侍「どうも侍です」
記者「どうも記者です」
侍「負けてしまった(´・ω・`)」
記「リーグでは三連敗です。またなんとも気分の悪い水曜日で」
侍「水曜日………すい……スイスイスーイ! スイミング!」
記「目を覚まして!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン」
侍「( ゚д゚)ハッ!」
記「侍さんが現実逃避してどうするんですか。辛い状況担当なのに」
侍「辛いです……グランパスが好きだから」
記「試合なんてものが無ければ敗北を知ることもなかったのに」
侍「這い上がろう。負けたことがある、ということがいつか大きな財産になる」
記「いつまでやってるんだとそろそろ怒られそうですが」
侍「たいへんもうしわけございません」
記「順番に振り返っていきましょう」
ポジション名 | ガンバ大阪 | 名古屋グランパス |
GK(ゴールキーパー) | 一森(いちもり) | ランゲラック |
CB(センターバック) | 中谷・福岡 | 内田・ハ チャンレ・野上(のがみ) |
SB(サイドバック) | 黒川・半田(はんだ) | - |
WB(ウイングバック) | ー | 菊地・徳元(とくもと) |
CMF(セントラルMF・ボランチ・センター) | 美藤(みとう)・ダワン | 稲垣・椎橋 |
IH(インサイドハーフ)・シャドー・トップ下 | 山田 | 和泉 |
SH(サイドハーフ)・WG(ウイング) | 山下・食野(めしの) | - |
FW(フォワード) | 坂本 | 永井・森島 |
侍「いきなりですけどね。うちのグランパスがね、今夜負けたらしいんやけど」
記「あ~そーなんや」
侍「うちのオカンがね、なんでグランパス負けたのかをさっぱり忘れてしまったらしくてね」
記「今夜負けた理由をもう忘れてもうてって、どうなってんねそれ」
侍「でまあ色々聞くんやけどな、全然分からへんねんな」
記「分からへんの? いや、ほな俺がね グランパスが負けた理由をちょっと一緒に考えてあげるから。どんな理由ゆうてたかってのを教えてみてよ」
侍「ヒゲはやしたセンターバックが活躍してたらしいねん」
記「おー、中谷進之介やないかい。その特徴はもう完全に中谷進之介やがな」
侍「中谷進之介なぁ」
記「すぐ分かったやん、こんなん、もう」
侍「でもこれちょっと分からへんのやな」
記「何が分からへんのよー」
侍「いや俺も中谷進之介やと思うてんけどな」
記「いやそうやろ?」
侍「オカンが言うには、なんかめっちゃ空中戦強かったって言うねんな」
記「あー、ほな中谷進之介と違うかぁ。寄せの速さ強さは国内最高級やけど、空中戦は弱点やもんね」
侍「そやねん」
記「中谷進之介はね、空中戦に弱点があるからセットプレーの守備でやらかすねんあれ」
侍「そやねんな」
記「な? だからハ・チャンレがいきなりコーナーキックからヘディング叩き込んだわけやから」
侍「そやねんそやねん」
記「中谷進之介ってそういうもんやから。ほなグランパスが負けた理由は中谷進之介のせいちゃうがなこれ」
侍「そやねん」
記「あれほなもう一度詳しく教えてくれる?」
侍「なんかセンターバックが怪我してから守備陣が混乱してたらしいねん」
記「野上結貴やないかい。センターバックでもウィングバックでもどんとこいやからあれ。でも俺はね、あれは自分の得意な項目だけで勝負してるからやと睨んでんのよ。俺の目は騙されへんよ。機動力まで増したら大したもんよあれ」
侍「まあねー」
記「ほんであれよー見たらね、野上結貴がいつもだったら絶対に抜かれないところで抜かれてしまってね、怪我したからしゃーないんやけど、周囲も想定してないしそら失点するよあれ」
編注:野上選手、怪我お大事にですよ・・・
侍「分からへんねんでも」
記「何が分からへんのこれで」
侍「俺も野上結貴と思うてんけどな」
記「そうやろ」
侍「オカンが言うには、グランパスの中盤から前がDF陣を信じて任せすぎって言うねんな」
記「ほな野上結貴のせいちゃうやないかい。その文脈ならCBのせいちゃうやろ」
侍「そやねんそやねん」
記「な? いつもの三國の感覚でDFが勝つやろって感じがあったねんあれ」
侍「そやねんそやねん」
記「そういうんよく言えば信頼やからあれ」
侍「そやねんな」
記「野上結貴のせいちゃうがな。ほな、失点についてもうちょっとなんか言ってなかった?」
侍「2失点目、何故かいきなりそれまでやってた守備をやらなかった選手がいたらしいねん」
