はじめに
コンウェンですこんにちは。ルヴァン制覇の喜びに浸っていたいところではありますがリーグはもうちょっとだけ続くんじゃ。後回しにせずに先に書いときゃよかったとか思いながらいつもよりさらにシンプルに第35節ミニレビュー&第36節ミニプレビュー、よろしくお願いします。
第35節レビュー
第35節の名古屋とガンバ大阪のfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
数字上は悪くないんだけどもなぁというリーグ戦3連敗。名古屋の武器であるクロスCBPの値が高く、シュートCBPも高い。早々にハチャンレのヘッドを叩き込めたように、セットプレーから点が取れたように、強みは出せていたと思います。ゴール期待値も2.131、シュート19とどちらも今季平均の二倍で相手を上回ってます。クロスも平均並みで4本に1本は成功、チャンス構築率も17.6とだいぶ高く、3失点もししまったことが悔やまれます。坂本がうまかった&ディフレクションは仕方ねぇ。あとはあれだ、一森。チャンスをことごとく止められてしまいましたね。徳元の右足ミドル、あれ決まってればかっこよかったのにね。
個人CBP
個人データを見てみます。攻撃CBP名古屋上位は菊地、徳元。どちらもパス、クロスでポイントを稼いでおり、変わらず攻撃の要としていい仕事をしています。ハチャンレもパスCBPを稼いでおり上位。三國がお休みの中、しっかりと代役を果たしてくれたと思います。
シュートCBP全体1位はG大阪坂本。チャンスでしっかりと決めきられてしまいました。稲垣・菊地など、ポイントは稼いでいるのですが、一森のナイスセーブなどもあり、相手を上回ることはできませんでした。といっても2点取ってるんで頑張ったと思うけどね。
奪取を見ても稲垣、内田、菊地と上位で、稼ぐべき選手がポイントを稼げているんだけどなぁという結果です。
というわけで、どのデータ見てもいい感じなんですが、結果は2-3。何を言っても負け惜しみっぽくなってしまいますが、決めるべきところを決められ、GKを中心にしっかり止められたら負けるよという何ともな結果ですね(雑)。まぁ我々はカップウイナーなので次は結果もデータもいいものを出してくれるでしょう。
第36節プレビュー
第36節鹿島アントラーズ戦のプレビューです。名古屋と鹿島アントラーズのデータ(シーズン平均)をプロットします。
下は、先回対戦第1節のグラフです。
試合展望
鹿島のグラフは全体的にザ☆J1平均という感じで非常にいいバランスです。
TeamStyleを見ても、全体的に攻撃の種類としてはどれが突出したということはなくバランスよく様々な攻撃を仕掛けてくる傾向が見られます。ただ、ラインブレイクランの値が高く、守備面ではミドルプレッシング/ブロックが高く比較的高い位置でボールを奪い、DFラインの裏を狙ってくる形が見て取れ、不用意なボールロストから攻撃を喰らうことのないように注意が必要です。
個人CBP
個人CBPを見てみます。攻撃CPBが最も高いのが左SBの安西。奪取、守備ポイントも高めで、攻撃の起点となる選手です。名古屋右サイドで攻守に負けることがないように注意です。攻撃面ではいうまでもなく鈴木優磨。説明不要かもしれませんが前線で収めて決めることのできるイヤンな選手です。中盤ではすっかりボランチとして定着した知念。もともとFWであり攻撃的センスは高く、まずはボールを奪われないようにですが、奪われた際、特に自由にさせてはいけません。
最後に
鹿島といえば今年の開幕戦、衝撃の0-3の試合を思い出します。現状の順位も鹿島が上とはいえ、我々も成熟してきたと思います。何より我らはカップウィナー。シーズン通して積み上げてきたものをぶつけてもらいたいと思います。残り3節、全力で応援していきましょう。