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戦術の牽制しあい 2021年J1リーグ第6節 鹿島アントラーズ戦レビュー #grampus #antlers

鹿島のボールポゼッション62%、名古屋38%。

攻撃に関するデータも軒並み鹿島の方が数値がいい。名古屋が勝っていた部分はデュエル勝利回数、タックル、インターセプトなど、軒並み守備の数値だった。(参照:Sofascore)

また稲垣ミドル、また無失点!!名古屋いつも通りの戦いで開幕6連勝!!2試合連続退場者出した鹿島は2連敗

サッカー情報誌の記事に「いつも通り!」と書かれる1-0勝利。

「同じクオリティ」を維持する事は人生どんな事でも難しい。

チーム通しの噛み合わせや戦術的な牽制の仕合いなんてものを一瞬でぶっ壊す稲垣のスーパーシュートが神戸戦に引き続き決まった試合だった。

スタメン

雨の中の試合で足元も悪いので、縦に早い攻撃が可能な2人と、難しいボールを収めてくれる山崎と柿谷がスタメンとなった。

アントラーズ・グランパスのスターティングメンバー
アントラーズ・グランパスのスターティングメンバー

名古屋の心臓部の裏を支配する

鹿島はサイドハーフの荒木と松村を一つ内側に絞って稲垣と米本から数的優位を取る。名古屋のサイドの選手達が内側を警戒するようであれば外の杉岡、小泉が効いてくる。小泉と杉岡を見るなら荒木、松村がCBとSBの間から抜け出せる形を取った。

名古屋のペナルティエリア幅ディフェンスの攻略の仕組み

稲垣と米本が数的優位を取られた状態なのでレオシルバに注視した時に背後の浮いてる選手にパスが入り、丸山がそこに「詰めるのか?詰めないのか迷う。」といった瞬間も見られた。名古屋の最終ラインは基本的には鹿島の選手でピン止めされているために稲垣と米本は鹿島のセンター2枚からのパスコースを切って構えるしかなく。レオシルバにボールを運ばれるシーンも。

低めのポジションからスタートするレオ・シルバには選択肢が多数あった

53分松村が抜け出したシーン。中盤で鹿島は数的有位が取れているので、ランゲラックにロングボールを蹴らせてセンターバックがボールを跳ね返せば、中央で回収出来る可能性は上がる。回収から生まれた縦に早い攻撃。吉田に1対1で阻まれてしまったが、かなり危ないシーンとなった。

ランゲラックのロングボールを回収して、マイボールにしてから速攻を狙う鹿島

対応策

鹿島は数の有利を使いながら左右から攻めた。当然、稲垣と米本はサイドから攻められると、攻められているサイドへスライドする。それを見て鹿島は逆に振って突破を試みる。しかし、振った先には相馬とマテウスがきちんと帰陣しており、守備に大穴が空くような自体にはならなかった。

両チームが加えたスパイス

鹿島は4枚同時交代。それと同時にシステムも変更。ほぼ同時に名古屋も山崎に変えて木本を投入してシステムを変更。両チームの噛み合わせはこんな形に。

木本恭生アンカー投入後の食い合わせ

79分にはマテウスの守備から齋藤への絶妙なクロス。米本、稲垣がプレッシャーをかける要員として一枚増えたことで前線からの守備が効果的になった。そして、その米本、稲垣が取れるリスクを作ってくれたのが木本だった。

恐らく名古屋としてはセンター2枚の裏の数的不利を潰すために木本を投入して中央を絞めたかったが鹿島がシステムを変更。木本としては難しい局面だった。

遠藤、上田、エヴェラウドに囲まれ、スペースを消しながら相手の抜け出しにも対応する。ハイボールが飛んで来たら勝つ。何回かスペースを消しに行っても前にプレッシャーをかけに行った稲垣、米本の1人が戻ってこれずに消したスペースの上を越されるパスを出される場面も。それでも途中投入から守備のタスクをあれだけこなすのには脱帽する。

良かった所

  • 攻守の意識の共有は上手くいってたかと。
  • リスクを負ってくる相手に対して「恐怖心」はそれほど感じてない所。

心配な所

  • 今の戦術上、チャンスの回数は多くないので多少難しいお膳立てでもしっかり得点できたらいいなと。

「試合見返しポイント!」

  • 前半の宮原、マテウス、米本のユニットでの崩し
  • 木本の「ハイボール処理」以外の部分

さいごに

鹿島は試合開始直後から噛み合わせで名古屋をずらそうとしてましたが、名古屋の守備意識の方が高く中々ズレなかった。ズレた先の1対1でも中々勝てずに枠内シュートは1本に終わるという試合。

鹿島の形は理屈では綺麗で強く感じました。しかし、それを相手が誰であろうと、実践できないと意味がないんだなと改めて感じた試合でした。今、鹿島が抱いてるモヤモヤは名古屋が2-3年前に感じてたモヤモヤに近いのかもしれないなと、ふと思いました。

おまけ

山崎+柿谷orシャビエルの時、山崎が1つ後ろで、柿谷やシャビエルが前にいる事が多い。守備の兼ね合いもあると思いますが、昨シーズン金崎がいた時は金崎が落として誰かが打つ形が多かった。しかし、今シーズンはポジションが入れ替わっていることが多い。この前線の位置関係について話をしている動画があったので時間がある人は見ると面白いかもしれません。

海外サッカーを見てる人でないと分からない話も出てくるので、必見ではありませんが。

https://www.youtube.com/watch?v=uDXBOJ4ts3o

(該当シーンは6:40~ ユベントスの解説でフォーメーションも352の解説ですが選手の起用法や選手の活かし方、攻守分業制なんかのおもしろい話が聞けます。)

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