侍「どうも侍です」
記者「どうも記者です」
侍「負けてしまった(´・ω・`)」
記「終わってみれば先方の強かさにしてやられたという感じでした」
侍「善戦するもヤられるポイントでしっかりヤられる、そんな試合」
記「シーズン後半定番の嘆きになってしまいましたが、いかにも下位チームらしいと言えばそんな感じの」
侍「ちなみに11/29は良い肉の日だったりするわけだが、11/30は国際的には死刑廃止運動の日とされている」
記「そんな日の虐殺反対! グランパスの負けはトヨタ帝国の存立危機事態に該当するのではありませんか!?」
侍「色々な意味で危険なネタをいきなり言うな!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン」
記「( ゚д゚)ハッ!」
侍「政治とスポーツの話は職場ではやめろと言われてるだろ!」
記「待ってください、ここって職場だったんですか……」
侍「(#・∀・)⚔️⚔️⚔️」
記「じゅ、順番に振り返っていきましょう」
| ポジション名 | FC町田ゼルビア | 名古屋グランパス |
| GK(ゴールキーパー) | 谷 | 武田 |
| CB(センターバック) | 望月・昌子・ドレシェヴィッチ | 原・藤井・佐藤 |
| SB(サイドバック) | ー | ー |
| WB(ウイングバック) | 中村・林 | 野上・和泉 |
| CMF(セントラルMF・ボランチ・センター) | 下田・中山 | 稲垣・森島 |
| IH(インサイドハーフ)・シャドー・トップ下 | ミッチェル デューク・相馬 | 菊地・永井 |
| SH(サイドハーフ)・WG(ウイング) | ー | ー |
| FW(フォワード) | 藤尾 | キャスパー・ユンカー |
侍「さてこの試合、謎にベンチにもいない選手が目立ちもしたが、ユンカー、永井に野上さんスタメンがとりあえずのトピック」
記「左WBは困ってる時の和泉でしたね」
侍「このスタメンでどうするんだろう? と思っていたが、キックオフからまずは清々しいほどに右の野上さんへロングボールを蹴り込んでいた」
記「対面のゼルビア林と身長差もかなりありましたし、野上さんがめっちゃ競り勝ってましたね」
侍「そして右シャドーに入っていた菊地が攻撃時にはわかりやすく曖昧なポジションを取り、菊地のマーク係のドレシェビッチが困っていた」
記「結果的に菊地がだいたいフリーでボールを持てるので、ユンカーと永井が前を向いてスプリントする準備ができ、バシッとスルーパスが通る感じで勢いよく攻め込んでいましたね」
侍「そこで先制できてればなぁ……」
記「Ω\ζ°)チーン」
侍「相手もアホではないので、途中から下田か中山で菊地を見張る感じに修正してきた」
記「それでキックオフ当初ほどは繋がらなくなりましたが、全般的には強度をベースにグランパスが押してましたよね」
侍「で、武田」
記「うーんこの」
侍「典型的な、出るなら触ろう案件だったが、現実問題としてデュークほど高い選手は珍しいし目測を誤ったのも仕方ない部分はある」
記「しかもそのヘディングが枠内に飛んじゃうんかい! というのも、かなり」
侍「と言うわけで前半だけ見たら、不幸にも何故かリードされてしまったグランパスだった」
記「引っかかる言い方!」
侍「シーズン終わり際なのでな、何とか耐えて一刺しできるのが町田さんの強みとも言えるだろうし、刺しきれずに先制されるのが今年のグランパスだよねということにもなる」
記「短期的には確率(運)ながら、ある程度長いスパンで見ると実力だよね、というとこでしょうか」
侍「残念ながらそういう理解をせざるを得ない。というか確率が確率どおりに収束するということだ」
記「グヌヌヌ……。では後半はどうだったでしょうか」
侍「先方としては部分的なハイプレスで野上さんへのロングボールを阻害しにきた」
記「そこに蓋をされるとキツイ感じがありますね」
侍「ただし、ちょいちょいちょっとアレなところもありつつ、意外とちゃんとビルドアップできていた。WBからCMFに並行パスして前進、あるいは主に菊地へ斜めパスを刺してダイレクト等、けっこうナウい感じの攻撃をしていたので」
記「ただ、武田の手前へのロングボールが狙い目だぞとしっかりやってきたのは流石でしたね」
侍「デューク、単純な得点能力は置いといてああいうプレーをやらせると本当に献身的で嫌な選手」
記「2失点目と3失点目は完全にデザインセットプレーでやられてしまいました」
侍「それがそうもキレイに決まるんかい! と言いたくはなるが、それが先方の研ぎ澄ませてきた武器ということなのだろう」
記「その辺の分析領域も金かけてそうな雰囲気を感じましたね。監督個人の能力とかとは違う部分ですし、所謂『再現性』のあることですから」
侍「色んな部分で『予算の差』を感じさせられ、グランパスを昔から見ている身としては隔世の感を覚えずにはいられなかった」
記「良い意味で監督やコーチ個人の質とは関係なくやれそうなところはちゃんとやって欲しいですよね、それが世界のトップスポーツの流れでもありますし」
侍「そのへんが清水社長に求められることなのかもしれない」
記「部門ごとの予算のつけ方というと一気にすごい普通の会社感ですが、実際に会社なんだから現場をしっかりサポートする機能は今後必要になるんでしょうね」
この試合の良かったところ
- ちゃっかりフル出場継続の菊地。もう身体は大丈夫っぽいですね。良いパス出してたからな〜もう一皮剥けたらめちゃくちゃアシストしだしそう。
- キャスパーの執念を感じました。ストライカーなら出ればゴールを狙う本能だよね。もうちょっと!
- 小野の攻撃時のオプション感アリアリ。ただいくらなんでもネガティブ・トランジション時のことを考えていただきたいところ。
- 3バック陣は全員マジで良かったと思いますよ。タフな展開の中破綻せずやり切りましたから。
- 永井も本当に! あとちょっと!
この試合の(´ε`;)ウーン…
- 杉浦と鈴木よ、自分達の課題がよくわかったと思うのでよく勉強していただいて。
- 武田はまあ、2失点目と3失点目はしゃーない。
- 木村を活かせないボール回しになってしまったのが来シーズンの改善ポイントなんでしょうなー。
- 悪意あるプレーではないのはわかってはいるが和泉と永井のケガは後味悪し。でもこれもサッカーということです。
最後に
侍「これで得失点差も考慮した現実的な最高順位は15位になってしまった」
記「うーんこの」
侍「ただ、残留最低順位である17位と、15位とでは、なんだかんだ見栄えと言う点でだいぶ違うので、なんとか本当に一つでも上の順位を目指して欲しい」
記「最終節の相手は地味に直近5試合で無敗の福岡さんですね」
侍「楽な試合にはならないだろうが、本当に『意地』を見せて欲しい。というかシーズン全般的にファン・サポーターに厳しい展開を強いたわけで、もちろん悔しいのは監督やコーチや選手だろうが、最後の最後にファン・サポーターにちょっと良い気分を味合わせてくれても罰は当たらないのではないか」
記「来年に向けての希望も含めて、ですね」
侍「おあとがよろしいようで」
記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」
侍「成敗(Say-Bye)!」


