背番号7 MF和泉竜司 (30歳 在籍6年目)
- リーグ戦先発出場21試合/途中出場6試合・2得点2アシスト
- ルヴァンカップ5試合出場
トップ下やシャドー攻撃的なポジションを本職としながらもグランパス加入後はボランチやWB、SBに3バックのCBなど様々なポジションをチーム事情によりこなしてきたが、2019シーズンは本来の攻撃的なポジションでの起用も増え、リーグ戦6得点と結果を残し、グランパスの中心選手としての活躍が期待された中で、2020年1月4日鹿島アントラーズへの完全移籍が発表される。
名古屋のバンディエラ(旗頭)と呼ばれる選手になることが期待されていただけに、ショックを受けたサポーターは多かったと思いますし、当時のチームの成績を考えると短いサッカー人生の中でその決断も仕方ないか、、、ただクラブのレジェンドになりたいという言葉はなんだったんだ、、、と本当に残念だったのを覚えています。
グランパスに帰ってくることなんてないだろうなと思っていた中で
2022年12月8日の15時、グランパスからの公式LINEでこの知らせが来たときがこの数年の中でも一番衝撃であるとともに一番嬉しいものでした。
そして2023年新体制発表会で背番号7を背負うことが発表される。
背番号へのこたわりについて『クラブにとっても自分にとっても特別な番号。責任と覚悟を持って闘いたい』という発言からも熱い想いが伝わってきますね。
かつての中村直志さん同じように多くを語らず、背中で周りを引っ張る和泉が自身キャリア初となるタイトルを手にしてクラブのレジェンドにまた一歩近づく、11月2日がそんな日になることをグランパスサポーターの誰もが望んでいる。
背番号8 MF椎橋慧也(27歳 在籍1年目)
- リーグ戦先発出場25試合/途中出場6試合/1得点2アシスト
- ルヴァンカップ8試合1得点
開幕戦はベンチ外スタート。
米本と稲垣というこの数年グランパスを支えた強力なライバルの存在もありシーズン序盤はなかなか存在感を発揮できていなかったが、5月の神戸戦あたりからスタメンに定着し京都戦では移籍後初ゴール。
米本の移籍に伴い、稲垣とのダブルボランチが固定されて周囲とのコンビネーションも出来上がってくると徐々に持ち味を発揮するように。
レイソルからの移籍が発表された時点で縦パスを入れるのが得意な選手と言われていたが、新潟戦での永井しか届かないような絶妙な縦パスを皮切りに、永井とのホットラインも開通。また稲垣が乗り移ったかのようなボール奪取も見せるようになってきており、グランパスに移籍してワンランク上の選手になろうとしている。
勝利後の記念撮影時の水掛けなど飄々とした掴みどころのないキャラクターだが、昨年レイソルで天皇杯準優勝に終わりプロキャリア初となるタイトルを目前で逃し、タイトルを獲るためにグランパスに来た言う言葉を現実にするべく熱く燃えているはず。
背番号10FW パトリック(37歳 在籍1年目)
- リーグ戦先発出場10試合/途中出場21試合/5得点1アシスト
- ルヴァンカップ3試合3得点
- 獲得タイトル:J1優勝1回(14年) 天皇杯優勝2回(14年、15年) ルヴァンカップ優勝1回(14年いずれもガンバ在籍時)
シーズン序盤はなかなかコンディションが上がらず(寒いのが苦手なブラジル人選手あるあるですね)、新加入選手も多い中でコンビネーションが確立されないチーム事情もあり力を発揮できていなかったが、4月のルヴァンカップ2回戦の大宮戦でグランパス移籍後初得点を含む2ゴールの活躍で勝利に貢献。ここからコンディションが上げていくと、5月のアウェイ広島戦では古巣相手にゴールを決め広島の新スタジアムでの無敗記録を止める活躍を見せる。
7月には昨年まで在籍した京都相手にもゴールを決め改めて古巣キラーぶりを発揮すると、神戸・東京V戦と夏場に大爆発。ルヴァンカップ準々決勝ではまたも古巣の広島相手にゴールを決める勝負強さを発揮。
大宮戦・5月の広島戦・アウェイ神戸戦・アウェイ京都戦のゴールはいずれも相手ボールを高い位置で奪ったり引っかけたりと同じような場面だったが、相手が思ってるよりもスピードに乗ると速いからこそなのだろうか?
