広島(6位)・鳥栖(4位)・ガンバ(前年2位)・川崎(1位)x2・セレッソ(5位)と、上位6連戦の第1戦。グランパスの真価を問われる1戦だ。記録がどうとか関係ない。優勝を狙う上ではここで生き残らなければならない。
その一戦をプレビューする。
サンフレッチェ広島の状況
- 出場停止なし
- 代表戦で佐々木翔が怪我。代役は今津佑太か、井林章。
- 大分戦で素晴らしいインターセプトから川辺駿の得点をお膳立てした今津佑太を予想
- 前節ターンオーバーに失敗で湘南ベルマーレ戦で今季初の敗戦を喫する
- 前節も中2日の相手との対戦だった
- グランパスは中2日だが、サンフレッチェは中3日でコンディションは万全。
- ただ年齢の高い青山敏弘は前節先発のため、ベンチスタートを予想
- レアンドロ・ペレイラをガンバ大阪に奪われる。しかし横浜F・マリノスからジュニオール・サントスを獲得。まだ完全にフィットはしていない模様
- 既に得点を挙げているが、現在のところベンチスタートが多い
- もともと3バックと4バックを併用していたが、ここのところ4バックを続けている
サンフレッチェ広島の戦績
サンフレッチェは前節、ターンオーバーに失敗。リーグ初黒星を喫した。しかし得点14はグランパスを上回り、順位も6位。好調と言える。
サンフレッチェ広島の戦い方
左で作り、右で決める
2021年サンフレッチェが取り組んでいる4-3-3の狙いは、Jリーグチームに多い4-4-2(4-2-3-1)殺しだ。
ゲームメークは森島司と川辺駿の役割になる。森島司は比較的低めに位置して、ボールを前を向いて持てる状況を作る。
サイドバックは、マリノスみたいに内側のポジションを取り、森島司のパスに抜けられる状況を目指す。これで相手サイドバックの外側に、エゼキエウの上下できるスペースを作る。
右の浅野雄也は脅威。推進力と決定力は、兄浅野拓磨の領域に近くなってきている。
左でゲームを作れば右は手薄になる。そこに浅野雄也の働くスペースがある。また浅野雄也に引きつけられると、空いたスペースに柴崎晃誠が飛び込んでくる。侮れない。
サンフレッチェ広島のチャンスビルディングポイント
セーブ以外は全部ヒトケタ前半。ここまでの対戦相手とはレベルが違う。すべてにおいてバランスが取れているのがサンフレッチェだ。
グランパスの状況
- 金崎夢生が全治8ヶ月の重傷
- リハビリは順調そう
- 中2日のため、前回ベンチ外だった宮原和也・シャビエル、ベンチだった稲垣祥の先発を予想。
- 山﨑凌吾がいるときは1トップ、柿谷曜一朗・シャビエル・阿部浩之らの組み合わせのときは昨年も上手く行っていた0トップで臨む
- 4バック相手なので、ボールを前に運べてシュートもできるシャビエル先発を予想
- (最近ここの予想が外れまくっていますが・・・)
- 出場停止はなし
サンフレッチェ広島対策
これといって穴のないサンフレッチェ広島。対策も難しい。
不用意なファールを防げ
下手なファールを犯すと、セットプレーが怖い。今季セットプレーから5ゴール。森島司の直接FKが頭に残っている人も多いはず。注意したい。
高めのDFラインの裏を突け
Yuta Imazu Sanfrecce Hiroshima videos, transfer history and stats
Hayato Araki Sanfrecce Hiroshima videos, transfer history and stats
Yuki Nogami Sanfrecce Hiroshima videos, transfer history and stats
野上結貴と今津佑太はヒートマップを見る限り、サイドでのプレーが多い。自陣の広いスペースは荒木隼人がその快速で埋めているという状況だ。
荒木隼人が上がってきたときに、その裏を突けるかどうか。後追いの守備をさせるようなシーンをどれだけ作れるかがカギになる。
センターサークル付近まで荒木隼人を引き出し、相馬勇紀やマテウスのスピードでぶっちぎる。楽しみにしたい。
良い試合になりますように