第15節の名古屋とFサガン鳥栖のfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。

1.名古屋グランパス・サガン鳥栖のチャンスビルディングポイント比較
1.名古屋グランパス・サガン鳥栖のチャンスビルディングポイント比較

CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。

試合短評

デカァァァァァいッ説明不要!!遂にやってまいりました勝利&ドデカグラフ。

というかいつも読んでくださっている方の中にはお気づきの方もおられると思いますが、グラフ軸が足りなくて大きくしてます(過去最大値2⇒今回3)。こんなのはじめて…。それくらいクロスにドリブルにチャンスを作りまくったということです。まぁ序盤の退場により数的有利だったという大きな理由はありますが、それでも見たことないこのサイズのグラフ。そして2-0の完勝。鳥栖さんには悪いですが、生きててよかったとはこのことです。しっかり攻め切った時に出がちな特徴である、守備ポイント低い(そもそも後ろでの守備が少ない)、奪取ポイントが高い(前で奪えている)というおまけつき。素晴らしい試合となりました。

スタッツを見てもゴール期待値をはじめシュート、クロス、ドリブル等の回数は今季のクラブ平均の2倍近くかそれ以上、ペナルティエリア侵入はいつもの3倍ととにかく攻めまくりました。なかなか数値の上がらなかったチャンス構築率は驚異の17.5%、攻撃の約6回に1回はシュートまで持って行けたということになります。

2.【第15節名古屋】スタッツ抜粋
2.【第15節名古屋】スタッツ抜粋

攻撃ポイントランキングを見ると壮観のグランパスだらけ。特に前線で目立った倍井、中山を筆頭に攻めまくっていた様子がばっちり数字に表れています。

3.【第15節名古屋】攻撃CBP個人データ
3.【第15節名古屋】攻撃CBP個人データ

シュートポイントランキングをみると点を獲った2名が1・2フィニッシュ。もう少し守備を…という声も聞かれないことも無い倍井ですが点を獲るFWに文句は言えません。点を獲り続けるか、さもなくばもう少し戻るか、もしくは両方をやってもらいましょう。長い距離を走りこんでカウンターを完結させた稲垣も、The★稲垣と言えるらしいゴールでした。アシストしたパトちゃんもこのシーンに限らず前からのプレスや前線でボールをおさめる仕事などで活躍。好調を維持していますね。

4.【第15節】シュートCBP個人データ
4.【第15節】シュートCBP個人データ

奪取ポイントは稲垣、三國が上位。ただ、この二人だけでなくグランパスの選手が上位となっています。試合開始から果敢にハイプレスをかけ相手にプレッシャーをかける事で主導権を握ったこの試合。鳥栖は簡単に蹴っ飛ばさずつないでくると見込んだうえでの勇気と運動量の必要な戦術でしたが見事にやってのけました。

5.【第15節】奪取CBP個人データ
5.【第15節】奪取CBP個人データ

というわけである意味幸運ともいえる早い段階での数的優位もあって見事な勝利。しかしその幸運は自分たちがペースを握る事で掴んだものです。CBP低いほうが勝てるんじゃ…なんて気もしなくもなくはないシーズンが続いていましたが、やっぱり大きなグラフ良い攻撃スタッツの試合のほうが気持ちよくかつ安定して勝てると思いますので、次節はぜひ「軸最大値4.0」をめざして頑張ってもらいましょう。

第16節プレビュー

第16節京都サンガF.C.戦のプレビューです.名古屋と京都のデータ(シーズン平均)をプロットします。

6.名古屋グランパス・京都サンガF.C.のチャンスビルディングポイント比較
6.名古屋グランパス・京都サンガF.C.のチャンスビルディングポイント比較

京都サンガF.C.の特徴

5連敗中で、最下位に沈んでいると言うあまり勢いに乗れていない京都。名古屋も人に言えるほど大きいグラフでは無いですが、京都もちょっとさみしいグラフとなっています。攻撃系で特徴的なのはシュート、クロスでしょうか。

攻撃の要と見るのは右SBの福田。攻撃的なSBで高い運動量でサイドから攻めあがってきます。ここを起点に中ではCF原。191cmの長身で、前線でのターゲットとなります。ハチャンレを中心に当たり負けず、自由に前でおさめさせないことが必要です。

7.【京都15節終了時】個人攻撃系CBP
7.【京都15節終了時】個人攻撃系CBP

得点/失点パターンをみてみます。得点は全体的に少ないものの、セットプレーから4点をあげており、注意が必要です。逆に失点もセットプレーからが多く、名古屋はセットプレーからの得点が多いこともあり、お互いセットプレーが試合のカギを握りそうです。不用意なファウルやCKを与えないように進めてもらいたいです。また、クロスからの失点も多く、中山、倍井などでサイドをえぐる攻撃を得意とする名古屋とは相性がよいかもしれません。

8.【京都15節終了時】得点・失点パターン
8.【京都15節終了時】得点・失点パターン

チームスタイルを見ると比較的高い位置から早くボールを奪い、ショートカウンターで仕掛けるスタイルがみてとれます。走り出し、球際で負けてしまうと苦しい展開になってしまいますので頑張ってもらいましょう。

9.【京都15節終了時】Team Style
9.【京都15節終了時】Team Style

相手の調子があまりよくない、とか相性が良いかもなどと書くとポロっとやってしまいそうな怖さはありますが(笑)、選手たちはそんなことは関係なく、目の前の勝利に向け頑張ってくれると思います。前節に引き続き、積極的な攻撃を見せてもらいたいものです。

最後に

やっと大きなグラフが書けたと思ったら軸が足りなくてどうしようか悩ませてくれるくらい素晴らしい数値を出してくれる名古屋グランパス。最高です。今後あの試合は何だったんだ…とならないよう、継続してくれると信じています。引き続き応援していきましょう。

サガン鳥栖戦・1G1Aの大活躍・稲垣祥
サガン鳥栖戦・1G1Aの大活躍・稲垣祥

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