はじめに
本日はJ1リーグの第16節、サンフレッチェ広島とのアウェイゲームです。
名古屋はリーグ戦3連勝中ですが、上位進出を図る意味でも重要な一戦です。
長谷川監督も「ここ数試合の広島を見ていると、前線の外国籍選手が非常にパワーがあって、そこに満田や森島が絡んでくると。右のウイングバックの藤井は足が速いので、彼のスピードには警戒しなければいけないですし、左の柏もドリブルしながらいいクロスを上げてくると。全体的には前線の2トップを生かしたサッカーに変わってきたという印象があります」とコメントしており、警戒しています。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
負傷者の情報なども考慮し予想しました。
①サンフレッチェ広島
基本布陣は3-1-4-2と予想します。水曜日のリーグ戦が中止となり出場する選手は読めない状況ですが、コロナウィルスの感染者も多くなさそうですし、試合への影響は少ないと考えます。
- GK:日本代表にも選出された大迫と予想。
- DF:3バックは佐々木、荒木、塩谷という屈強なCBトリオと予想。
- MF:アンカーに野津田、IHに森島、満田、両WBは柏、藤井と予想。
- FW:ジュニオールサントス、ナッシムベンカリファのフィジカルの強い2トップと予想。
②名古屋グランパス
3-1-4-2の基本布陣で予想。名古屋は福岡戦から中2日ですが、チアゴの出場停止もあり、先発はあまり変わらないと予想します。
- GK:ランゲラックと予想。
- DF:藤井、中谷、丸山のCBトリオと予想。
- MF:アンカーにレオシルバ、IHに稲垣と仙頭、左WBに吉田豊、右WBには森下。左WBは福岡戦でフル出場した相馬に代わり対人守備に強みがある吉田豊、右WBは森下を先発させ、交代選手は内田、レオシルバの交代には宮原をベンチ入りさせると予想します。
- FW:カストロと酒井の2トップを予想します。柿谷を投入する場合は後半途中からと考えました。
名古屋グランパスの勝ち筋
①攻撃がロングボール一辺倒にならないこと
今シーズンの広島は前線からボールを追うハイプレスが特徴であり、名古屋は広島のハイプレスを上手くいなす必要があります。
広島の3バックは長身で競り合いにも強く、ロングボールだけでは攻撃が停滞し、クリアボールを拾われて広島の攻撃を受け続ける展開が予想されます。
名古屋は最終ラインから広島のプレスを無効化する縦パスを中盤の選手につけ、ボールを前進させる展開も時に必要ですが、それが出来るか。
中2日で体力的に不利な状況ではありますが、広島のハイプレスに飲まれずに戦えるか、要注目です。
②広島のウィングバックの裏を突けるか
広島はハイプレスをかわされた場合に自陣ゴール前で4-5-1の守備ブロックを敷きます。
名古屋がゆっくりとボールを回すだけでは、サイドからの攻撃で広島が多い数的有利な状況も多くなります。
京都サンガが広島相手に何回かチャンスを作っていたように、ボールを奪った後に速く広島のDFラインが整う前に広島WB裏のスペースに侵入する機会を多く作りたいところです。
簡単ではないでしょうが、広島のゴール近くでファウルを貰えれば、最近の数試合で得点パターンとして確立されてきたセットプレー、シュートチャンスを作れるのであればシュートを狙う、などルヴァンカップの借りを返す展開を期待しています。
おわりに
本日の試合は勝利すれば1桁順位が見えてきます。 中2日と厳しい日程で今シーズン2敗の広島が相手ですが、リーグ戦4連勝を目指して勝利を期待したい。
良い試合になりますように。