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知っておきたいwithコロナの時代のサポーターの新常識 (2)サポーターと試合編

前編であるコロナ感染対策編は大きな反響を頂きました。

後編ではサポーターにとって気になる疑問と、その答えについてまとめました。応援ってどうなっちゃうんだろう、もうチャントは歌えないんだろうか。不安は尽きません。

名古屋グランパスを応援しようとするすべての人で共有しておきましょう。

試合観戦

試合観戦していいの?怖くない?

現時点では、試合観戦を禁じられているわけではありません。結論から言うと「試合観戦していい」です。

ただ多くの人が集まるイベントなので、名古屋グランパスの選手と、名古屋グランパスに関わる人からこれ以上新型コロナウイルス感染症罹患者を出さないことを強く意識して行動することが求められる、ということを是非覚えておいて欲しいです。

試合観戦は怖い?

多くの人が集まるイベントなので、家にいる状態に比べて危険性は増します。

ただし、以下のことを守っていれば通常の外出と大きな違いはありません。

  • マスクで顔の大部分を覆う
  • なにかを触った手で顔・目・鼻・口に触れない
  • こまめに手洗いをする(アルコール洗浄ならなおよし)

これ以上名古屋グランパスから罹患者を出さないために、協力お願いします。

 

発熱を感じたら、観戦を諦めよう

ガイドラインでは「37.5℃以上の体温がある」場合は、そもそもスタジアムに入場できません。その時点で37.5℃以上なくても、そこに近い数字だった場合、炎天下のなかを歩いてスタジアムに向かう間に体温があがり、入場できなくなる可能性もあります。

さらに万が一、新型コロナウイルス感染症を発症していたら、スタジアムや、スタジアムに向かう道中で感染を拡大してしまうかもしれません。

平熱よりも高いな、と思ったら、観戦を中止してください。

スタジアムではどうしていたらいい?

グランパスのWebページでも「新しい観戦様式」が発表されていますが、具体的に考えてみましょう。

  • スタグルを食べるときには、もともとの同行者(家族など)以外の友人と一緒に食べない
  • 友人たちと集まって、酒を飲んだりしない
  • 食べ物を食べる・飲み物を飲むとき以外はマスクをする
  • アルコールジェルを用意する(最近はコンビニなどでも買えます)
  • こまめに手指消毒する
    • トイレは密閉空間なので、手洗いだけのためには使わない=アルコールジェルなどでこまめに手指を消毒する

名古屋グランパスがアウェイで試合します。応援しにいっても大丈夫だよね?

Jリーグの現在の規制では2020年8月31日まで、ビジター席は設けられません。必然的にホームのサポーターのための席しか販売されません。

まずはそれをきちんと理解しておくことです。

もしもアウェイチームのスタジアムが遠距離になる場合は、おそらく公共交通機関を使う必要が出てきます。選手も可能な限り公共交通機関を使うことを避けるように指示されていますので、サポーターも同じだと思いましょう。車であっても、近隣都道府県を越える距離の場合は観戦を諦めましょう。また、車であっても長時間の移動はリスクを伴います。その点は理解をしておきましょう。

アウェイチームの所在地近くに居住しているファミリーは?

ただ、アウェイチームの所在地に居住しているグランパスファミリーの皆さんは、その限りではありません。ただしあくまでホームのサポーターのためのチケットなので、ホームのサポーターがチケットを買えない事態を作ることは望ましくありません。その配慮を忘れないようにしましょう。

万が一チケットが余っていて購入できても、ホームサポーターのための席で、アウェイの選手への拍手などを行うことは避けた方が良いでしょう。ホームのサポーターへの配慮を忘れず感染対策をしっかりとしながら観戦をしていただければ、と思います。

アウェイ在住なんだけどホームの試合見に行っても大丈夫?

愛知を中心とする東海圏に居住していない方は、ホームの試合を見に行くために長距離の移動が必要になります。なので、基本的に長距離の移動を伴う場合は観戦を諦めましょう

チャントを歌えないの?

新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインでは、チャントを歌うことは認められていません。

  • 禁止されている行為は以下の通りです。
  • 応援を扇動する
  • 歌を歌うなど声を出しての応援、
  • 指笛
  • 手拍子
  • タオルマフラー、 大旗含むフラッグなどを”振る”もしく ”回す”
  • トラメガを含むメガホンの使用
  • 太鼓等の鳴り物
  • ハイタッチ、肩組み
  • ビッグフラッグ ※ただし、お客様がいない席に掲出する場合は容認される

現時点では、ゴール裏がやっていることはほとんど禁止されているといって差し支えないでしょう。

新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインでは、再開フェーズを8段階定義しています。

  • フェーズ8が2019年までと同じ
  • 現在のフェーズは6
  • フェーズ7でも応援規制は同じ
Jリーグの再開のための8つのフェーズ
Jリーグの再開のための8つのフェーズ

現時点では当面はチャントを歌う以外も、応援行為そのものが禁止されています。

ものすごくいいゴールした!拍手してもいい?