記「森島ツカサやないかい。菊地泰智がすごい勢いで坂本に剥がされてましたけどね、森島ツカサがいつもどおり守ってたらなんとかなったはずなんよ。失点して意識が攻撃に向いてしまったのかしらんけど、森島ツカサよそんなもん」
編注:森島司を貶めるつもりはないです。誰にでも選択ミスはあります
侍「分からへんねんだから」
記「なんで分からへんのこれで」
侍「俺も森島ツカサと思うてんけどな」
記「そうやろ」
侍「オカンが言うには、そもそも相手のビルドアップを途中から全然捕まえられなくなったらしいねん」
記「ほな森島ツカサちゃうやないかい。ビルドアップ捕まえられないのは選手一人の責任ちゃうのよ」
侍「せやねん」
記「ハイプレス戦術はね、相手がどうなったらハメに行くのかの状況とスイッチとが重要やねん」
侍「せやねんせやねん」
記「そこでサリーされたりSBの上下可変だったりでグランパスがガンバの誰を捕まえにいくかを曖昧にされたら厳しいのよ」
※編注:サリー=サリーダ:CMFが最終ラインに落ちて数的不利を解消すること
侍「せやねんせやねん」
記「森島ツカサちゃうがなほな。もうちょっとなんかゆうてなかったか?」
侍「ダメ押し力の高いアタッカーがいたらしいねん」
記「宇佐美貴史やないかい。あれ法律スレスレぐらい決定的な仕事するから、な? ガンバさんが宇佐美貴史を量産しようもんなら、俺は動くよほんま。宇佐美貴史や絶対」
侍「分からへんねんでも」
記「なんで分からへんのこれで」
侍「俺も宇佐美貴史のせいと思うてんけどな」
記「そうやて」
侍「オカンが言うには、いつもならあれはCBが誰か宇佐美貴史を潰しにいくはずやろ言うねん」
記「ほな宇佐美貴史のせいちゃうやないかい。今日でいえばハ・チャンレの役割だったのか分からんけど、いつもならプレスがかかる局面でプレスかからなかったら、そらアシスト決められるわ、な? 守備のズレは自分たちのせいやから」
侍「そやねんそやねん」
記「ほな宇佐美貴史のせいちゃうやないかい。ほなもうちょっとなんかゆうてなかった?」
侍「基本的にリスクコントロールの行き届いた選手配置だったらしいねん」
記「ポヤトスやないかい。ポヤトスはピッチ上に何も起きないようにするのが得意やねん。
守備時では4-2-4でグランパスのビルドアップを消しにきたし、相手の守備をセットプレー以外で上回れなかったやね」
侍「そやねんそやねん」
記「今日はしてやられた。ポヤトスのせいで決まりやそんなん」
侍「でも分かれへんねん」
記「分からへんことない。グランパスが負けたのはポヤトスのせい、もぉ」
侍「でもオカンが言うには、ポヤトスではないって言うねん」
記「ほなポヤトスのせいちゃうやないかい。オカンがポヤトスのせいではないと言うんやから、ポヤトスのせいちゃうがな」
侍「そやねん」
記「先ゆえよ。俺がポヤトスのマネして髭伸ばそうとしてる時どう思っててんお前」
侍「申し訳ないよだから」
記「ホンマに分からへんがなこれ。どうなってんねんもう」
侍「んでオトンが言うにはな」
記「オトン?」
侍「さっさと忘れて気持ち切り替えよって言うねん」
記「いや物分かり良すぎやろ。でもそのとおりやな」
この試合の良かったところ
- なんだかんだセットプレーで2点取ったのは誉めてしかるべき。ただ今日のお互いのアレコレ的になんとかもう1点必要でしたが……。
この試合の(´ε`;)ウーン…
- しっかりと崩されたというよりはこちらのエラーを上手く使われたなという感じはありましたが……野上は即交代させるべきだったかなという感じでしょうか
- 菊地が独力で前に運ぶぜ! というタイプでもないので、結果的に右サイドからちっとも前進できなくなっているのがキツイ。菊地をそこで使うなら全体的に相手を押し込む必要がある感じしますね
- とにかく負傷者の復帰が待たれる……。
最後に
侍「久々に砂を嚙むような試合だった」
記「勝負に徹するならユンカーよりパトリックだったかな、という感じもありましたが」
侍「そこはやはりルヴァン決勝に向けての調整という意味合いを含む、ということで」
記「調整要素があると言いつつリーグ3連敗はちょっと負け癖ついちゃわないか的なところで嫌ですね」
侍「リバウンドメンタリティがルヴァン決勝で大爆発することを祈るばかり」
記「週末は天皇杯ですし、来週のミッドウィークには試合は無いので、次の試合はもうルヴァン決勝です」
侍「マジかー」
記「応援する側としても本当に気持ちを整えて挑みたいですね」
侍「おあとがよろしいようで」
記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」
侍「成敗(Say-Bye)!」