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#DAZN のサッカー中継・ハーフタイムの楽しみ方 (1) スタッツの読み方 #小ネタ #grampus

お題箱からのネタです。

DAZNのハーフタイムには、J.STATS提供の様々なデータが表示されます。

「ほーん、なんか表示されてんなあ」くらいで流している人も結構いるんじゃないかな

せっかく出してくれているデータですので、ハーフタイムにプシュッと開けたビールのおつまみくらいになるように、今回から数回にわけて、データの見方を見ていきたいと思います。

ハーフタイムのスタッツ
ハーフタイムのスタッツ

Q. シュートは多ければ多いほうがいいの?

一番上の項目はシュートです。シュート数は多ければ多いほうがいいのでしょうか?

シュートなしで得点が入るのはオウンゴールだけなので、やはりシュートが少ないのは良くない。これは確かだ

ただ、シュートが多くても得点が入らないことが多い気がしています
そういう場合はなにが原因なのでしょうか?

そもそもゴールは、シュートがゴールの枠内に飛ばないと生まれない。だからシュートを闇雲に打ってるだけなのか、それともちゃんと枠に飛ばしているかというのが大事だ

枠内の割合が低いときはどんな原因が考えられるのでしょうか?

枠内シュートの数が多くない原因として考えられるのは、
1)単純にシュート精度が低い
2)相手の守備がブロックできている=きちんと崩し切れていない
この2つだと思う

まずは、シュートの数が多いかどうか、そしてそれが枠に飛んでいるかどうかを見るべきですね

後の回で紹介するゴール期待値というデータと合わせて見てみるといいと思う
ゴール期待値は、「あるシュートチャンスが得点に結びつく確率」を合計したものなんだ
シュートの数に比べてゴール期待値が低かったら、うまく守られているということになる

Q.ボール支配率が高い方がいいの?

ボール支配率ってどういうもんなんですかね?
ざっくり言うと、川崎は高くて名古屋は低いっていうのは知っています

まずはこちらを見て欲しい。名古屋は最下位だ。

ボール支配率の統計(23年11月12日のデータ)
ボール支配率の統計(23年11月12日のデータ)

最下位っていうと、なんかイメージ悪いですね。

サッカーにおけるボール支配率とは、試合中にボールがどちらのチームによって支配されていたかを割合で示したものだ
ボールをパスで繋いでいる間は支配していることになる

ボール支配率が高いとどういうメリットがあるんですか?

風間八宏的な表現をすると「相手にボールを触らせなければ失点することはない」ということになる。元リバプールのブレンダン・ロジャースは「ボールをキープして支配すれば、勝率は79%になる」と言っている

でも、今年勝っているヴィッセル神戸も8位と、そこまで高い数値なわけじゃないですよね

そうなんだよ。ワールドカップの日本代表も、ボール支配率は低かったが勝った
これはサッカーというスポーツが、ゴールがあまり生まれないスポーツであることと関係すると思うんだ
ボールを保持しているからといって、ゴールが決められるとは限らない
たとえばビッグチャンス1回を決めただけで、ほとんどボールを支配されていても勝ってしまうこともある

一方で支配率が高いのに勝てないってこともありますよね?

支配率が高くても、自陣でボールを回しているだけではまったく意味がないんだ
パスを回す目的は
1)自陣から敵陣にボールを運ぶこと
2)敵陣では相手の守備のすき間を見つけたり、ずらすこと
この2つだ
どちらにも当てはまらないパスが多くても効果はそれほどない

なるほど、たしかに名古屋でもパスの上位がDF3人ってこともよくありますよね。それってあまり望ましくない状態ってことですよね

各種のデータサイトでは、自陣ポゼッション(ボール支配率)と敵陣ポゼッションをわけて表示してくれるところもある。その場合は敵陣ポゼッションに注目だな

敵陣での支配率が高いのに点が取れてなかったら、これは「相手の守備をずらす or 隙を見つけるパスが出せてない」ってことになるんですね

Q. パスは多ければ多いほうがいいの?

名古屋って、パスを繋ぐサッカーというイメージがないです。そうなるとパスは少ないほうになりますね。支配率と関係しそうですけど。

J.STATS統計を見てみて欲しい。支配率は最下位だったが、パスはそこまで低くない

パスを回すスタイルではないので、やっぱり低くなりますね。

注目して欲しいのが、パスの成功率なんだ。
パスが成功するのに必要な要素ってなんだと思う?

