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釣られて寄せて空けられる 2021年J1リーグ第29節 横浜Fマリノス戦レビュー #grampus #fmarinos

釣られて寄せて空けられる 2021年J1リーグ第29節 横浜Fマリノス戦レビュー #grampus #fmarinos

8月15日から負けなし。リーグ戦は残り9試合。不格好でも、泥まみれになっても勝ちの重みが増す時期になってきました。スマートじゃなくても道がある限り歩かないといけない。

スタメン

グランパス・マリノスのスターティングメンバー
グランパス・マリノスのスターティングメンバー

なぜか攻めれる時間

前半から名古屋のカウンターが刺さるシーンが続いたが、相手の攻めた後の守り方に助けられた。

マリノスはティーラトンと小池が高い位置を取り数的優位や相手を引き出す役割をしていた。その為小池がエウベルの内側のレーンを駆け抜けたり、ティーラトンが大外を駆け抜けるシーンがあったが、ボールを取られた後小池より後ろにいたエウベルがカウンター時に戻らないシーンがあったり、ティーラトンもボールロストした後にフルスプリントで戻らない事が多く、サイドの裏は攻守の切り替わり後はぽっかりと空くシーンが多くあった。

特に名古屋は手癖でサイドの縦関係のパスを多用することはどのチームも把握済みだと思うが、人を当てずに中央の4人(喜田、扇原、岩田、實藤)で遅らせれば留められるという判断だったのだろうか?結果的に名古屋がサイドを仕掛けた事で一点目が生まれた。

なぜか空けられたサイドの裏
なぜか空けられたサイドの裏

名古屋の仕掛けに関しては長澤の存在が大きく、最初にゴールを見ている選手がセンターにいるだけでボールの推進力が格段に違い、シュヴィルツォク、森下、長澤で簡単に抜け出してしまうシーンも多く作れた。

釣られて寄せて空けられる

マリノスは扇原、喜田で稲垣と長澤の前でボールをやり取りする。名古屋は構えたいが、長澤と稲垣の後ろに選手が多い為、構えてもパスコースはどうしても出来てしまう。

消せないパスコース
消せないパスコース

長澤はパスの出どころの選択肢を消すため喜田、扇原のボールの出しての位置までプレッシャーにいく判断をする。この判断は「構えても守備的にどの優位性も取れる見込みがない」判断であり長澤の選択は非常に理にかなっていた。

するとマリノスはサイドへボールを逃がして稲垣をサイドへ寄せる。ボールを基準にして動く稲垣はサイドへ流れたボールに反応し中央がポッカリと空いてしまった。ティーラトンや小池が高い位置を取る為に余計にサイドで数的優位を取られたくない気持ちから稲垣のサイドへのフォローが早くなった。

その出来たスペースに選手が流動的に侵入してセンターバックが不利な勝負を背負わされるシーンが多かった。

引き出されてしまった稲垣祥
引き出されてしまった稲垣祥

名古屋は「出しどころの選択肢を切った後どこにボールを誘導して、どこでボールを取るのか?」がハッキリせず、長澤が1人釣り出されているような形が目立ってしまった。

長澤を釣って、稲垣を寄せて中央を空ける。これが名古屋側からみたマリノスの名古屋攻略法だった。

この攻略方に対抗する理想の形としては、長澤が釣り出されたスペースを取り所にして、そこへボールを誘導する立ち位置をチーム全体で取り、そのスペースをセンターバックで対応する。のが最適解だと思うが、マリノス相手に最終ラインを上げる選択をしなさい!とはいうのは酷なので、センター2枚で約束事をもう少しハッキリ決めておくと良かったかもしれない。

前田直輝の1stディフェンダーとしての効果

ここ最近彼の話題が多い気がしてますが、それだけ彼の良いことが今は多いという事で。

いままで前田は、サイドハーフの場所で守備をすることが多かった為、前線の選手の動きに合わせて相手のパスコースを切る、構える。追うか追わないか状況判断をする。といったいわゆる2ndディフェンダーとしての使い方が多かった。

