はじめに
コンウェンですこんにちは。またまた引き分け。しかも勝たなきゃいけない展開での土壇場の引き分け。悔しい。でも勝っても負けてもおかしくなかった引き分け→勝ちたかった引き分け→勝たなければいけなかった引き分け→…あとは…わかるね?ミニレビュー&ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第17節レビュー
第17節の名古屋とアビスパ福岡戦のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフは名古屋が大きめ、特にクロスがいい位置に決まっていたことが見て取れます。
先制点もコンビネーションでえぐった右サイド中山から逆サイド徳元が飛び込んでフィニッシュというクロスを使った理想的な攻撃となりました。やったぜ。
スタッツも、シュート13本、チャンス構築率12.4、ゴール期待値1.06、好調を維持しているといっていいでしょう。
名古屋の攻撃の好不調のバロメータではと感じているクロス本数も16本(成功率18.8%)となかなかで、各エリア進入回数も多く、攻撃はすっかり復調したように感じます。
シュート位置もいい感じで、あとは決めるだけですがいかがお過ごしでしょうか(時候のあいさつ)。
守備も決定的なピンチは多くはなく、スタッツ上もしっかり抑えていたと言っていいとも思います。最後の最後で福岡のパワープレーにはまってしまったのは残念ですが、反省するところは反省して次に繋げてもらいましょう。
ところでなんかああいう典型的なパワープレーくらうの久しぶりな気がしますね。これも経験。
個人CBP
個人CBPを見ていきます。パスCBP。相変わらず化物な稲垣は置いておいて(置くな)、原がチーム2位、特に先制シーン、ほらかっちゃん…ここがいいんだろ…?と言ったかは知りませんが中山の能力趣向を完全に把握したスペースへのパスは絶品でした。
クロスCBPは中山。左サイド起用で調子を上げた結果左右どちらでも違いを作れる漢に。マテウスもランクインしており、調子の良さを感じます。
奪取は稲垣定期。原もランクインしており間違いなくこの試合のキーマンでした。あ、椎橋もちゃんと頑張ってます。
守備は三國とピサノが上位。三國は最後のプレーは多分判断ミスで、判断やプレーの質は上げていってもらいたいですが、CBの仕事なんてそんなもん。ちょっとした違いでゴールにならなかったらきっと話題にもされなかったはず。他はきっちり跳ね返していたのがちゃんとデータに出ています。反省するところは反省して次だ次。
ピサノは相変わらずの安定感。クロスなどへのキャッチの判断・技術が素晴らしく、相手攻撃を切ることでチームに絶大な貢献をしてくれています。派手なセーブもカッコいいけどこういうのが本当に大事。
全体1位は福岡安藤。奪取もチーム1位で守備で大貢献と同時にパワープレーで猛威を振るってくれました。いい選手だ。
ということで結果は悔しいものになりましたが得点も失点もゴールは水物。いい試合を続けていれば結果はきっとついてくると思います。
三國は最後のプレーが話題にされがちですが、先制点を取った際の再奪取&起点も三國。素晴らしい身体能力で相手を吹き飛ばしました。カウンター阻止&起点ということで2点物のプレーです。まだプラスだくらいの気持ちで(言ったらダメよ)、反省・KAIZENはしつつ次も頑張ってもらいたいものです。
第18節プレビュー
第18節浦和レッズ戦のプレビューです。
名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
でかいですね。でかい。名古屋も全体的には大きくなってきていますが、浦和はドリブルが突き抜けていて、それ以外もJ平均~それ以上となっています。
Team Styleの指標をみると攻撃は自陣ポゼッションとロングカウンターが高くなっています。ドリブルの数字が高いように個で仕掛けられる選手がおり、浦和自陣でのボール保持に引き込まれてからの突破・カウンターに注意です。
守備はハイブロックが低く出ており、あまり積極的に高い位置から奪いに来る傾向ではなさそうです。
Chance Buildingでシュート系の指標はシュート・被シュートともに優秀です。

個人CBP
個人CBPを見てみます。攻撃の軸はやっぱり怖いこの男マテウスサヴィオ。あらゆる指標がチーム上位でいうまでもないキーマンです。が、マテウスはウチにもいる。どちらがJ最強のマテウスか決めようじゃないか。
グラフで大きかったドリブルをけん引しているのが右サイド金子。崩されないように注意です。
守備のキーマンは中盤の安居が奪取CBPトップ、CBホイブラーテンが守備CBPトップとなっています。
最後に
チームの状況は上向き、ただ勝ちきれない試合が続いています。それでもうまくいかなかった時期は抜けたのかなと感じています。あとは細かい部分をしっかり仕上げつつ、自信を取り戻していくフェーズかな。引き続き応援していきたいと思います。それでは。