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2024年J1リーグ第28節湘南ベルマーレ戦ミニレビュー&第29節アルビレックス新潟戦ミニプレビュー #grampus #グランパス #bellmare #アルビレックス新潟 # K0051

はじめに

コンウェンですこんにちは。えー…勝ちました(パチパチ)、勝つって素晴らしい。キツイ戦いを凌ぎきった選手たちを讃えつつ、第28節ミニレビュー&第29節ミニプレビュー、よろしくお願いします。

第28節レビュー

第28節の名古屋と湘南ベルマーレのfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。

1.名古屋グランパス・湘南ベルマーレのチャンスビルディングポイント比較
1.名古屋グランパス・湘南ベルマーレのチャンスビルディングポイント比較

CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。

試合短評

ほとんどの時間相手にボールを握られる厳しい試合となりました。ボール保持率はわずか30.7%。チャンス構築率は10.3%と(名古屋にしては)そんなに悪くないものの枠内シュートはわずかに2。全体グラフも湘南のパス、シュートの大きさと比べ、さみしい結果となってます。しかし勝ったのは名古屋。序盤に得たチャンスをシン・悪魔の左足山中の糸をひくようなCKをゴール前の覇者三國がズドン。展開が苦しくとも個の力で点が取れるのもチームの能力のひとつ。素晴らしいゴールでした。あとは明確に守って守備CBPを稼ぎつつ耐えきってフィニッシュ。アウェイで貴重な勝ち点をもぎ取りました。三國もヒーローインタビューで思ったような展開にできなかった、というようなことを言っていましたが、それでも勝ったわけです。こういった展開で「しか」勝てないのであれば長丁場のリーグでコンスタントに勝ちを積むのは難しいですが、こういう展開で「も」勝てるのであれば、戦い方のひとつのバリエーションとして評価しても良いのではないでしょうか。とはいえCBPベースの記事を書いている身としてはクソデカグラフで快勝!を期待したいと言うのも本音ではありますが。

2.【第28節】スタッツ抜粋
2.【第28節】スタッツ抜粋

個人データを見てみます。攻撃CBPではほとんど湘南の選手が上位の中、森島がくらいついています。押しも押されぬ名古屋の攻撃の要、森島、今節も最終盤まで走り切ってくれました。一方の湘南はプレビューでも要注意と書いた鈴木雄斗と田中がきっちり上位。思ってた通りの活躍をされてしまいました。

3.【第28節】攻撃CBP個人データ
3.【第28節】攻撃CBP個人データ

奪取CBPは内田。後述守備CBPでも上位で、常に周囲の状況に併せて的確な守備をみせてくれました。本当に貴重な選手です。湘南は田中が大活躍。キーマンの中盤選手に攻守に暴れられたらそりゃこんなきつい展開になりますわね。

4.【第28節】奪取CBP個人データ
4.【第28節】奪取CBP個人データ

守備CBP1位は河面。派手さは無いがおそらく名古屋の勝利貢献度No1の河面、大事なところで攻守にきっちり仕事をしてくれる本当に頼れる選手です。

5.【第28節】守備CBP個人データ
5.【第28節】守備CBP個人データ

忘れちゃいけないシュートCBPチーム一位は俺たちの三國。抜群の高さで貴重な先制点を上げてくれました。ナイスだ三國、お前がNo1だ…!!

6.【第28節】シュートCBP個人データ
6.【第28節】シュートCBP個人データ

というわけで、湘南は思った通り、名古屋は思った通り行かなかった試合なのかなという試合展開となりました。それでも結果勝てたことを素直に喜びつつ、次はやりたかった名古屋のサッカーを見せてくれることを期待しましょう。

守備ポイントで上位に食い込んだ河面(写真はヴェルディ戦のもの)
守備ポイントで上位に食い込んだ河面(写真はヴェルディ戦のもの)

第29節プレビュー

第29節アルビレックス新潟戦のプレビューです。名古屋と新潟のデータ(シーズン平均)をプロットします。

7.名古屋グランパス・アルビレックス新潟のチャンスビルディングポイント比較
7.名古屋グランパス・アルビレックス新潟のチャンスビルディングポイント比較

下は、先回対戦第18節のグラフです

8.【第3節】CBP比較
8.【第3節】CBP比較

試合展望

新潟は攻撃系がデカいグラフのチームです。保持率はリーグ1位、パスCBPがリーグ2位とボールを保持し、パスをつないで攻撃を組み立ててくるチームです。TeamStyleをみてみると、自陣敵陣ともにポゼッションが高く、一方AGI(攻撃時どれだけ相手ゴールに近づけたかの指標)は20位と、じっくりボールをもってチャンスを伺ってくるチームであることが読み取れます。相手の保持率が高いゲームというと、前々節広島、前節湘南のようにボールをもってガンガン攻め込んでくるイメージが強いですが、少し傾向が違うようです。焦れることなく、またボールを回される中で守備バランスが崩れることの無い様、辛抱強く守備ブロックを構築できるかがカギとなるかもしれません。

また、ハイプレッシング、カウンタープレスの値も高く、辛抱して奪ったボールを即時奪回されないようにきっちりマイボールにすることも大事なポイントとなりそうです。

9.【新潟28節終了時】Team Style
9.【新潟28節終了時】Team Style

10.【新潟28節終了時】AGI/KAGI
10.【新潟28節終了時】AGI/KAGI
10-1. AGIとは
10-1. AGIとは

個人CBPを見るとキーマンは中盤の秋山、攻撃、パス、奪取CBPがチーム1位と、絶対に自由にさせたくない選手です。前節町田戦ではベンチ外でしたが、欠場理由は家庭の都合、とのことで、おそらく元気な状態で名古屋戦に臨んでくるのではと思われます。同様に攻守に怖いのは右サイドバックの藤原。守備/奪取CBPが高いうえにパスCBPも高く、注意が必要な選手です。エースストライカーは谷口。今シーズンすでに9ゴールと抜群の得点力をもっています。そして最終ラインCBは舞行龍とトーマスデンという能力の高い二人が控えています。得点力が物足りない名古屋にとっては強敵ですが、エレガントにゴールを奪ってくれることを期待しましょう。

11.【湘南28節終了時】個人CBP
11.【湘南28節終了時】個人CBP

最後に

なかなか厳しい戦いでしたが、貴重な勝ち点を手にいれることができました。結果を残しながら改善を進めていける事を前向きに受け止め、次は狙い通りの戦いで勝ち点を得るところを見せてくれる事を期待したいと思います。台風10号の動きが不安定すぎていろいろ不確定ですが、楽しんでいきましょう!!

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