はじめに
コンウェンですこんにちは。勝つってすばらしい。新戦力って素晴らしい。第26節ミニレビュー&第27節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第26節レビュー
第26節の名古屋と東京ヴェルディのfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
お互いにゴール期待値、チャンス構築率は低めでビッグチャンスも少ない試合となりました。名古屋はパトリック、山岸を使い前進し、新戦力菊地のパス・クロスでチャンスを創出。特にクロスは成功率33%と高い成功率。その菊地のタイミング、コースともに絶妙のクロスからパトリックが押し込み先制。その後は苦しい時間帯もありましたがVAあー…チームの力でしのぎ切りました。特に三國の相手に決定的な仕事をさせない守備は素晴らしかった。そして忘れちゃいけない66分染野のドンピシャヘッド。指先ひとつでコースを変えたレジェンド神ミッチ、流石でした。
個人データを見てみます。全体グラフで比較的大きな値となったクロスポイントの立役者は菊地。アシストシーンだけでなく多くのチャンスを創造してくれた菊地前評判以上の漢でした。
ドリブルは絶好調中山。自慢のスピードとテクニックでサイドを切り裂いてくれました。先ほど出したクロスポイントも上位で、調子の良さが気持ちにも表れているのか積極性も高く非常にいいですね。チーム2位は和泉。やはり彼がいると安定感が違います。潤滑油。チーム3位に菊地がいるのも素晴らしい。
奪取ポイントは椎橋。要所で相手の攻撃の芽を摘んでくれました。ナイスファイト。チーム2位の野上も機を見て前に出て相手の攻撃を阻害するなど安定感抜群でした。
そして俺たちのストライカーパトリック。前線で体を張りながら、絶妙ではあるが決して簡単ではない角度からの菊地のクロスを見事に収め、名手マテウスに触られながらもナイスゴール。味方で良かった。
派手さは無い試合だったかもしれませんが、パトリックと山岸を使った前進、中山の推進力、菊地の攻撃センスなど名古屋の武器が存分に発揮された試合と言っていいでしょう。守備面に置いてもミッチ三國を中心に守りきってくれました。ナイスゲーム。
第27節プレビュー
第27節サンフレッチェ広島戦のプレビューです。名古屋と広島のデータ(シーズン平均)をプロットします。
下は、先回対戦第12節のグラフです
試合展望
広島は攻撃系ポイントクソデカグラフ。特に特徴的なのはシュートCBP。カウンター
とクロスからの攻撃を中心にとにかくしっかり枠に飛ばしてきます。守備CBPは低め。よっしゃ弱点は守備だ!…ではなくそもそもゴール前まで運ばせないため守備CBPが低いといういい意味でのポイントの低さと思われます。
Team Styleを見てみます。…赤数字多いな。強敵感マシマシな感じです。攻撃でカウンターと右サイドの値、守備ではハイ/ミドルプレッシングの値が高く、高い位置で奪われカウンターを食らわない様にケアが必要です。ローブロックの低さは前述の守備CBPと同じですね。
Chance Buildingデータもここまでの評価を裏付けます。シュート数、チャンス構築率がリーグ1位でシュート成功率はそれほどではないもののシュート数の多さからゴールも一位です。
また、守備面では被シュート数、被チャンス構築率がリーグ1位で、なかなかチャンスを作らせて貰えそうにありません。
個人攻撃系ポイントを見ると攻撃の要は満田。パスだけでなく得点も取れる選手で注意が必要です。最前線で怖いのは加藤。ボールの受けかた、シュート共に上手く、広島の攻撃を完結させる恐ろしい選手です。
広島に多くのシュートを撃たれ、一方なかなか攻められない様な展開も予想されます。とにかく不用意にボールを奪われないこと、カウンターを発動されないようにパスの出どころをしっかりを抑えてもらいたいですね。名古屋は攻撃陣、守備陣共に好調が続いていると感じています。かなりの強敵ですが臆する事なく戦えば、勝利は見えてくると思います。
最後に
新戦力菊地が早速やってくれました。お休みだった司が燃えないわけがありません。これらを受け監督がどんな布陣で臨むかも楽しみです。満員の豊スタで、熱い試合を期待しましょう。