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2020年J1第12節 川崎フロンターレ戦 マッチプレビュー #grampus #frontale

両チームの予想布陣
両チームの予想布陣

はじめに

8月12日に開催されたYBCルヴァンカップグループステージ第3節でも対戦した両チーム。

前回の対戦では2-2の引き分けとなりましたが、J1リーグでの対戦となる今回の試合は目下J1リーグ新記録の10連勝、首位をひた走る川崎に対し、1試合消化試合が少ないながらも3位につける名古屋が挑む形になります。

現時点での両チームの勝ち点差は11。名古屋が上位戦線に踏みとどまるためには勝利が欲しい一戦となります。

※参考:前回の対戦のレビュー

①2020年JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節 川崎フロンターレ戦レビュー

2020年JリーグYBCルヴァンカップグループステージ第3節 川崎フロンターレ戦レビュー #grampus #frontale

②メリットとデメリットと談合 ラグ版マッチレビュー

メリットとデメリットと談合 ラグ版マッチレビュー #grampus #frontale

1.名古屋グランパスの予想布陣

グランパスの予想スターティングメンバー
グランパスの予想スターティングメンバー

名古屋は今シーズンの基本布陣4-2-3-1を踏襲すると予想します。

  • 右SBには出場停止明けの成瀬、左SBには吉田豊。CBは丸山、中谷のコンビ。
  • CHには不動のレギュラー稲垣祥、その相方にシミッチ。
  • OHにはシャビエル、両SHにはドリブルで仕掛けられる前田とマテウス。
  • CFにはポストプレーなど献身的に動き回る金崎。

攻撃力もさることながら失点数でもリーグ2位タイの守備力を誇る川崎相手にゴールを奪うには阿部の攻撃力に期待したかったのですが、残念ながら間に合わずという報道が今になってチラホラ。

Twitterでは阿部ちゃん復帰を匂わせていたのですが、非常に残念・・・。

残念ですが、シャビエルが阿部ちゃんの不在を感じさせない活躍をしてくれると信じて。

名古屋ファミリーの皆さん、日曜日は阿部ちゃんならぬシャビちゃんに祈りましょう。

また、マッシモ監督は川崎相手にどれだけボールを持てるか、と記者会見でコメントしたとのことですが、今節も名古屋の基本的な攻め方は、現在J1最少失点の固い守備をベースに、両SHの縦への推進力を武器とした堅守速攻になると思われます。

参考:中スポ 10連勝川崎を止めるヒントは…ルヴァン杯にあり!

https://www.chunichi.co.jp/article/108149

2.川崎フロンターレの予想布陣

フロンターレの予想布陣
フロンターレの予想布陣

川崎も今シーズンの基本布陣4-3-3(4-1-2-3)を踏襲すると予想します。

CBコンビは高さ、強さがある谷口、ジェジエウ。SBはドリブルでボールを運ぶ力のある登里、山根。

J1リーグ屈指のIHは止める蹴るの技術が非常に高く、相手のプレッシングを簡単にいなしてしまう田中碧、大島、脇坂。

両WGは一昨年のJ1リーグMVP家長、8月12日の対戦でも2得点されたドリブラーの三笘、CFにはリーグ屈指の得点力を誇る小林と予想しました。

また、ベンチ入りが予想されるレアンドロ・ダミアンなど交代選手も実力者が多く、選手交代してもチームの力が落ちないのも川崎の強み。

ボールを保持しても良し、カウンター気味に攻めても良し、と攻守に隙の無いチームです。

・・・さて、ここでお気づきの方はいらっしゃると思いますが、川崎は前節のセレッソ大阪戦で大島、田中はフル出場登里と家長は後半ロスタイムに交代しているとは言えこちらもほぼフル出場小林も75分プレーしています。おそらく川崎サポさんの書かれるプレビューやスポーツ誌の予想は、この5人はスタメンから外れるというものが大半だと思います。私も最初はそのような予想をしました。

しかし、私。ふと思いました。

川崎の鬼木監督はターンオーバーを積極的に行う監督と思っていました。風間八宏の勝負どころで選手の疲労度や控え選手の心情も顧みずに全力投球してしまう悪癖は引き継いでいない、クレバーで合理的な監督だと。

