FW
背番号9 酒井宣福 – 在籍三年目
昨年はルヴァンカップの得点王に輝きベスト4進出に貢献。貴田君のプロ初ゴールも酒井の見事な落としからでしたね。リーグ戦では得点を上げることが出来ず怪我によりシーズン終了。ただしアウェイマリノス戦等で、チームとして前からプレスをはめ込む戦術を選択したときやリードを守りきる展開のときに献身的に振る舞い非常に貢献してくれていたので、シーズン後半彼の不在は戦術のバリエーションとしてかなり痛かったのではないかと思います。分厚い胸板に屈強な体格を誇るため生粋のCFと見られがちですが、サガン鳥栖時代は林や山下といったCFタイプを相方に衛生的に動き回るセカンドトップ的な役割で輝きを放っていました。今年山岸というポストプレーの得意な選手やパトリックのように高さのある選手も加わりその恩恵を受けて酒井がFWとして点を重ねてくれることを期待していますし、得点したときの咆哮を何度も見たいですね!
先日のグララグッズに身を包む姿もとても素敵でしたね。
背番号10 パトリック – 京都サンガより加入
言わずとしれたJリーグ史にも名を刻む名FW。
やたらとグランパス戦で点を取ってるイメージがありましたので調べてみたら対グランパスのリーグ戦通算5得点(15年1G,21年1G,22年2G ,23年1G)でした。思っていたよりは少ないなと思いましたが近年やられまくってたんですね。昨年はサンガで途中出場から決勝点を三回も記録!グランパスがリーグ戦で途中出場から得点を挙げた選手が0だったことも踏まえて獲得したと思われるが、そのパワーと決定力でチームには勢いを、対戦相手には恐怖を与えることできる存在。J1通算96ゴールと節目となる100ゴールも今年中に達成し背番号10にふさわしい活躍を見せてほしい。
そしてX上でのほっこりする日本語の確認依頼も早く見たいな~
背番号11 山岸 祐也 アビスパ福岡より加入
アビスパ福岡でリーグ戦二年連続10ゴールをマークし、年齢的にも30歳と脂がのった年齢かつ海外移籍もおそらくないだろうというこのオフシーズン一番の注目銘柄だったFWを獲得したフロントの働きはもう少し誉められてもいいのではと思ったり。ポストプレーや味方を生かす動きも守備の献身性も得点力も持ち合わせ、ポジションも1トップ、2トップ、シャドーを問わない万能型のFW。赤鯱新報のインタビュー記事を読むと自身のプレイや戦術について言語化するのがすごく巧みでサッカーIQが高く、それがプレーの幅広さにも繋がっているんだろうなと思いました。
山岸とキャスパーの2トップは互いの能力を引きだしJリーグ最強のコンビになる可能性を秘めていると思うので早く見たいですね。
ゴール後の山ピースは手話でI LOVE YOUを意味しているようですが早く一緒に山ピースをしたいし、いっぱいの愛を届けて欲しいですね。
背番号18 永井 謙佑 – 在籍8年目
FC東京時代はグランパス相手によく点を決めてましたし正直大嫌いな選手でしたが、グランパスに帰ってきてピッチ内外問わずこれだけ貢献してくれる選手だったとはと驚かされました。
昨年のINSIDE GRAMPUS THE DEEP の中では練習で軽いプレーをしたマテウスを叱咤する姿を見せたり、2月に発売された作品の中では熱くなる森下に対して冷静に自分の意見を伝える等ベテランとしてチームがうまく回るように立ち振る舞ってくれているんだなと感心しました。強いチームや良い組織にはこういう嫌われ役を自らできる存在が必ずいるし、八方美人タイプな自分は学生のとき部活でこういう役回りなんととてもできなかったので本当に尊敬できる選手ですし、その姿を若手選手には目に焼き付けて欲しいなと思いました。
昨年キャスパー・マテウスとの3トップが機能したのも永井の献身性と戦術理解の高さのおかげだと思いますが、後半戦マテウス移籍後はチームの迷走と歩調を合わせるかのように永井も得点できず。