現時点で規制されていないのは、横断幕の掲出と拍手だけです。

だからこそ、良いプレー、良いゴールには拍手をお願いします

お気づきだと思いますが、応援のない状況下では選手の声がダイレクトに聞こえてきます。ということは、我々の拍手も選手には聞こえているということ。選手が嬉しいのは、自分が「どうだ!」って思ったようなプレーが賞賛されること。良いプレーには拍手しましょう。

勝利したから、試合後に勝利のGLAPやってもいい?

GLAPは、手拍子に分類されると思います。手拍子は禁止行為に含まれています。

太鼓による先導がなくても自然発生的に産まれたらしょうがないんじゃない?という声もあがりそうですが、同様のケースでガンバ大阪のバイキング・クラップが大きな非難を生みました。

クラブに余計な負荷をかけないように、フェーズ8まで我慢しましょう。

これから応援はどうなっていくの?

フェーズ7まで応援をできないとなると、8月31日までのフェーズ6が確定しているということは、どんなに早くてもフェーズ8に達するのは秋以降。場合によっては今シーズンすべてフェーズ8に達することができない可能性もあります。

応援禁止のなかで、現在のゴール裏をリードするULTRAS NAGOYAのカズヤさん @kazuya_nagoya に、これからの応援をどうやっていくのかについて伺いました。

出来ることをそれぞれの場所で全力でやる、という考えは変わりません。

近い将来としては拍手しかできないなら拍手の質をあげたいですね。

とりあえず拍手ってのがありますよね?あれを無くしてメリハリつけて良いプレーにもっと大きな拍手を、良いシーンには長い拍手をと前からずっと思ってました。

相手のミスキックでサイドライン割った時の拍手とか無駄なバックパスへの拍手などよりも選手が前向きになれる拍手をしたいですね。

こんな状況なので、やり過ぎて興奮してはいけないってのもありますが笑。

選手のモチベーションに直結する拍手をしていければと思います。

やりたいことの出来ない日々ですが、いつもより心は込めたいんですよね、拍手に。

 

こんな状況でもチャント発表したのは、辛い時でも気持ちの拠り所となれるようにと。強い意思をもってウィルスなんかに負けず、タイトル目指しましょうと言う意味も込めてます。

遠い将来で言えば、幕で出した通り、「Familyという枠」を皆が感じながら乗り越えていければ、解除後どんな時でも強く結ばれた関係が出来ると思ってますし、そうなるように仕掛けていきたいですね。その時のホームの迫力には今から期待してます。」

Jリーグの変化

Jリーグはどうなっちゃうの?

はっきりいって、Jリーグの各チームの経営状況はあまりよくありません。

  • 3月から6月まで試合による収入なし
  • 7月からも入場料収入は最大5000人分までに激減
  • 8月以降も入場料収入は不透明

という状況です。入場料収入がないということは広告効果がないということで新規のパートナー獲得も簡単ではなさそうです。また出資したり、広告主側の経済状況が悪化していることも可能性としてありそうです。

Jリーグのほとんどのチームが赤字を計上する可能性が高いと思われます。

それに対してJリーグの動きは迅速でした。

三菱UFJ銀行から200億円、商工中金から100億円、当座の繰り越し60億円のキャッシュを確保しました。最大300億円までの融資を受けられるというコミットを得られているという意味です。

引用元:「最後はキャッシュが明暗を分ける」Jリーグの新型コロナ対策を村井満チェアマンに聞く – 森雅史

300億円分はあくまでも融資ですので返済が必要ではありますが、とりあえず今年すぐに破綻するチームはなさそうです。

ただし怖いのは新型コロナウイルス感染症の影響が来年以降も続くことです。長期化しないことを切に願います。

DAZNは大丈夫なの?

実は、この新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受けているのがDAZNです。

引用元:「DAZN」が今季CL&ELの配信を発表、視聴不可に不安の声も「予定通り配信いたします」

新型コロナウイルス感染症の影響でほとんどのスポーツが中断したため、解約者が激増。そのため収入も激減しました。そのためキャッシュ不足に陥っているというのが大方の報道です。

本当のところはわかりませんが、「普段サッカーは現地で観るからスカパーやDAZNは契約しない」という方も、アウェイの遠征ができない分、DAZNの契約をして支えてみてはいかがでしょうか。

これからのこと

カズヤさんの言葉にあるように、それぞれの人がそれぞれの立場でできることを精一杯やるしかできません。

私は名古屋を中心とする東海圏に居住しておらず、フェーズ8まではホームの試合を観戦できないと思っています。でも観戦しながら小声でチャントを歌い、良いプレーには拍手しています。

皆さんができる、最大限のことをチームに送ってください。

よろしくお願いいたします。

※追記:厳密に言えば定義はありませんがタオルマフラーを掲げる(振ったり回すのは駄目)、ゲーフラを掲出することもできると思いますが、試合の最中に掲出することはできませんし、ガイドラインに定義がないということなので、今回は取り上げませんでした。ご自分の思う、精一杯の、最大限の応援をしてください。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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