1)パスを出す側の技術
2)パスを受ける側が良い場所にいること
この2つでしょうか?

もう1つあるな
3)パスを出すタイミングとパスを出す場所の共通理解
がある
よく永井謙佑が「ここに欲しいんだよ!」って要求しているところを見ないかい?

あー、一番わかりやすく意思表示してくれますよね

1)の技術と、2)の相手のマークを「外す」技術にこだわってたのが風間元監督だな
ただ、タイミングや共通理解を鍛えるトレーニングが通称「パスコン」パス&コントロールというトレーニングだ

あ、練習でよく聞くヤツですね。

かなり複雑なパターンも用意されていることが多くて、たとえばこちらのサイトで紹介されているパスコンの練習なんかは実際にグランパスでもやっているものに近く、このなかでパスの意識やファーストタッチの精度とかが鍛えられる「はず」なんだ

語尾がなんだか気になりますね。

練習をこなすだけでなく、その練習のなかの一つ一つの技術にこだわっていくことは大事だと思うのだが、最近のパス成功率の低さを見ると、そこは改善ポイントなんだろうな、と思う

Q.ファウルと警告・退場はどう見れば?

当たり前ですが、警告や退場は少ないほうがいいに決まっています。このあたりってどう見ればいいんでしょうか

ファウルが多くなる理由はいろいろ考えられるが、基本的に相手にボールを持たれていたら、奪い返すためには「身体同士の接触(ボディ・コンタクト)」が発生することが多い
相手がボールにプレーさせないように身体でブロックしてくると、奪おうとするプレーがファールになっちゃうことが多くなるわけだ

なるほど、ボールを握らないサッカーを標榜するからには、ある程度ファールが多いのは仕方がないのでしょうか?

名古屋グランパスの警告数は44で、8位になる。少ないほうではないな。退場は0。

でも警告は減らしたいですよね

そのためには、守備で無理をしなければならない状況を避ける=あまり押し込まれないようにすることが大事だと俺は思う

Q.その他の値はどう読めばいいの?

残るデータは、オフサイドとコーナーキックですね。オフサイドの数が多いというのはどう考えればいいんでしょうか?

オフサイドになるのは、相手の守備ラインと駆け引きができているということなので、あながち多いことは悪いわけではない
オフサイドになるくらいなので、比較的守備ラインは高め(ゴールから遠い)なはず
名古屋グランパスにはスピードのある選手が多いので、相手守備陣の裏を突くことができるとニッコリしてもいい

相手の守備ラインが低いのにオフサイドが多いってこともありますよね?

それはパスの出し手と、受け手のタイミングが合ってないってことになる
その場合はもうちょっと練習して欲しいものだな

ちなみに名古屋グランパスのオフサイド数は41で、16位だそうです。いまのところ、相手守備陣との駆け引きは上手なほう、ということですね

面白いのが、シュート本数はダントツ最下位のサガン鳥栖がオフサイド数82(名古屋の倍)で2位なんだよな
それだけ岩崎悠人らを使った裏狙いが徹底されているということなんだろうな。

コーナーキック数はどう見ればいいですか?

コーナーキックは、守備側が触ったボールがゴールラインを割ったときに発生する
だから、シュート数が増えてくれば基本的にはコーナーキックの数も増えるはずなんだ

確かにシュート数が多いサンフレッチェ広島と北海道コンサドーレ札幌がやはりコーナーキックも多いんですよね
※サンフレッチェ広島がCK数1位、北海道コンサドーレ札幌が4位

ここでも面白いのがCKが2位と3位は湘南ベルマーレと柏レイソルなんだよ
シュート数は決して多くないほうなのにな

理由を考えてみると、どちらのチームも縦に速いサッカーをしているということが理由なのでは?と思われるんだ

そういう理由なんかを考えるのも面白そうですね!

次回は来週に第2回と第3回をお送りしたいと思います!

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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