サッカーダイジェストWebに以下のような記事が掲載されています。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=14282
【名古屋】“小倉グランパス”が開幕戦で見せたサッカーとは? 初勝利の裏に隠された指揮官と選手の想い
そのなかで以下のような記述がなされていることが気になりました。
「名古屋は現実的なサッカーをしていた」
敵将の名波監督の言葉が“小倉グランパス”の初陣のパフォーマンスを端的に物語っていた。
名古屋と磐田との開幕戦、注目を浴びたのは他でもないJ1初挑戦となる両監督の采配だった。特に指揮官デビューの小倉監督がどんなサッカーを見せるのか、多くの関心を持たれていたのは間違いない。
果たして“小倉グランパス”の実態はどうだったのか――。
率直に言えば、開幕戦の戦い方は冒頭の名波監督の言葉通り、理想のサッカーを表現するというより現実を直視したスタイル、つまりありふれたサッカーだっ たと言わざるを得ない。序盤こそ、最終ラインから丁寧に組み立てる意識が感じられたが、行き詰まると攻撃の多くは長身FWのシモビッチに当てる展開とな り、先制点を奪った29分以降は、守備に力を入れ、永井の速さなどを活かしたカウンターへと傾いていった。
自チームの武器を活かすという意味では理に適った戦法ではあったが、期待が膨らんでいた分、なにか肩透かしにあった感も否めなかった。
まとめると
- 行き詰まるとシモヴィッチに当てる展開
- 先制点を奪った後は永井の速さを活かしたカウンター中心で期待はずれ
と2行になります。
肩透かしということは、何か違う期待があったということになります。ならば、この逆を考えるとその期待にたどり着くのかもしれません。
- 11人が連動した展開
- 最後まで相手を崩し続けるサッカー
ということは以上のような期待があったということでしょう。たしかに小倉監督は就任記者会見で、5人目まで連動する動き、共感、というキーワードを挙げていました。
http://nagoya-grampus.jp/information/interview/2015/1125gm-1.php
現段階でのキーワードとして言えることは、「スマートさ」、「テクニカル」、「共感」という部分であり、僕自身の言葉として「5人目」というサッカースタイルを作りたいと思っています。
スマートさ、テクニカル、5人目というキーワードで期待をあげていた、ということになるのでしょうか。
ただ、同じ会見で以下のようにも言っていることをサポーターは知っています。
目指すべきサッカースタイルを発表しただけで明日からそれを出せるわけでは無いことは重々承知ですし、中・長期的な目で見なければスタイルが確立できない ことも理解しています。スタイルを作り上げるための土台が重要なこともわかっていますし、サッカーとは何をするスポーツなのかと言えば、プロである以上、 勝ち負けの世界で勝ちを求めるのが当然であり、そのため勝者のメンタリティというものを目指す上で、勝つために何が必要かと言えばゴールであり、そのゴー ルのためにはボールを奪うなど根本的な戦う姿勢をしっかりと身に付けさせなければいけない、と感じています。チームスタイルを確立しながら、闘う集団にし たいと思います。
これまでの名古屋グランパスでは、西野朗監督も様々なトライをしていくなかで実現できていなかったチームとしての再構築です。まだチーム始動から2ヶ月弱。それから大きな変化がもたらせるか?というと疑問です。
1つ1つ再構築、スモールスタートで改革がはじまっているというのが自分の印象です。昨年度と較べて、大きく変化したと思われるのが中盤の守備です。もともとインターセプトに長けているが対人守備は上手くないという評価だった田口泰士がかなり身体を張り、イ・スンヒとともに中盤でボールを奪い切るシーンが多く見られました。またトップ下の矢田旭がサイドハーフでフリーダムに動く永井のフォロー、プレスバックで守備的中盤と挟むという汚れ仕事を丹念にやってくれていたのも大きいです。中盤の三角形はいい形で構成できていたのではないでしょうか。
サッカー雑誌や新聞は、煽ってナンボというところがあることは承知していますが、今の段階で理想のサッカーが完全な形で実現できていないからといって、どうこういうべきところでもないと思います。ましてや、プロである以上、勝ち負けの世界で勝ちを求めるのが前提と明言しているわけであり、理想に殉ずるとは一言も言っていません。小倉監督の言葉は整合性が取れています。
本当に苦し紛れにシモヴィッチ当てるだけだったのか?
