柏に勝利し予選を通過、舞台は山口から福山に移る。試合前にスタッフの方に話を聞くとピッチレベルでも暑さが山口より落ち着いている様子だった
サポーターも予選ラウンド4〜5人から20人程に増え、福山に繋げる事が出来た安堵感も大きい。
トーナメントで名古屋が所属する山は仙台、京都、マリノスの4チーム。唯一のプレミア参戦の名古屋だが、一発勝負の舞台では所属リーグなど関係ない。
しかし、名古屋としてはプライドもある。必ず勝って横浜ラウンドに繋げたい。
試合が始まると山口ラウンドの相手とほぼ同じ形。
4231からSBとSHで外側のアタックを仕掛けるマリノス。プレスに行きたい名古屋はWBとIHが守備で迷う事になり守備に出づらい。
今までと違ったのはマリノスのアタッカーが切り返しから勝負を続けてくる事だろうか、神戸、オディケは試合出場が長いだけに大変そうだった。
ズラされる展開が続くと我慢できずにプレスに飛び出す試合もリーグ戦で見られたが、クラ選では大西、恒吉を前に残して小島が下がってスペースを埋める事でセンターラインの小島、八色、野村が相手の形に応じて守備連動できるような形をスムーズに行う。
攻撃局面では大西のポストからの展開を気にしたマリノスが最終ラインに対するプレッシャーを放置気味のいつもの流れ。
センターラインの八色、野村にボールが入ると大西の裏抜けかセンターラインの運びの選択肢で勝負。
先制点は小島。大西に寄せられた守備陣の隙間を恒吉と小島が抜いていった。
先制点を取ると名古屋の攻撃の選択肢の突きつけ方は強烈に効いてくる。小島、恒吉、八色、野村に縦にボールが突き始めるとWBも浮く展開も増える。
追加点はさすがの大西。柏戦でゴールが無くかなり悔しい顔をしていた大西。“名古屋”で闘ってる意味と気持ちがこもったゴールセレブレーションを見せて勝負あり
次のページに続く