2014年ガンバ時代には健太さんの元で三冠達成の原動力となっているだけに、決勝でも勝負強さを発揮して活躍してほしい。
リーグ戦のホームでの試合で出場なかったのも決勝で当たること考慮して温存したなんてこともあったりして。
背番号11 FW山岸祐也(31歳 在籍1年目)
- リーグ戦先発出場16試合/途中出場4試合/1得点1アシスト
- ルヴァンカップ6試合3得点
- 獲得タイトル:ルヴァンカップ優勝1回(23年アビスパ在籍時)
昨年は主力としてアビスパ福岡のルヴァンカップ優勝に貢献。今年のグランパスの補強の目玉として獲得。
特にキャスパーとの2トップが機能するかシーズン前から注目の的に。
ただキャンプ中のトレーニングマッチで負傷し、2節の町田戦から復帰するも5節のマリノス戦で再度離脱。
ルヴァンカップ三回戦の横浜FCで復帰すると、ルヴァンカッププレーオフラウンド柏レイソル戦で榊原のクロスに頭で合わせて遂に移籍後初ゴール。
ルヴァンカップ準々決勝進出に貢献し、徐々に周囲とのコンビネーションも合うようになるがオフサイドやシュートブロックに合いなかなかゴールに恵まれず。それでも7月のレイソル戦では相馬の復帰で勢いを取り戻したチームあと共にエナジーに乗り、遂にリーグ初得点をあげ久しぶりの勝ち点3獲得に貢献。
しかし9月のルヴァンカップ準々決勝広島で三度目の負傷離脱。
退任が決まっている長谷部監督率いる古巣アビスパ福岡戦になんとしても出場したいと復帰すると、ルヴァンカップ準決勝横浜Fマリノス戦では第1戦、第2戦共にゴールを挙げ、決勝進出の立役者に。特に第2戦での投入直後でのゴールは豊田スタジアムを熱狂の渦に。
自身のキャリアで初めてであろう度重なる負傷にもめげないポジティブキャラクターはチームに欠かせない存在。
ゴール後の山🤟でスタジアムを一つにし、また個人として2年連続ルヴァンカップ優勝を成し遂げて欲しい!
背番号14 MF森島司(27歳 在籍2年目)
- リーグ戦先発出場33試合/途中出場1試合/3得点4アシスト
- ルヴァンカップ6試合出場
- 獲得タイトル:ルヴァンカップ優勝1回(22年広島在籍時)
累積警告による出場停止となった8月のヴェルディ戦以外は全試合出場。1試合を覗きスタメン出場と今年は森島のチームになると開幕前に長谷川健太監督が言っていたとおりに。
去年夏に移籍してきて今年の序盤戦までは苦しんだが、今は周囲のプレイヤーとの相互理解が進みまさにチームの中心に。「走れるファンタジスタ」のキャッチフレーズ以上に毎試合献身的に走り回りスペースを埋めたり、無駄走りも厭わず試合終盤にも動き回るその姿は見ている者の感動を呼ぶ。
5節のマリノス戦で見せたループシュートはファンタジスタの名にふさわしいゴールであったし、長谷川健太監督が夢の中で司がゴールするのを見たというのを正夢にするものに。
「名古屋からオファーをされた時に初めて移籍というのを考えた。その時に(自分自身の)成長スピードが遅くなっているのかなというのは感じていたし、一つでも二つでも武器を増やして成長したいという思いがあった」。と名古屋に移籍してきた当初語っていたが、チームの中心選手としてグランパスをルヴァンカップ優勝に導き、自身とグランパスをワンランク上の存在に導いて欲しい。
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