はじめに
本日はYBCルヴァンカップ準々決勝の第1戦目、浦和レッズとのホームゲームです。
奇しくもリーグ戦を含めて浦和との3連戦となりましたが、ルヴァンカップ連覇を目指すために勝利を目指して欲しいところです。
長谷川監督も「初戦が大事になってくると思います。しっかりと勝ち上がれるようにということで、総力戦になると思います。新加入選手を含めて、闘う準備はできているので、みんなで力を合わせて闘っていきたいと思っています」と意欲十分のコメントを残しています。
この試合をプレビューします。
勝ち上がり条件
準々決勝の勝ち上がり条件は下記です。
- 90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は引き分けとする。
- 各回戦の勝者は2試合の勝利数が多いチームとする。
- 勝利数が同じ場合は、次の順によって決定する。
- 2試合の得失点差
- アウェイゴール数
- 第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦
※延長戦ではアウェイゴールルールは適用されない
④PK方式(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)
https://www.jleague.jp/leaguecup/2022/history/outline.html
両チームの予想布陣
負傷者の情報なども考慮し予想しました。
①名古屋グランパス
3-1-4-2の基本布陣で予想。中2日でリーグ戦を控えているため、何名かの先発出場選手の入れ替え、或いは出場時間の制限があるでしょう。
- GK:ランゲラックの出場は固いでしょう。
- DF:藤井、中谷、丸山のCBトリオと予想。
- MF:アンカーにレオシルバ、IHに内田と永木、左WBに相馬、右WBには森下と予想。札幌戦で結果を出した内田を先発、リーグ戦を見越して稲垣は途中出場と予想しています。
- FW:札幌戦で結果を出したということで、マテウスカストロと永井謙佑の2トップを予想します。
②浦和レッズ
基本布陣は4-2-3-1と予想します。選手層が厚いため、川崎戦の控えメンバーを中心に数名入れ替えると予想しています。
- GK:セービングでは西川と遜色ないため、経験を積ませるために鈴木彩艶を起用すると予想。
- DF:CBは岩波と知念、両SBは馬渡、明本と予想します。
- MF:CHは伊藤、岩尾、OHは江坂、両SHは負傷明けのシャルクとモーベルグと予想。
- FW:得点できているので松尾の1トップと予想。ユンカーは後半からの途中出場で起用すると予想。
名古屋グランパスの勝ち筋
①兎にも角にもセットプレーの守備
直近の札幌戦では後半ロスタイムのCKから失点し引き分けとなりました。名古屋のリーグ戦の失点パターンの1/3がセットプレーからですが、ルヴァンカップの勝ち上がりの為にはアウェイゴールを浦和に与えないことも重要です。対策はしていると前日の監督会見で長谷川監督は述べていますが、久しぶりに名古屋がクリーンシートする試合を見たいですね。
https://www.football-lab.jp/summary/team_ranking/j1/?year=2022&data=lost
②ピッチの横幅を大きく使う浦和の両ワイドに注意
浦和は自陣ゴール前からボール保持しビルドアップします。
https://www.football-lab.jp/uraw/style/
繋いだボールを両サイドのSHがピッチの幅ギリギリを使ってボールを受け、そのまま立てに突破してクロスボールを上げる、寄せてきた相手DFが空けたスペースにCHが侵入してパスを受けるなど、外と中を使い分けて多彩な攻撃を仕掛けてきます。名古屋は3バックの為、ゴール前に大きなスペースを与えることは余りありません。しかし、両WBの裏のスペースを使われるとピンチを招くシーンが多くなると考えられます。
逆に名古屋の両WBがサイドを制圧すれば優位に試合を進められるため、注目ポイントと考えています。
③高速FWでファストブレイクを決められるか
浦和にボールを保持される展開は多くなると思われるため、攻撃に関しては中盤でボールを奪い、シンプルに浦和DFラインの裏のスペースを突く形を多く作りたい。名古屋は永井が加入してより速攻に特化したチームになりつつあるので、前回対戦時より攻撃の鋭さは増しています。勝利に導く得点を期待したい。
おわりに
負傷者の多さに加え、名古屋のトップチームは断続的にコロナウィルス感染症の陽性者が出ています。名古屋は出場可能な選手を揃えるだけでも苦しい状況ですが、ルヴァンカップ連覇に向けて弾みをつけるためにも本日は勝利を期待したい。
現地に行かれる方、現地に行けない方もそれぞれの場所で応援しましょう。
良い試合になりますように。