はじめに
コンウェンですこんにちは。全世界758億人のグランパスファミリーの皆様おめでとうございます&ありがとうございます、ありがとうございます。ようやくリーグ戦初勝利で最下位脱出でございます。まだ一個勝っただけかもだけど1勝ごとに全力で喜びたいミニレビュー&ミニプレビューよろしくお願いします。
第7節レビュー
第7節の名古屋と横浜FCのfootballlabのCBP関係の比較です。J平均を1とした時の各チームの値をプロットしています。
CBP:Chance Building Point「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会(≒シュート機会)を構築することができたか」というもので、詳細に興味がある方は下記リンクを確認ください。興味無い方は「なんかチームにどれだけ貢献できたかの指標」位で大丈夫です。
試合短評
グラフはお互いわりといびつな感じ。お互いが奪取CBPが高く、前目で奪っていたというデータに。名古屋はそこから得意のクロスへつなぐことができ、(PKの数字も入っているでしょうが)いい位置でシュートが打てていたという形になります。
その数字を体現したのが先制点の見事なファストブレイク。最終ラインを追い込んで苦しい体勢で出させたところに俺たちの稲垣が猛然とダッシュ&奪取。森島を経由しサイドのマテウスへ。左へ切り返すかなーと見ていたらそのまま右足で(マテウスにしては)優しいクロスを逆サイドから飛び込んで来たキャプテン和泉が頭でズドン。高い位置で奪い素早くゴール前まで届け、中には人がきちんと飛び込む。良いゴールでした。
一方の横浜FCはパスCBPが高め。特に後半投入された宿敵鈴木武蔵やルキアンなど迫力のある攻撃をみせてくれました。
お互い枠内シュートは少なめ、ゴール期待値もチャンス構築率も低めの展開となりましたが、締まったいい試合だったといっていいのではないでしょうか。それにしても名古屋はもう少しドリブルでの仕掛けを見たい数字ですね。
個人CBP
パスは横浜FC勢が上位、DFの山﨑と福森中盤の駒井を中心に攻撃を組み立てていました。
名古屋は中盤の稲垣椎橋が上位であり、中盤とともにビルドアップの要となってもらいたい左右CBの河面、野上が上位となっておりいい傾向に見えます。
クロスは森島とマテウス。森島は終盤まで積極的にボールに絡み、後半85分等にいいクロスを上げていました。マテウスはアシストのナイスな天使の右足クロスをいれましたね。横浜FCは福森。さすがによい精度のキックを持っていました。
シュートCBP。名古屋1位はスーパーロングシュートを筆頭にルヴァンから変わらず調子よさそうな浅野。貴重な先制ヘッドを決めた和泉が続きます。そしてもはや名古屋のPKといえばこの男、読まれても関係ないコースへ冷静に流し込んだ稲垣がチーム3位です。後半にはいいミドルも撃ってました。さすが。
横浜FCは名古屋の天敵鈴木武蔵。なぜ彼は名古屋から点を取らずにはいられないのか。ちょっと守備のまずさがきっかけではありますが、まぁさすがの良いシュートでした。
そしてこちらも怖かったルキアン。68分コーナーキックからドンピシャのヘッド。新守護神シュミット・ダニエルの超セーブで事なきを得ましたが怖かった・・・。
奪取は横浜FCンドカ。後述守備でも1位で横浜FCの守備を支えていました。名古屋1位は稲垣。先制の起点となった奪取は言わずもがな、相変わらずの運動量と奪取力です。
守備は名古屋の守備の中核になりつつある佐藤。安定感抜群の河面とともに上位です。
シュミット・ダニエルはルヴァンに引き続きナイスセーブでゴールマウスを守ってくれました。小野も復帰し、左サイドで積極的に攻撃に絡んでくれ、何度もスプリントを見せておりケガの影響もあまりなさそうでよかったです。待ってたよ小野。おかえり。
まだまだけが人は多いとはいえ、戻ってきた選手たちが活躍をして、ついに念願のリーグ戦初勝利となりました。このまま勢いに乗って上を目指していってもらいたいものです。
第8節プレビュー
第8節横浜Fマリノス戦のプレビューです。名古屋との比較データ(シーズン平均)をプロットします。
試合展望
横浜FMは攻撃系の数値が大きめです。パス・クロス・ドリブルの値が満遍なく大きく多彩な方法で攻め込んでくると思われる怖い相手です。
ただ、今期はまだシュートCBPが低く、シュート数、チャンス構築率は低め、シュート成功率も低く、フィニッシュの形があまり作れていないように見えます。多彩な攻撃に惑わされず、最後のところをきっちり抑えることが必要です。不十分な体勢でのシュートならシュミット・ダニエルが指先ひとつで止めてくれることでしょう。
一方守備面。被チャンス構築率は高めで、奪取CBPも低いことから比較的シュートまではもっていけるかもしれません。ただ被シュート成功率は低いです。
・・・そう、GKは宿敵(宿敵多いな)朴一圭。こちらが攻める際も生半可なシュートではゴールは割れないと思います。数も質も必要となってくるでしょう。
個人CBP
攻撃で怖い選手は大勢います。クロスはサイドアタッカーの遠野、パスは中盤渡辺、決定力ではアンデルソン・ロペス、推進力のあるヤン・マテウスなど素晴らしい面子。
守備も奪取守備CBPチーム2冠のジェイソン・キニョーネス、前節岡山戦で先発したトーマス・デンなど強度の高いCBを中心に、GK朴一圭が後ろに控えるタレントぞろいのチームとなります。
いつも入れないのにセーブCBPまで表にいれちゃったぜ朴一圭。お手柔らかに。
最後に
長かったトンネルを抜け、ついに手にした1勝&最下位脱出。
しかしここで負けてしまっては元の木阿弥です。
中3日で体力的には厳しい試合となりますが、しっかりと戦い切り、連勝といこうではないですか。がんばれ名古屋グランパス。それでは。