これを検証するために90分のプレーの流れを確認してみました。
- 1分:名古屋右サイドの攻防。アダイウトンを中心としたハイプレス
- 2分:矢田の裏抜けからのクロスからCK。田口が蹴って、ファーに抜ける
- 3分:サイドチェンジはアダイウトンのプレスでスローインに。
磐田中央突破から小林のミドル。 - 4分:左サイドDFからのロングボール、シモヴィッチのヘッドでの落とし。
- 5分:竹内のパスミスから左サイドチャンスメークもクロスはライン割る。
- 6分:名古屋左サイドにハイプレス。苦し紛れのロングボール。
- 7分:サイドチェンジでアダイウトンに。ファールとなりFK。アダイウトンのシュートは楢崎がはじく。
- 8分:CKはニアでクリア。押し込まれるので左サイドに蹴りだす。審判と田口の接触でピンチも矢野のスライディングでCKに逃れる。
- 9分:CK桜内のボレーは枠外。飛び込んでくる桜内がフリーだった。
- 10分:右サイドのスローインからシュートも楢崎はじく。つめたアダイウトンのシュートミスに救われる。
- 11分:GKの競り合い、ハイキック取られる。アダイウトンの裏、左SBの飛び出しでクロスもニアでクリア。
- 12分:クサビのパスをスンヒが奪う
- 13分:徐々にボールが持てる展開へ。左サイドを中心にボールが持てる展開が。左からつなぎ、タイシのミドル。1stシュート。
- 14分:左サイド押し込まれるが、シモヴィッチのポストから永井の突破は不発。
- 15分:断続的に永井と安田を使った攻撃が続く。カウンターでアダイウトンにサイドを崩される。
- 16分:右サイド田口の散らしからクロスもクリア
- 17分:オーマンのパスミスからカウンター、オーマンのファールはイエローカード。
- 18分:オーマンのファールからのFK、中央でクリア
- 19分:左サイドシモヴィッチにクサビをいれて攻めも繋ぎのミス
- 20分:右サイドでハイプレスを食らうもなんとかかわしきる。
- 21分:名古屋FKもクリア。サイドに逃れられる。田口が斜めに長いパスを右サイドに出すもインターセプト、カウンターも逃れる。
- 22分:シモヴィッチにクサビ。シモヴィッチに浮き球の裏抜けパスと続くが不発。
- 23分:カウンターで激しく肩をぶつけあった矢野とアダイウトン、矢野にイエロー。
- 24分:ジュビロのFK、桜内のシュートは枠外
- 25分:シモヴィッチの裏抜けはハンド
- 26分:安田のクロスにシモヴィッチ収めようとするがオフサイド
- 27分:シモヴィッチのヘッドでの落としも繋がらず。中盤で奪って田口>矢田のカウンターもラストパスが長すぎる
- 28分:タイシのパスカットから矢田>矢野とつないでクロス、シモヴィッチのヘッドが決まり名古屋先制。
ゴールシーンではファーに永井がつめ、2の矢で古林、矢田がしっかりと詰めている。クロスと合わせて5人の連動。 - 29分:右サイドで連続してロングボールを蹴りだす。
- 30分:田口>矢田>シモヴィッチ>矢田とつないだプレー。3枚が綺麗に連動も矢田はシュートにいけず。
- 31分:右サイドからのクロスもクリア
- 32分:シモヴィッチのヒールから左サイドの矢田>安田の3枚の連動もオフサイド
- 33分:永井のルーレットにファール、FK。真ん中で竹内がすらしたボール、オーマンがシュート、詰めてゴールインもオフサイド判定。
- 34分:ジュビロCK。アダイウトンがシュートも枠外。
- 36分:中盤のパスカットからショートカウンターもブロック
- 37分:右サイドアダイウトンからサイドチェンジ、左サイドからクロスもライン割る
