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計算外があったときのリカバリーにも成長あり #喋る机 #やわらかめコラム #grampus GR670

デスク「どうもデスクです。今日はラグさん都合により、やわらかめコラム代打です。」

デスク

記者「どうも記者です。デスクよろしくです」

記者

デ「引き分けになってしまった」

記「なんでこう、イベントで人が集まってるときに勝てないんでしょうね」

デ「そうか?それは勝ったときのことは忘れて、悔しいときのことばかり覚えてるからなんじゃないか?」

記「ロボットとは違ったツッコミ…」

デ「ロボットほど切れ味はないがな」

記「グランパスポンタデーで、試合前からかなり盛り上がっていたんですよね」

デ「試合前はとても良い空気感だったんだがな」

記「なんかモヤモヤします…」

デ「勝てなきゃ少なからずそうなるよな。イベントでの盛り上がりの反動っていう要素もありそう。別に虚無ってた試合というわけでもないし、気にしすぎないことだ。」

記「はいはい。順番に振り返っていきましょう」

名古屋グランパス・東京ヴェルディのスターティングメンバー・ベンチ
名古屋グランパス・東京ヴェルディのスターティングメンバー・ベンチ
ポジション名名古屋グランパス東京ヴェルディ
GK(ゴールキーパー)ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾マテウス ヴィドット
CB(センターバック)原・三國(みくに)ケネディエブス・野上宮原・綱島・谷口
SB(サイドバック)
WB(ウイングバック)徳元・和泉翁長・深澤
CMF(セントラルMF・ボランチ・センター)椎橋・稲垣森田・平川
IH(インサイドハーフ)・シャドー・トップ下森島福田・齋藤
SH(サイドハーフ)・WG(ウイング)
FW(フォワード)永井・山岸新井
各チームのポジション名と選手名

デ「まずはマテウス・カストロが怪我の影響でスタメン落ち、代役は永井謙佑。ベンチには中山克広が戻ってきた。」

記「河面旺成がベンチ外で、森壮一朗が入った訳は?」

デ「センターバックの控えは佐TOYOTAがいれば2人は要らない。右WBの交代ワクは中山克広だが、負傷明けなので念のためもう一枚、だったのではないだろうか」

記「マテウス・カストロへの対応も込みで、長谷川健太はなにげにそういうところ怪我明けの選手に慎重派ですよね」

デ「選手のマネジメントはさすがベテラン監督だな、と思わされる」

記「永井謙佑をいれたことでハイプレス・ショートカウンターなのかなと予想されましたが、キックオフしてみたらどうだったでしょう」

デ「相手ボールのときはハイプレスで行ったのだが、自分たちのボールのときは、なんとびっくり自陣から繋いでゲームを組み立て始めた」

記「前半30分のボール保持率が65%というのは驚きの数値でした。でもなんで保持を選択したのでしょうか?」

デ「それは東京ヴェルディが明らかに非保持でカウンター狙いだったからだ。
両方がカウンター狙いだとどうなると思う?」

記「両方がカウンター狙いだと…塩試合になる…?」

デ「それもそうだが、DFラインの成熟度ではE-1代表にも選ばれた綱島も含めてヴェルディのほうが上。基本的にミスを起こしてカウンターの餌食になる可能性が高いのはグランパスだ」

記「むう。でもそれでどうして保持に?」

デ「暑熱対策へのアプローチだろうな。解説の田中順也さんも言っていたが、ボールを保持されているほうがキツイ。常にプレスをかけないといけないからな。涼しい季節ならともかく、暑いこの時期には保持していたほうが体力は温存できる」

記「東京ヴェルディはそこのところは真逆のアプローチでしたね」

デ「基本的に東京ヴェルディの選手は若い(フィールド最年長は翁長の30歳・ほとんどが20代半ば)。だから無理が効くというのもある。あとはFWを4枚控えに入れており、ハイプレスをできるメンバーを疲れるまでやり切らせて交代、という策がとれる」

記「ベテランが多い名古屋グランパスには取れない作戦ということですね…」

デ「ヴェルディは「グランパスが疲れて落ちてくるまで0点でしのぎ、ラスト15分まで死んだふり作戦」だったのだろう」

記「お互いの思惑が合致して、前半はグランパスが徹底的に握る展開でした」

デ「永井謙佑が綱島にかっちり抑えられていたことが辛かったな。
そしてそれでも38分森島司の絶妙クロスで山岸祐也のシュートがワクをそれるというシーンは作れていた。完全な決定機だった」

