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頂上まであと一合 #ルヴァンカップ プライムステージ準決勝 第2戦 FC東京戦マッチレビュー #grampus #fctokyo

稲垣のゴールの瞬間。森下、木本、キムミンテ、長澤、シュヴィルツォク、柿谷。移籍1年目の選手達が雄たけびを上げ、顔をくしゃくしゃにして喜び抱き合う。

稲垣はベンチに走らずにゴール裏へ。ベンチからはチームを支える武田と名古屋の若き星の成瀬と藤井といった若手が真っ先に彼らへと駆け寄る。

チームに変化をつけたのは苦しい時期を助けてくれながらも出場機会が減っていたシャビエル。

監督はコーチ全員と大喜びでグータッチ。

最高に“チーム”してるじゃないか。僕らは。

チームの後ろにある道を全部回収しながら進む。その想いを1つにする山頂まであと一合。

試合に負けたが勝負に勝った日。

次は日本代表クラブとして世界に挑まなければいけないので浮かれずに、しかし浮かれていたいので軽めの試合の振り返りを。

スタメン

FC東京・名古屋グランパスのスターティングメンバー
FC東京・名古屋グランパスのスターティングメンバー

3バックの予想もあったが出足は433(4141)でスタート。とはいうものの恐らく「なんかあったら3バック」が選手を交代しなくても出来る選手配置を取ったのだろう。

東京の攻略法

東京はアダイウトン、高萩、永井、ディエゴを名古屋の3センター後ろへ配置。安部、ディエゴ、アダイウトンが適宜ビルドアップのサポートに降りて名古屋のセンターを釣り出す。

その空いたスペースに楔を打ち込みつつ、センター裏の4枚の誰かが名古屋の最終ラインの裏を常に狙う形で名古屋の壁を攻略しにいった。

また、アダイウトンとディエゴが大外ではなく、ワンレーン内側(ハーフスペース)に立つことが多かったことも名古屋としては守りづらい原因となった。

立ち位置を工夫してきたアダイウトンとディエゴ・オリヴェイラ
立ち位置を工夫してきたアダイウトンとディエゴ・オリヴェイラ

後ろに3枚のセンターを配置しても一枚が釣り出されてしまうと、残った2センターでは中盤をフォローする範囲があまりに広くなる上にデフォルトでセンターの裏に東京の選手が多く控える為、中盤を3枚にした効果が薄れてしまった。

失点シーン

1失点目は東京の完璧なサインプレーだった。吉田を抑えながら、稲垣が寄るコースを防いだ森重のランニング。キムミンテを留めたディエゴの配置。ニア側にいる永井を4人囲んでいた名古屋の配置。様々な事が絡んでいるが、そのセットアップに対して完璧なボールを配球した高萩があっぱれだった。

2失点目はマテウスが少し適当に出した(シュヴィルツォクをもう少し見てから出せるプレッシャーだったので、冷静になっても良かった。)のもあるが、0-1という状況での3バックでの守り方の部分でのエラーによるものと考える。(失点後、中谷が味方にものすごく怒っていた。)その部分が気になったので振り返ってみる。

失点後の守り方

3バックに変更した段階で気になったのが中盤に人がいなくなる現象。前線は前からプレスに行く。その連動で長澤と稲垣もプレスに行くと木本は3バックとして吸収されているので、中盤にスペースが出来る。

失点後の守り方
失点後の守り方

吉田、木本で何とか中盤を管理しようとしたが、その結果が失点時に響いてしまった。マテウスのパスミスからの速攻時、吉田は中央とサイドの守備の二択を迫られて、サイドへのプレッシャーが遅れて崩される。当然中盤がいないので完璧に空いたスペースに高萩が詰めて失点となった。

この場合、守備時の約束としては最終ラインを上げて中盤のスペースを埋めるorセンター2枚が連動することを諦める。の二択が取りえる選択肢だが、最終ラインが上がらなかった(永井、アダイウトンが張り付きだったので勇気がいる行動にはなるので出来なくとも仕方ないが。)ので中盤にスペースが出来てしまった。その結果、2失点目につながった。

その後の中谷の怒り方を見ると、最終ラインの守備者は前からハメに行く事は選択したくなかったように見えたので、その辺りが3バックによる積み上げ不足なのか?コミュニケーションエラーなのか?は次の試合までにハッキリさせてほしい所だ。

二失点してからは点を取るしかなくなった事で最終ラインが押しあがり、ボール保持へと徐々に傾いていった。

良かった所

  • 前半から稲垣は後ろから前線を追い越すなど、サイドでの攻撃の際はアグレッシブに前へと厚みを持たせていった。
  • 森下の右サイドの効果(長澤が左でいい立ち位置を取る一方で、右も森下がいいポジションに立ち両サイドからの攻撃の幅が増えていた。)

2021JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦 FC東京戦後 選手コメント|インサイド・グランパス

途中から5バックとなり、僕はサイドバックよりも0.5列ほど上がったことで少し攻撃的になりました。2点を取られ、前に行かなければならないというところで、僕の推進力を生かせたのではないかと思います。

  • シャビエルの自分にあった役割での出場(フィッカデンティ監督下では柿谷や前田がチームの為に自分が変わる選択をする選手が使われる事が多いが、自分の良さを前面に出せるシャビエルのような選手が盤面を変える事に貢献出来たこと。)
  • 中谷の守備技術。(身体の入れ方、予測等の判断が恐らく今シーズン一番の出来だった)

心配な所

  • 今日だけは野暮なことはナシで

まとめ

監督インタビューでも釘を刺されていたが、前半の決定機が先に入っていればもう少し違った展開もあり得た試合。前田選手は稲垣選手にコーヒーをプレゼントしてあげて欲しい。

2021JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦 FC東京戦後 監督会見|インサイド・グランパス

試合の流れとしては、開始からすごくオープンな展開になりました。どちらのチームもまず1点を取ること、そして2点目を取ることが、このホーム&アウェイで戦うルールの上ですごく意味が変わってきます。どちらが先にスコアを動かすかで、心理的な影響も大きくあるという状況で第2戦は始まりました。どちらも点を取りにいくためにしっかりと闘っている中で、残念な形で失点をしてしまい、前田(直輝)が絡んだ決定的なチャンスを逃してしまいました

しかし「根性(体力)」が仇となる試合がある一方で、今回の得点後は「根性(体力)」に助けられた試合。

なんとも「根性」とは気まぐれなものである。

前半で仕留めて様子を見る形が出来なくなってからのチームは雲行きがものすごく怪しかったが、勝てば良かろうなのだ

最後に

最初にも言ったが、名古屋は別の山にも登頂している最中だ。次は“日本の代表クラブ”として世界と闘う試合。この試合を振り返ると「まだ強くなれる余地がある悔いのない試合が出来るように祈っている。

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