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2024年J1リーグ第19節東京ヴェルディ戦ミニレビュー&第20節浦和レッズ戦ミニプレビュー #grampus #グランパス #verdy #urawareds K0043

はじめに

コンウェンですこんにちは。これで対戦相手も一巡、節目の第19節、なんだかうまくいかない中、審判のナイスアドバンテージからスペシャルなループで失点。猛攻を仕掛けるもゴールを割ることはできず勝率五割で折り返し。実家のような安心感(あかん)第19節ミニレビュー&第20節ミニプレビュー、よろしくお願いします。

第19節レビュー

第19節の名古屋と東京ヴェルディのfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。

1.名古屋グランパス・東京ヴェルディのチャンスビルディングポイント比較
1.名古屋グランパス・東京ヴェルディのチャンスビルディングポイント比較

CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。

試合短評

やはり多くのチャンスを作るほど勝てないよくわからないチームなのか名古屋。ガンガンにチャンスをつくり、相手は必死でゴール前を固めていたことが見て取れるグラフとなりました。ただし、ご存じのとおりこのグラフの傾向はほとんどラスト15分の猛攻によるものと考えられます。60分以降のボール支配率は実に70%オーバー(試合全体で57.5%)。図中赤マルで表示されているシュートは残り15分で14本(試合全体で22本) というスタッツ。なぜ最初からそれができない。…と言いたくなるところですが、相手がリードしたことにより引き気味になったこと、疲れ、名古屋の攻撃的な選手の投入など様々な要因があるためそう簡単なものではありません。ただ、序盤は特にピッチの影響もあるのかイージーなミスも多かったように見え、なかなかアグレッシブに攻めることが出来ていなかったのも事実かと思います。

2.【第19節】60-90分ポゼッション&シュート数
2.【第19節】60-90分ポゼッション&シュート数

個人CBPで目立つのは森島司。パス/クロスCBPはともに1位で運動量も相変わらず多く、随所でいい攻撃に貢献していました。司かわいいよ司。他の顔ぶれを見てみても右サイドが上がりシステムだと少し持ち味が出しにくそうな山中もしっかりと高ポイントを獲得していますし、その右サイドの中山、中央で構える山岸など、キーマンが仕事をしていたことは見て取れます。あぁ、決めきりたかった。

3.【第19節】攻撃CBP個人データ
3.【第19節】攻撃CBP個人データ

守備CBPを見てみると東京Vの選手が目立ち、全体トップはご存じイケメン宮原和也。ここぞの対人の強さは相変わらずでした。また、GKマテウスが上位に入っており、セーブも含め鬼神のごとき活躍でしてやられました。Jリーグマテウスランキング(コンウェン調べ)赤丸急上昇です。

4.【第19節】守備CBP個人データ
4.【第19節】守備CBP個人データ

どうにもチャンスを作れなかった前半からうって変わって猛攻を見せてくれた名古屋。次節は頭から後半15分のつもりで先制点を奪ってもらいたいものです。

本領発揮しつつある山岸祐也
本領発揮しつつある山岸祐也

第20節プレビュー

第20節浦和レッズ戦のプレビューです。名古屋と浦和のデータ(シーズン平均)をプロットします。

5.名古屋グランパス・浦和レッズのチャンスビルディングポイント比較
5.名古屋グランパス・浦和レッズのチャンスビルディングポイント比較

ついでに、今シーズン二試合目ということで第10節のグラフも貼ってみます

6.10節時点での名古屋グランパス・浦和レッズのチャンスビルディングポイント比較
6.10節時点での名古屋グランパス・浦和レッズのチャンスビルディングポイント比較

試合展望

全体グラフは浦和のほうが大きい。特に攻撃面では名古屋より一回り大きい印象です。ただ、先回のリーグ戦、第10節のグラフは圧倒しており、マンツーマンで相手のビルドアップを阻害、攻めては大きなサイドチェンジを使いながら右サイド中山を中心にチャンスを作ることができていました。当時より間違いなく攻撃の迫力が出ている中山。ここを軸にまた多くのチャンスを作ってもらいましょう。平均値では小さいグラフでも恐れることはありません。

Team Styleをみると、ボールを握りながら、中央から崩す攻撃を仕掛けてきそうです。

7.【浦和19節終了時】Team Style
7.【浦和19節終了時】Team Style

ポゼッションを担うキーマンとなりそうなのは、左SB渡邊とCBながら高いパスCBPを誇るホイブラーテン。誰がどう制限をかけるのか明確に、ビルドアップを阻害する必要があります。なお、第10節でいやらしい動きで攻守に活躍していたグスタフソンは怪我のため出場は不透明。あと忘れてはいけないのがチアゴサンタナ。恐ろしい決定力の持ち主ですのでハチャンレ兄貴にガツンと行ってもらいましょう。

8.【浦和19節終了時】個人攻撃系CBP
8.【浦和19節終了時】個人攻撃系CBP

最後に

そろそろチャンスいっぱいのでかいグラフでしっかり勝ちきってもらわないと本記事を書く甲斐がありません(私情)。それはともかく、あれだけの猛攻を見せながら点を取れず勝点を失ったという事実に選手たちはとても悔しい思いをするとともに、次こそはと燃えてくれているはずです。私も少しでもゴールにボールが吸い込まれる後押しになるよう、しっかりと気を送っていきたいと思います。

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