はじめに
コンウェンですこんにちは。雷雨延期の末大雨の中始まった、上を狙うには落とせない一戦。残念な敗戦となってしまいましたが維持の猛攻を見せた第17節ミニレビュー&第18節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第17節レビュー
第17節の名古屋と川崎フロンターレのfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
これ以上無いくらい攻めたのになぜ入らないといった印象通りのデカグラフ。攻撃系ポイントはすべてJリーグ平均を大きく上回っています。スタッツを見てもゴール期待値は実に4オーバー。シュートも21本枠内は川崎の二倍の6本。クロスは15本上げ4本に1本は成功しています。チャンス構築率も17.5%と名古屋シーズン平均の2倍以上。素晴らしい攻撃を見せてくれました。
…きれいなスタッツしてるだろ。ウソみたいだろ。負けてるんだぜ。それで。
個人で印象に残ったのはやはり右サイドを切り裂いた中山。パス・ドリブル・クロス全てで名古屋の上位に名を連ねています。前を向いたときのスピード、縦もカットインも選択でき相手を惑わすドリブル、必要とあらば早めでもゴール前に走りこんだ味方にクロス。攻撃の軸として素晴らしい活躍でした。そろそろ自分でも一発決めてもらって勢いに乗ってほしいものです。また、クロス4位に名を連ねた山中。後半途中の出場ながらシン・悪魔の左足は健在。ハチャンレの追撃の一撃を呼び込むコーナーキックは見事でした。おかえり山中。司も倍井もかわらず攻撃にはしっかりと貢献してくれています。
きれいなスタッツで負けた原因は雨の中キック精度の低さや守備時のミスもあるんですが一番は多分コレ。お の れ 鄭 成 龍 。カッコいい名前しやがって。押し込むだけの決定機を見事にブロックされました。もともと良いGKなのは知ってますが、してやられましたね。韓国人GKは嫌いです(褒めてます)。
高井を使ったデザインされたセットプレー、三國のスリップ(不用意とも不運とも言えるが気にせず切り替えてまた華麗な足元見せてね三國)による決定機を逃さなかった家長の二発とゴミスのシュートを神ミッチが右手一本で防いだシュート、オフサイドによるゴミスの取り消し2発もありましたが、記録は川崎の枠内シュート3本。対して名古屋は倍近くのシュートを撃ち倍枠内に飛ばしました。いよいよ本格稼働が見えてきた山岸も再三相手ゴールを脅かしましたし(枠ぅ)、永井も変わらず絶好調。そこへ向けてボールを供給できる山中山。未来は明るい。が、そんなことは関係なくたくさん点を獲った方が勝ちという納得いかない()ルールなのがサッカーです。そんな理不尽()で一番悔しいのはもちろん選手たちだと思います。これだけの攻撃ができるようになった事を自信としつつ、次の戦いに臨んでくれるとおもいます。
第18節プレビュー
第18節川崎フロンターレ戦のプレビューです。名古屋と湘南のデータ(シーズン平均)をプロットします。
湘南ベルマーレの特徴
グラフはきれいにJリーグ平均程度。強いて言うならシュートと守備、奪取が高めでしょうか。名古屋もだいぶ大きなグラフになってきましたが、それより一回り大きい印象です。スタイルを見るとフィジカルコンタクト(タックル、至近距離でのブロック、ファウル、空中戦に該当するプレー)が高く、ハードな守備からロングカウンターを武器としているように見えます。左サイドからの攻撃が多く、その左WBの畑、もしくは杉岡からの攻撃に要注意です。そして中には鈴木と点取り屋ルキアン。CBが再度に釣り出される事のないように守り、また中で負けないことが大事となってきそうです。
守備面でいうと、湘南は守備ポイントの高さの割には失点が多く、被ゴール、被シュート成功率ともに19位となっています。パターンとしては名古屋が得意とするセットプレーや、ここ数試合いい感じのクロスからの失点が多く、湘南戦でも山中山の活躍に期待できそうです。
最後に
どんなにいい攻めをしても点が入らなきゃ勝てないそれがサッカー。いろんなめぐり合わせで非常に悔しい敗戦となりましたが、毎回グラフの小ささを嘆くこともなくなり、点を入れるための下地は間違いなくできてきていると思います。下を向いてる暇などなく、負けられないカップ戦が続きます。選手たちを少しでも後押しできるよう、苦しいときほど前向きに、引き続き応援していきたいと思います。