名古屋公式サイトで、2,015年ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第2戦の試合終了後記者会見が掲載されています。
http://nagoya-grampus.jp/game/2015/032820152vs/report.html
今日の試合は前半に小屋松選手のパスから松田力選手のゴール、松田力選手のパスから矢田旭選手のゴール、矢野貴章選手のクロスに小川佳純選手のゴールと、20分までに3得点が生まれました。
しかしその後、自分たちのミスの連続からバランスを崩し、特に後半は守る時間が長くなってしまいました。
そもそも前線の3人、中盤の3人のレギュラー格を欠く展開で、前日インタビューでも西野監督は「ある程度リアクションサッカーになってしまうことは想定している」と語っています。
磯村の縦パスでスイッチが入った
会見の中で以下のように西野監督は語っています。
最初、磯村の縦のボールから攻撃のスイッチが入りましたが、あれがリズムやペースを握れた瞬間じゃないかと思う程、あの1本のパスは前半の主導権を得るための大きなプレーだったと思います。それも含めて、彼の持ち味だったと思います。そういうメンバー達が、ゲームを作ってくれた前半だったと思いますが、ハーフタイムには「良いゲームが出来ているが、まだ半分。前半の終盤のようなプレーがあれば苦しい後半になる」と伝えていきました
これまで磯村選手は出場機会が少なく、田口泰士選手の後塵を拝する状況になっていました。縦のパスを入れていくことでスイッチをいれるのは田口泰士選手の持ち味とも言えるプレーで、それを強く意識したプレーだったのではないかと思います。
ただ、手放しで磯村選手のプレーが良かったとは思いません。実際に後半は押し込まれるようになると、あまりボールに絡めないようになり、なかなか流れを変えることができません。動きもかなり悪くなり、どちらかというと燃料切れのような状態になっていたことが想像されます。試合勘が薄れているところもあると思いますが、もう少し存在感を高めていかないと、田口泰士選手が復帰したらポジションを奪われる可能性もあると思います。
今日の試合は長期離脱もありえる田口泰士選手の代わりとして磯村選手がフル出場できたこと、松田力選手がやっと結果を出せたこと、小屋松選手がゲームメイクでも活躍することができたこと。収穫がありました。ガンバ大阪戦に向けて、良い調整をしてほしいですね。