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2019年第6節鹿島戦プレビュー

苦手チーム4連戦のうち3戦目

苦杯を嘗めたFC東京戦、予想外の完勝をできた北海道コンサドーレ札幌戦、これに続き、やはり苦手としている鹿島アントラーズ戦と横浜F・マリノス戦が続きます。この苦手4試合を勝ち越すことができるかどうかが、チームのゴールである「ACL出場(リーグ戦3位以内)を実現するカギになるでしょう。

過去、優勝争いをしたチームの平均勝ち点は2を超えることが通例です。これは3試合を通常2勝1敗で進めなければなりません。これはかなりのハイペースになります。

グランパスの現在は4勝1敗 平均勝ち点は2.4になります。連戦2試合を経た成績によって以下のように変化する可能性があります。

獲得勝ち点 総勝ち点 平均勝ち点
2勝 18 2.57
1勝1分 16 2.29
1勝1敗 15 2.14
2分 14
1分1敗 13 1.86
2敗 12 1.71

参考までに過去のACL圏内の水準は以下の通りです。異常なまでの混戦だった2018年は低めですが、優勝したチームは例外なく平均2を大きく上回っています。2017年では3位でも1.85となっています。

2018年 3位(56点):1.65 1位(69点):2.02
2017年 3位(63点):1.85 1位(72点):2.12
2016年 3位(59点):1.74 1位(74点):2.18

鹿島戦、横浜FM戦で最低1勝1敗以上の成績が望まれます。

今年のアントラーズ

アントラーズというチームのイメージは、「勝利に貪欲」「勝者のメンタリティーを持つ」というところにつきるのではないでしょうか。

実際、前節のジュビロ磐田戦でもレオ・シルバの起死回生の同点ゴールで引き分けに持ち込みました。第1節:大分トリニータ戦で敗れたものの、そのあとは2勝2分と勝負強さを見せつけています。ではここまでの試合でアントラーズはどのように勝ってきたのでしょうか。

アントラーズの得点経過

第5節:ジュビロ磐田戦:

レオシルバ:1−2で抜けだしてドリブルシュート

第4節:北海道コンサドーレ札幌戦:

伊藤翔:中央スルーパスに抜けだしてGKと1対1ループシュート

伊藤翔:再度からのカットインにスルーパスを抜けだして1対1流し込む

レアンドロ:サイドから長距離ドリブルからカットイン、シュート

第3節:湘南ベルマーレ戦:

安西幸輝:クロスが抜けたところ、逆サイドで余ったサイドバックの安西幸輝がシュート

第2節:川崎フロンターレ戦:

伊藤翔:アーリークロスに飛び出した伊藤翔がワントラップシュート

第1節:大分トリニータ戦:

伊藤翔:セットプレー、大外からの折り返しを押し込む

7得点のうち、実に4得点が速攻からの得点。うち、3得点が伊藤翔がスルーパスやアーリークロスに抜けだした得点です。

以前の記事でも紹介したように、いまのグランパスの守備戦術は、かなり高いラインを引いています。ということは相当裏にスペースがあるわけで、ファン・ウィジョやアデミウソン、そしてアンデルソン・ロペスや鈴木武蔵に苦しめられたのと、同じようなドキドキハラハラのシーンが見られることが想像されます。裏抜けのケアは、主に右サイドは宮原和也と中谷進之介、左サイドは吉田豊の戻りが重要になります。中谷進之介と伊藤翔の勝負が何回も見られることでしょう。

またアントラーズの強みとして、両サイドバックの攻撃力があると思われます。特に左サイドの安西幸輝、右サイドの内田篤人はJリーグ屈指の両翼であるといっても過言ではないでしょう。今日は軽い怪我のため、内田篤人は休みのようですが、代役には安西幸輝を右に回すか、平戸太貴をサイドバック起用するか、と選択肢も多いようです。いずれにしても鹿島の攻撃に、両サイドバックの攻撃力が寄与していると考えて良いでしょう。

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ジョアン・シミッチ対策は?

既にグランパスの中心となっているジョアン・シミッチへの対策が予想されます。

対策としては以下の選択肢があるでしょう。

  1. マンマークをつける
  2. ジョアン・シミッチへのパスコースを潰す
  3. ジョアン・シミッチからのパスコースを潰す
  4. ジョアン・シミッチをサイドに引き出してサイドチェンジ
  5. 中盤を省略してジョアン・シミッチにボールが渡らないようにする

アントラーズにはレオ・シルバという、ボール奪取から・パス出し・ゴールまでなんでもできる選手がいます。ボール奪取力だけをみたら1)マンマークをつけるという選択肢もあるかもしれませんが、それは強みを捨てることにもなります。あまり得策とはいえません。

2)や3)はジョアン・シミッチを潰すという点では有効かもしれませんが、ジョアン・シミッチのスキルを上回るプレッシャーをかける必要があり、そうなると人数をかけて守る必要があるため、チームのバランスが壊れる可能性があります。

4)はサイドにピン止めすることで中央を使えるようにする、という意味ではアリかもしれませんが、ジョアン・シミッチだけをマークすれば良いわけではなく、シャビエルのマークが甘くなるように思います。

現状では一番グランパスを苦しめるのは5)で、徹底して裏狙いを行っていく、そして永井謙佑のように伊藤翔がサボらずに最終ラインとの駆け引きを続ける、となるのではないでしょうか。

そうなるとグランパスの最終ラインがどれだけ5)に耐えきれるかどうかで、勝敗が分かれるでしょう。

攻撃陣は心配していません。守備陣が伊藤翔や両サイドバックと勝負しきれるか。是非注目してご覧下さい。良い試合になりますように!

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About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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