忍者「どうも忍者です」
記者「どうも記者です」
忍「勝ったでござるー(∩´∀｀)∩」
記「久しぶりの最終戦勝利でしたねえ」
忍「かなりしんどい試合でござった」
記「拮抗しているというか何というか」
忍「多分、前線にもっとパワフルな選手が欲しいんだろうなという先方でござったし、それはグランパスも同じというか前が点取れてないでござるし」
記「しかし両チームとも典型的な『何もかかっていない試合』ながらモチベーションはお互いに何だか高そうでしたね」
忍「グランパスについては、やっぱりこの3万人以上の観客前で最後にだらしないところは見せられないだろ、という感じはあったのではござらぬか」
記「今シーズン最後の試合、順番に振り返っていきましょう」
| ポジション名 | 名古屋グランパス | アビスパ福岡 |
| GK（ゴールキーパー） | ピサノ | 小畑 |
| CB（センターバック） | 原・藤井・佐藤 | 奈良・安藤・前嶋 |
| SB（サイドバック） | ー | ー |
| WB（ウイングバック） | 森・和泉 | 橋本・前田 |
| CMF（セントラルMF・ボランチ・センター） | 稲垣・森島 | 松岡・見木 |
| IH（インサイドハーフ）・シャドー・トップ下 | 菊地・永井 | 重見・名古 |
| SH（サイドハーフ）・WG（ウイング） | ー | ー |
| FW（フォワード） | キャスパーユンカー | 碓井 |
忍「さてこの試合、前回やらかしの武田に代えて堀尾スタメン、あと森が戻ってきたでござる」
記「グランパスというか日本代表の未来コンビみたいな二人です」
忍「キックオフしてみると、前節同様にとりあえず右サイドに蹴っ飛ばすグランパスでござった」
記「なんか菊地に競らせてた状況が散見されましたが何だったんですかねアレは」
忍「シンプルに堀尾のキックミス疑惑。本当は森狙いだったんでござろ」
記「困ったもんですね」
忍「ただ、そこでそんなボールロストという感じでもなく、立ち上がりはグランパスペースで進んだでござる」
記「森島ツカサが浮いててビルドアップの出口になってましたね」
忍「先方が基本的にハイプレスには来ずにミドルゾーンで構える姿勢だったわけでござるが、そうするとツカサ稲垣菊地がちょいちょいパス交換しつつ普通に前進できてしまっていたでござる」
記「構えてからのゾーンプレスだと捕まえきれねえぜ！ という感じでした」
用語解説：ゾーンプレス：ゾーンプレスは「相手を個人で追い回す」のではなく、チーム全体でゾーンを意識して圧力をかける守備戦術です。成功すれば効率的にボールを奪い、素早い攻撃につなげられますが、逆サイドのスペースや突破力のある選手には弱点を突かれる可能性があります。名古屋は前線はマンツーマンで、自陣ゴール近くではゾーンプレスでという難しい守備をシーズン終盤両立させようとしていました。
忍「そんなこんなで立ち上がりの10分くらいはグランパス良い感じやん！ という何だか既視感のあるアレでござって」
記「うっ嫌な記憶が蘇る」
忍「ユンカーのコンディション良化がもうちょっと早ければなあと思わずにはいられなかったでござるな。実戦において、結局誰がフィニッシュする係りなのか、まずは誰にめがけてラストパスを出すのか、そこの練度が上がってないんだなあと」
記「相手の守備陣も流石な感じでそもそもラストパスをかなり引っ掛けられてもいたのですが、ユンカーの欲しいところ、欲しいタイミングとバスとがズレている現実が今日そこにも」
忍「ユンカーならもっと強いパスでもコントロールできるのに……と言いたくなるパススピードの足りなさでござった」
記「で、ツカサを放置するとヤバいぞと認識した先方は速攻で主に見木でツカサを見張り始めました」
忍「そして膠着！ お互いロングボールからセカンドボール回収できるか勝負みたいな感じになったでござる」
記「そこで繰り返しにはなりますがもっとユンカーを信じて強いパスを差し込めれば良かったんでしょうけどねえ」
忍「前半終了間際では先方の中盤の強度が露骨に落ちた時間があり、そこで仕留められたらなあ、でござったけども」
記「後半になっても大きな変化はありませんでした」
忍「お互いに、大きく変えると守備のリスクが無視できないという感じだったのでござろう」
記「危ないシーンも散見されたのですが、決定的に崩されることはなく、先方としては前線でスパイスになれるような選手不在を感じさせられましたね」
忍「具体的には山岸なんでござろうけども」
記「それは言っちゃいけませんよ！」
忍「そして淡々とした消耗戦に突入したでござる」
記「そうなると、どっちが先に消耗しきってしまうのか、そして消耗してきたところで交代選手が違いを見せられるか勝負になりがちです」
忍「そして木村が仕事をしたでござる」
記「ちょっと……微妙……？ な感じもしましたが、長谷川健太監督が言っていたようにグランパスファミリーの皆さんの応援が審判に圧をかけたのかもしれません」
忍「稲垣が決めて終わる。今シーズンのグランパスを象徴するような試合でござった」
記「勝って終われて良い気分でセレモニーを観られて本当に良かったです」
この試合の良かったところ
- 淡々と、そして熱くプレーする和泉にプライドを感じさせられました
- 堀尾は久々・無難なプレーで……と思っていたらサニブラウンのあぶねー裏抜けをかなりリスキーな飛び出しでカットするなどしており、いやめっちゃ頑張ってたと思いますよ
- 良い意味であんま目立たずしっかりはっきりプレーを切っていた藤井◎
- 原も久々にというか攻撃面で良い感じに……と思っていたら受け手とのズレが散見されそれは来シーズンの伸びしろということで（なお超冷静にイエローで相手のカウンターを潰したのにはめっちゃﾜﾛﾀ）
- 稲垣はシンプルにすごい
- キャスパーのコンディションだいぶ良い感じになってたっぽいだけに皆がキャスパーの使い方をなんか忘れちゃってた感あったのが無念（ただ2023後半みたいにひたすらキャスパー目掛けて蹴っ飛ばして何かが起こるのに期待するみたいなのもそれはそれで困るのですが）
- 森は低めの位置から前プレに参加するところの改善が見られましたね
- 小野も今日くらいなら大変◎。ちょっと前節はマジで中に入り過ぎ……
- 残留確定済で、そして勝ったからこそ穏やかな気持ちでセレモニーを見られて、泣いちゃったよね
忍者さんは挙げてないが、菊地泰智の縦横無尽ぶりはマジで戻ってきたように感じた。
この試合の(´ε｀；)ｳｰﾝ…
- 結局！ 誰が！ 点取る設計なんや！ 来シーズンに期待
- 佐藤くんは良いプレーを3回くらいやったら1回くらいやらかす感じなのでもうちょい割合を改善していただいて…
最後に
忍「どうなるか見てみようでござる」
記「締め早っ！」
忍「これが今シーズン最後の出番でござるし……来シーズンのことなんてわからんでござるし……」
記「まあ、そうなんですけど、はい」
忍「通訳泣きすぎでござる！ とかも勝った後だから笑って見られたでござるし」
記「全体的にはなんか優しい感じのセレモニーになって良かったですね、本当に」
忍「おあとがよろしいようで」
記「それではまた明治安田J1百年構想リーグでお会いいたしましょう」
忍「ﾆﾝﾆﾝ🥷🥷🥷」