はじめに
コンウェンですこんにちは。衝撃の稲垣ボレーから最終盤怒涛の展開。勝ちたかったけど負けなくてよかった第24節ミニレビュー&第25節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第24節レビュー
第24節の名古屋とヴィッセル神戸のfootballlabのCBP関係を比較してみます。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
めちゃめちゃ尖った神戸のクロス。あれほど気を付けてと言ったのに。まさか長谷川監督は弊プレビューを読んでないのでしょうか()。また、パトちゃんのナイス反応で相手のミスからの得点、稲垣のウルトラボレーでリードしていた分、あまり気にならなかったのですが、だいぶ押し込まれています。ゴール期待値、シュートこそわずかに上回っていますが、ゴール近くへの進入は神戸が多く、クリアは名古屋が多いなど、必死でかき出す感じが数字にも表れています。耐えきれなかったのが悔やまれます。
左から初瀬とパトリッキ、右から広瀬と山川。どちらからも高精度のクロスが飛んできて中には大迫ら怖い選手が待ち構える、想定していたであろうとはいえやられてしまいました。
パスは稲垣。2得点の活躍といい、相変わらず信頼できるいい選手です。足がつるの意味がわからないと噂の自慢のスタミナはご存知のとおりですが、最後にPKを買って出る心のスタミナも無尽蔵。俺たちの稲垣最高です。山岸も前でしっかりと繋ぎをしてくれました。ちょっと遠めからではありましたがいいシュートも打っており調子は良さそうです。神戸の高ポイントはのは武藤と扇原。どちらも視野のテクニックも抜群で何度も脅かされました。
そして尖った名古屋守備CBPの立役者は中央で大活躍の三國。圧巻のポイント数。中央で大活躍でした。コンディション不良?のハチャンレ不在の中獅子奮迅の活躍を見せてくれました。右三國も素晴らしいのですが、中三國は別格ですね。そして何を隠そう奪取もチーム1位でした。すき。
最後の最後で逆転を許し、もうダメなのかという所、最後の最後で起死回生のPKによる同点劇。追いつかれた部分は反省ですが、諦めない気持ちで戦った選手たちに拍手です。
第25節プレビュー
第25節京都サンガFC戦のプレビューです。名古屋と神戸のデータ(シーズン平均)をプロットします。
下は、先回対戦第16節のグラフです
試合展望
全体グラフでは攻撃系はやや名古屋、守備系はやや京都、といった感じでしょうか。先回対戦でもしっかりとクロスを中心に攻撃できている反面、奪取ポイントは大きく京都、名古屋は低いといった形で結果引き分けています。
Team Styleを見ても、ハイプレス、ハイブロックからのショートカウンターの数字が高く、カウンタープレスやフィジカルコンタクトの高いです。前節の全体グラフで見られたように奪取ポイントを稼がれると相手ペースとなりますので、中盤での主導権で当たり負けないようにしてもらいたいです。
攻撃ポイントを見ると最も注意すべきは原。他福田のクロス、川崎のパス、マルコトゥーリオのドリブルなどがチーム上位となっています。
守備面で中盤での奪取を担うのが川崎と金子。どちらも奪取能力は一級品で奪われない&焦ってミスしないようにしたいですね。数字にはまだ出てきませんがご存知奪取番長米本はレンタルのため出場できません。良かった。
川崎颯太選手は8月3日に日本オリンピックサッカー代表の試合があるため、出場は微妙です。麻田将吾は6月12日に行われた天皇杯2回戦の大宮アルディージャ戦の試合中に負傷、全治約6か月とのことですので出場は難しそうです。
最後に京都の得失点パターンをみてみます。得点はこぼれ球からも多く、はっきりクリアするなど、中途半端な対応はNGです。失点はセットプレーとクロスからが多く、名古屋からすれば得意プレーとなり、うまく噛み合えば得点の期待は高まります。
最後に
精神的にきつい逆転劇からの執念の同点。諦めない大切さを教えてもらいました。この勢いを活かして、中断期間でいい準備をしてもらいたいものですね。
始まりがあれば終わりがあるように、出会いがあればまた、別れもあるのです。出入り色々ありました(まだある?)が来てくれた選手を、今いる選手を全力で応援していきたいと思います。