しかし、シュヴィルツォク加入後は2トップの一角としてシュヴィルツォクの代わりに自分が一番最初に動いて後ろの守備の動きを決定する1stディフェンダーとしての役割に変更になった。(山崎や柿谷と似た役割)

2ndディフェンダーの時は状況に応じた立ち位置の変化や判断の変更の速さについていくのに苦労して「前田直輝は守備がなあ…」なんて声もあったが、自分が選択した質の高い手札をいかに早く切るかが求められる1stディフェンダーになってからは守備時に活き活きをプレーしてるようにも見える。

今回の試合の2点目も判断の速いプレスから敵のミスを誘った。

シュヴィルツォクの分まで走り回り、頑張るだけアシストや得点貢献が増えて本人の調子も上がる。シュヴィルツォクという相棒を見つけた彼は本当に楽しそうに守備をして「攻撃のための守備」の意味を見出しているように見えた。

シュヴィルツォクが守備をある程度免除されている分、守備時に後ろへのフォローが必要になる時もあるが、順番に守る楽しさや必要な事を覚えていってほしい。守備でも柿谷を脅かす存在になってくれればと。

失点後

前半早くに失点した後はマリノスは前半より、縦パスの選択肢を増やすために小池やティーラトンが中央へ顔を出し、構える名古屋のセンター2枚の後ろの選手達に楔を無理矢理打ちにきた。

中央に枚数をかけて、攻撃用ブロックを作って縦のクサビを入れ続ける
中央に枚数をかけて、攻撃用ブロックを作って縦のクサビを入れ続ける

5バックにしたものの‥‥

虎の子一点守り切るモードになった名古屋は5バックで横浜を待ち構える。

5バックで構える
5バックで構える

しかし、相馬と稲垣にとっては少し受難だった。ウイングバックも完全に構えた形になるので3センターの横にボールが来た際のプレッシャーの約束事を全く作っていなかった。特に左サイドは吉田が出るのか?相馬が出て吉田がカバーするのか?ミンテがカバーするのか?その約束事がないままサイドでセンターの選手がつられて、誰がカバーに行くか決めてないまま最終ラインを突破されてあわや…といったシーンが何回かあった。

相馬に至ってはカウンター要因として前へのフルスプリントもしなければいけなかったので交代で投入されてからいきなり酷な時間が訪れて閉まった。

ハリボテに近い5バックという戦術になんとか厚みを持たせ、助けたのはランゲラックとセンターバック3枚だった。ここ最近気合い守備モードを見てなかっただけにひやひやしたが、元々根性で守って来た選手達は面構えが違った。

まとめ

横浜Fマリノスは「自分たちのチームアイデンティティで相手を仕留める」という典型的なチームで、名古屋の嫌なところを消す事を最優先にしてこなかった。その為、「殴られるけど殴り返せる」という状況が大きく、その上に世界レベルのハードパンチャーを補強した名古屋はその状況に正面から向かっても平気だったなと。

ハードな当たり合いになったああいった試合では長澤の効果が絶大で、同じ強度で相手に返せる長澤のような選手が1人いるだけでチームの空気が相手に飲み込まれないんだ、と関心しました。(完全な主観的感想ですが、元浦和だなあ。と感じた瞬間。)

良かった所

  • 長澤、森下、吉田、シュヴィルツォクはユニットとして崩しの形を共有出来ている事。
  • こういう試合の宮原の安定感

心配な所

  • シュヴィルツォクは早めに日本のプレー基準に慣れてくれたらと(結構な怒り方をしてるのでそのうちカードをいただきそうで怖い。)
  • 実はセンター2枚の約束事は今日も曖昧だったんじゃないか?説が出てきているので試合前にはしっかり整理をしましょう。

最後に

勝ちましたが、現地で見てて試合がハードだったので空気感に気が張るというか気疲れする試合ではありました。

次はDAZNですっきり、次のホームですっきり!と行きたいところですが難敵続きです。また皆さんでどうやったら勝てるかを考えていきましょう!

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