記「あれは決めてくれよーって感じですよね」

デ「デスクもFW出身なのでわかるが、入んないときは入んないんだよ…」

記「グランパスの保持はうまく行っていたのでしょうか?」

デ「あんまり」

記「SHIT」

デ「後ろでプレス回避というところは、だいぶ熟練されてきたと思う。
なので問題は中盤から前だ。この日、ボールタッチ数トップは徳元悠平83、次が椎橋慧也73。ここが起点で前を作れなかった」

徳元悠平選手・椎橋慧也選手のスタッツ
徳元悠平選手・椎橋慧也選手のスタッツ by Sofascore

記「徳元悠平のポゼッションロストが気になります」

※ポゼッションロスト:選手が何らかの形でボールを失い、チームがボール支配を失った回数

デ「この回数はグランパスのなかでもダントツの多さだった。
ただ、対面が翁長と福田という、この日一番調子が良い選手だったこと、野上との呼吸はピッタリ合うというところまではまだ熟成されていないということもあるので、徳元悠平を責めたりはしないで欲しい。この日難しい場所だった、というだけだ」

記「ヴェルディの右サイド攻撃(徳元サイド)は割合61%だったそうですもんね(※DAZNのスタッツ)」

デ「それでも耐えきっていたことは評価していいと思う」

記「グランパスも左サイド攻撃が多かったようです。和泉竜司が右サイドだと、右攻撃が少なくなっちゃうんですね」

デ「和泉竜司はタッチ数は少ないもののかなり効いていたと思う。わりと中に入ってボールを受けたりするので右サイドというカウントが少なくなってしまうのだろう」

記「そのあたりはもう少し深掘りしてもいいかもですが、今日はやめておきましょう。
そしておそらく計画通りの60分近くで永井謙佑とマテウス・カストロ交代です」

デ「グランパス側としては、ここで勝負をかける、という作戦だったのだろう」

記「そして10分程度で負傷退場。痛い交代でした」

デ「森島・永井を下げてしまった後なので、和泉竜司だけにゲームを組み立てさせるというのは酷だったかもだ。サイドで消耗していただろうからな」

記「こういうアクシデントの後はガタガタ崩れてしまうのがいつものグランパスでした」

デ「そこで崩れずに耐えられたのは収穫だったと思う」

記「そして中山のIN-OUT交代」※途中出場の選手が途中交代すること

デ「中途半端なプレーでカウンターを食らったので、そこで即座に判断したのだろうな。指示を守れない選手は使えないという強力なメッセージだ」

記「長谷川健太は必ずもう1度チャンスくれるはずなので、そこで頑張って欲しいですね」

デ「この後はもうただ耐えきるだけの時間。菊地泰智にはもう少しゲームを組み立てて欲しかったが、チーム全体が後ろ向きになっていたこともあり、難しかったな。」

記「A.T.9分という長い長い耐える時間」

デ「ピサノのセーブは日本代表と誇っていいやつだったな」

記「引分け。いい時間帯に決められないとこうなる、という典型だったようにも思いました」

この試合の良かったところ

  • ピサノのセーブはどれも良かったし、彼の好プレーがなければ負けていたかもしれない。自信がでてきたのでは
  • 38分森島のクロスを受けた山岸のポジショニングは最高。※フィニッシュ以外
  • そして森島はやっとコンディション上がってきた?和泉竜司もさすがというプレー多し
  • 右が使われなかったので少なかったけど原の好調は持続中っぽい
  • 森壮一朗は自信を持ってプレーできていたのでは。

この試合の(´ε`;)ウーン…

  • 三國ケネディエブスは危ないロストx2はやめてもろて
  • 菊地泰智も危ないロストx2はちょっと。
  • 中山克広は凹まず、なにが求められているのかを考え直してもろて。

最後に

デ「いい時間帯に決めきれず、後半アクシデントがあったというのは、悪い時なら間違いなく負けていた展開だったので、引分けは受け容れた方がいいと思う」

記「久々にシュート10本打ててないのはガチガチに守られたときにどうするかという課題ということで」

デ「椎橋慧也がもう少し組立てできるといいのだが、加藤玄が長谷川健太の基準をクリアしてくれることを待ちたいな」

記「次節はこの試合をベースに、また次節は変わりそうですね」

デ「どんな変化があるのか、予想や期待を語り合うのもいい」

記「期待しましょう」

デ「おあとがよろしいようで」

記「それではまた次の記事でお会いいたしましょう」

デ「次は忍者さんと会えますように」

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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