ですが、前回のルヴァンカップの対戦では予想外にもリーグ戦の主力メンバーを惜しげもなく投入したという事実が存在します。

おそらく鬼木監督は8月12日のルヴァンカップでも名古屋を徹底的に叩きのめし、名古屋に川崎に対する苦手意識を持たせて今回の豊田スタジアムに乗り込みたかったはずです。ところが結果は前半開始早々から名古屋に慌てさせられ2-2の引き分け。逆にマッシモの術中に嵌った形、名古屋の不気味さを植え付けられて終わりました。

大差がついた試合でも試合終了まで攻撃的姿勢を貫くことが多い鬼木監督が、果たして何もしてこないでしょうか?プロのサッカー選手、監督としての経験がある人間が黙って引き下がるでしょうか?鬼木さんの立場であれば「倍返し」しようと燃えていると考える方が自然です。

まだまだJ1も12節とは言え、首位独走体制を盤石にすべく、全力で川崎は牙を向いて名古屋に襲い掛かるでしょう。

3.見どころ

では、名古屋は川崎とどう戦えば良いのか?

私は2点ポイントがあると考えます。

  1. ハイプレスで川崎のDFライン、中盤でボールを奪い、奪った後に川崎ゴール前に早く迫れるか?
  2. 川崎は試合の状況によりに4-4-2に布陣変更しSH、FWの4人でDFライン4人に圧力を掛けてくる。その時にボールをどう前進させるか?

3.1 ハイプレスで川崎のDFライン、中盤でボールを奪い、奪った後に川崎ゴール前に早く迫れるか?

今年の川崎は下記Football Labのコラムにあるように相手ゴールに近い位置でボールを奪い攻撃する回数が多いというデータがあります。

参考:今季絶好調の川崎フロンターレ。違いを生んでいるのは「守備」だった

https://www.football-lab.jp/column/entry/739/

つまり、自陣ゴール前でブロックを作り守り切るという方法をとると、前回のルヴァンカップ対戦時の前半終了間際のように延々と川崎にボールを保持され攻め続けられることになります。

それよりは前回の対戦時の前半開始15分位までのように前からプレスを掛け、川崎のDFライン、中盤でボールを奪いに行く時間が欲しい。

FC東京戦、湘南ベルマーレ戦で名古屋の選手には疲労の色が色濃く見えていましたが、勝利を目指すためにはプレスを掛けに行く時間帯も必要と思います。

参考:名古屋グランパス×川崎フロンターレ「2020JリーグYBCルヴァンカップ GS第3節」

3.2 川崎は試合の状況によりに4-4-2に布陣変更しSH、FWの4人でDFライン4人に圧力を掛けてくる。その時にボールをどう前進させるか?

フロンターレ4-4-2と4-3-3の違い
フロンターレ4-4-2と4-3-3の違い

前回の対戦においても川崎は試合途中に布陣を4-3-3から4-4-2に変更し、名古屋DFラインに圧力を掛けてきました。今回の対戦でも同じような守備戦術を取る可能性が高いです。前節のセレッソ大阪戦でも4-4-2にしている時間帯がありました。

4-3-3の時は川崎のマークが付かず名古屋のSBがフリーでボールを受けられることが多いのですが、4-4-2になると名古屋のSBに川崎のSHがマークにつく形になるため、DFラインがパスを回しながらボールを前進させるビルドアップの形が作り辛くなります。

そんな中でも早めに名古屋の誇る両SHに縦パスを入れられればチャンスになりますが、川崎もボールを奪うためにプレスを掛けてきます。川崎のプレスを掻い潜り、名古屋の誇る両SHに縦パスを通すことができるか、それを試合の中で何回実現させるか。この点も勝負の分かれ目になると思います。

浦和レッズ戦の2点目のような形が作れれば理想的ですね。

参考:明治安田生命J1リーグ 第9節 名古屋グランパス×浦和レッズ ハイライト

https://youtu.be/vTRyIn9Wz1E?t=125

おわりに

上位対決とあって豊田スタジアムのチケットも完売。

川崎は強豪であり一筋縄ではいかない相手ですが、逆にここで勝利することが出来れば大きな自信になるはずです。

豊田スタジアムで現地観戦される方、リモート観戦される方も含め、今節も名古屋グランパスを後押ししましょう!

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