FWがやりたいと名古屋に戻ってきて、バランスを取る役割もあったとは言え個人としても悔しいシーズン後半戦になったはず。
開幕3連敗を喫した新潟戦の前には『とりあえず何でもいいから入ってほしい、手以外ならどこでもいいから、ゴールに入ったらいいよね』と語っていましたが、レイソル戦のゴールはその言葉を体現するようなゴールでしたね。そして70分過ぎまで足が攣りながらも懸命に走り回る姿にNever Give Up for the winというグランパスのDNAを感じました。
一緒にタイトルを取りたいと思わせてくれる選手ですね。
背番号28 榊原 杏太 – 立正大学から加入
一昨年のローマ戦と昨年のルヴァンカップ神戸戦でしか実際にプレイしているところを見たことがなかったのでYOUTUBEにあるグランパスU18時代のゴール集を見ましたが、左足に絶対の自信がありテクニックとシュート精度を持つところは同じ背番号を背負ったレジェンド玉田さんに似てるところがあるんだなーと。小柄ながらヘディングがうまいところも似ているのかしら。大学時代にフィジカルと守備の部分を鍛えなおしたということですが今後出場機会を掴むのもその部分がJ1の舞台でどこまで通用するかというところと得点という結果を少ない出番の中で出せるか。
まずは大宮とのルヴァンカップか6月の天皇杯あたりで出場機会を得ることができるのでしょうか?グランパスでの初ゴールが楽しみですね。
背番号77 キャスパーユンカー – 在籍二年目
昨年は開幕戦のゴールを皮切りにリーグ戦で16ゴールを挙げる活躍。苦手な夏場に得点から遠ざかる時期もありましたがさすがのゴールをたくさん見せてくれました。ポストプレーや守備も必死にこなしてくれていましたし、チームの中で自分がどういう働きをすればいいか理解しているからこそ加入一年目で得点を重ねることができたのかなと。
迎えた今シーズン、健太さんの中で優勝するチームへの近道としてキャスパーの得点能力を最大限に引き出すべく山岸との2トップと3142というシステムを採用したのかなと想像します。ポストプレイも得意な山岸や森島や稲垣、和泉らIHと近い距離間でコンビネーションを発揮した時にわくわくするようなプレーを見せてくれると期待していたので早くキャスパーのコンディションが整うことを願います。
その他
貴田選手は今シーズンいっぱいの期限付き移籍ということで記事は書きませんが、いずれワールドクラスの選手になって目の前でゴールを見たことを自慢させてほしいですね。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
そうだよねあの選手はこういう選手だよねとか、違うあの選手はこんな選手だよとかグランパスのことを考えるきっかけにこの記事がなれば嬉しいです。
思いつきと勢いで選手短評を書いてみましたが、始まってまだ4節終了しただけですし、3連敗スタートということもあり何書こうかなと思ったりもしましたが気付けば1万字を超えていました!!
学生時代読書感想文なんて大の苦手だったし、大学の卒論なんてゼミの先生の本をほぼ丸写し(先生公認です笑)の私ですので、好きなものの力は偉大だなと思いました。
キャンプでの主力選手の怪我も重なり三連敗という最悪のスタートになってしまいましたが、それぞれ違う個性と武器のある選手をこれだけ揃えていますし、レイソル戦の勝利で選手達が吹っ切れてほしいですね。
まだ34試合(勝ち点で言えば102)も残しているので優勝はまたまだ狙えると自分は思っています。
選手・監督・スタッフ・サポーターが互いに信頼しあって一つになればいい結果を残せるシーズンになるんではないかと期待して応援していきたいと思います。
背番号18 永井 謙佑 – 在籍9年目
計算間違いでは?
8年目の間違いですね。修正しました。ご指摘ありがとうございました。