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#ルヴァンカップ プライムステージ準決勝 第1戦 FC東京戦マッチプレビュー #grampus #fctokyo

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はじめに

決戦の日がやってきました。

ルヴァンカップの準決勝、FC東京との2連戦です。

昨日はみぎさん、ラグさんの熱い文章で心を揺さぶられた皆様も多いと思います。

マッシモ監督も「まずは明日絶対に勝つこと、点を取らせないこと、その試合をやりきることに集中したいです」と述べていることから一戦必勝、先は考えず全力で勝ちにこだわるでしょう。

対するFC東京の長谷川監督も気合十分のコメントを残しており、1戦目の勝利を全力で目指しています。

まずは1戦目、ホーム豊田スタジアムでの戦いをプレビューします。

決勝戦への勝ち上がり条件

ホーム&アウェイ方式となる準決勝の勝ち上がりの条件は下記のとおりです。

アウェイゴール数も勝敗を左右するため、ホームゲームで失点しないことも重要です。

  1. 90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分け。勝者は2試合の勝利数が多いチーム。
  2. 勝利数が同じ場合は、次の順によって決定する。
    1. 2試合の得失点差。
    2. アウェイゴール数。同数の場合は第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦を実施。※延長戦ではアウェイゴールルールは適用されない。
    3. PK方式。(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで行う)

両チームの予想先発布陣

世界各国でカタールW杯の予選が行われるため、負傷者のほかに各国の代表に選出された選手抜きで戦う2連戦になります。

名古屋グランパス・FC東京の予想スターティングメンバー
名古屋グランパス・FC東京の予想スターティングメンバー

名古屋は広島戦後のマッシモ監督のインタビューを踏まえ、走力のあるメンバーを揃えた4-4-2、FC東京はここ数試合で採用している4-2-3-1と予想します。

先発を予想するにあたり、私は下記のように考えました。

名古屋グランパス

  • GKは怪我の報道もないのでランゲラック。
  • DFラインはキム ミンテが負傷から戻らないと考え、中谷と木本のコンビ。FC東京の攻撃陣は強力であり、対人守備の強さ、経験のある選手を優先すると考えられるため。
  • CHはマッシモ監督がボールを握る遅攻より中盤でボールを奪い素早く両SHに展開する展開を狙うと予想し、米本、稲垣のコンビ。リード時の逃げ切り要員として長澤を温存すると考えました。
  • 個人的には中谷、藤井のCBのコンビに木本がアンカーという布陣を期待したいのですが、準決勝の1戦目と重要な試合に藤井を90分起用する賭けをマッシモ監督は取らないと考え、上記の予想先発布陣に反映しています。
  • 両SHは相馬と不動のレギュラーのマテウス。森下が前節の負傷退場から復帰するには日が浅すぎるため、相馬を起用すると予想。
  • 前節の広島戦後のマッシモ監督のコメントを踏まえ、FWは走力があり守備に奔走できる柿谷、前田と予想。後半の展開により金崎、シュヴィルツォクの順で交代させると考えました。

FC東京

  • DFラインは代表招集で長友、オマリが不在。SBを中心に負傷者が増えていますが、ここ数試合の起用、ベンチ入りメンバーからCBにはウヴィニ、左SBは中村拓海、右SBは蓮川と予想。
  • CHは直近数試合と同様に青木、安部のコンビと予想。
  • 右SHは運動量のある東、左SHは2週間前のリーグ戦で先制点を奪われたアダイウトン、真ん中は高萩と予想。
  • CFは突破力があり守備もサボらないディエゴ オリヴェイラを起用。後半にオープンな展開になった場合に永井謙佑を投入すると予想しています。

名古屋グランパスの勝ち筋

両チームのスタイル

Football Labのデータでは下記のように示されています。

名古屋グランパス

名古屋グランパス 2021 チームスタイル[攻撃セットプレー] | データによってサッカーはもっと輝く

名古屋グランパスのチームスタイル指標
名古屋グランパスのチームスタイル指標

FC東京

FC東京 2021 チームスタイル[攻撃セットプレー] | データによってサッカーはもっと輝く

FC東京のチームスタイル指標
FC東京のチームスタイル指標
  • 攻撃面は両チームともボール保持よりもカウンター攻撃が主体
  • 名古屋は相馬、マテウス、FC東京はアダイウトンという突破力のある左SHがいるため、左サイドからの攻撃が多い
  • 敵陣から積極的にボールを奪うより自陣ゴール前にブロックを作る両チームであるが、FC東京の方がDFラインの位置は高めで且つ選手間の距離も近い

FC東京は名古屋が苦手とする自ら自陣ゴール前にスペースを作らないチームのため、本日の試合も一筋縄ではいかないでしょう。

その中でも勝ち筋を考えました。

1.両SHの裏、CHの脇のスペースを有効に使う

勝ち筋を検討するにあたり、Sofascoreにおける前回対戦時のデータを参照しました。

FC Tokyo live score, schedule and results – Football

自分たちで相手チームの選手間にスペースを作り出すことが苦手であれば、相手が隙を見せこちらが利用できるスペースを徹底的に突く発想の転換が必要です。

FC東京のアダイウトン、東はともに攻撃力のあるSHです。

ヒートマップでも顕著に表れていますが、逆に彼らの後ろ側のスペースは空くことが多い印象です。

アダイウトンのスタッツ
アダイウトンのスタッツ
東慶悟のスタッツ
東慶悟のスタッツ

FC東京は青木、安部のコンビが中央に構えることが多い分、サイドをカバーする範囲は少し広く、CH脇のスペースは空きやすいと推測されます。

空きやすい中央2人の横スペース
空きやすい中央2人の横スペース

このスペースに中盤で奪ったボールを展開できればFC東京のDFラインに同数あるいは数的優位で仕掛けることが可能となり、DFラインの裏を突き、得点の可能性が広がると考えます。

2.DF陣がブラジル人コンビを抑える

得点を取ることと同様に、ホームゲームですので無失点で抑えアウェイゴールを与えないことも重要です。

その為には、先発出場が予想されるディエゴ オリヴェイラとアダイウトンのブラジル人コンビを抑えることが必要となります。

特にディエゴ オリヴェイラは直近の川崎フロンターレ戦でも前半はCF、後半は右SHでプレーし、戦況によって臨機応変に対応できる器用な面もあります。

FC Tokyo live score, schedule and results – Football

ディエゴ・オリベイラのスタッツ
ディエゴ・オリベイラのスタッツ

身体の強さ、空中戦の強さもある相手ですが、一対一の局面をできるだけ少なく、名古屋の守備陣で上手く挟み込んで自由にプレーさせないようにしてもらいたいですね。

ディエゴ・オリベイラ対策
ディエゴ・オリベイラ対策

おわりに

皆様もこの準決勝の戦いに向け、心中様々な思いが交差していると思います。

しかし、まだ何も勝ち取っていません。

現地観戦される方もそうでない方も、名古屋の勝利を信じて応援しましょう。

良い試合になりますように。

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