- 39分:シモヴィッチにロングボールからの落とし、永井がカットインを試みるが潰されてカウンター。アダイウトンが自爆して助かる。
- 41分:楢崎のFK、シモヴィッチの裏を抜けたところを矢田がすらして永井のボレーも枠上
- 42分:矢田が左サイド持ち上がりクロスも古林のシュートは枠外。
- 43分:大きなクリアをシモヴィッチ収めてくれる。中盤でイーブンボールを拾えて落ち着かせる。シモヴィッチの裏に矢田が走りこみシュートも正面。
- 44分:シモヴィッチがFKのこぼれ収めてシュートも枠外。
- 45分:矢田がボールキープでファール誘い、FK。ファーでシモヴィッチが折り返すも中に合わず。
<前半終了> - 46分:中央で矢田が持ち上がる。右サイドに展開してクロス、シモヴィッチシュートもブロック。CKはニアで合わせて枠外
- 47分:右サイド矢田のスルーパスは古林に合わず。
- 48分:左サイド永井がボールを奪いにいくかボールの代わりに蹴られてしまう。FK。直接狙ってカミンスキーがはじいてCK。続けてCK、ファーでオーマンが合わせてシュートもカミンスキーが片手ではじき出す。
- 49分:磐田が右サイドつなごうとするもライン割る
- 50分:左サイドでジュビロに珍しいミス。名古屋ボールに。
- 51分:FKから右サイドにつなぐが奪われる。ジュビロのミスで救われる。
- 52分:アダイウトンの連続突破も複数枚できっちり対応。カウンターは永井がミス。ジュビロ上田に代えて川辺。
- 53分:川辺とスンヒのマッチアップ、少し遅れて入るがノーファール、川辺が少し痛む。
- 54分:クロスにオーマンと小林のマッチアップ、小林の手がでていたとしてファール。
- 55分:ジュビロカウンターを田口がカットでサイド逃れる。右サイド矢野とアダイウトンのマッチアップもアダイウトンのファール
- 56分:シモヴィッチがクサビをダイレクトではたき、矢田に合わせるがオフサイド
- 57分:矢田・シモヴィッチ・永井のコンビネーションで最後に永井のカットインからのシュート。カウンターアダイウトンの突破は矢野とオーマンで挟んでミスを誘う。
- 58分:田口から古林>矢野の繋ぎはクロスにいけず。矢野膝を打撲。
- 59分:左サイドを突破され、中央にカットインからシュートもブロック。オーマンが着地に失敗して痛む。左膝を軽くひねった感じ。川辺も足首をテーピングで補強。
- 61分:古林がルーズボールを蹴りにいって磐田DFと衝突、磐田DF痛む。
- 63分:古林のクロスを田口が収め、安田にヒール、安田のシュートは抜ける。3人以上の連動。
- 64分:左サイドを崩され、スンヒがかわされ、竹内のクリアを拾ってシュートも楢崎セーブ、CK。
- 65分:CKはファーサイドではじき、こぼれを楢崎キャッチ。カウンターはシモヴィッチにロングボール。
- 66分:右サイドで小林のファールを受けてFK、ニアで矢野が合わせるが枠外。矢野が痛みを訴える。
- 68分:中盤で奪って左サイド繋ぎ、最後はファーに古林が飛び込むもクリア
- 69分:CKニアでシモヴィッチが競りにいくがクリア、2本目はニアのシモヴィッチのアタマの上越してクリア。
- 70分:ロングフィードシモヴィッチの上を抜けたところを矢田狙うがキーパークリア
- 71分:アダイウトンがサイドバック使うもオーマンがついていき、クロスに行かせず。
- 72分:太田に代えて山本。スルーパスは競り合ってオーマンが大きくクリアも敵に渡る。アダイウトンの突破は矢野が止めるが痛みがひどいようで交代を求める。
- 73分:オーマンのミスからゴール前奪われるが混戦から矢野がクリア。矢野に代えて小川。古林がサイドバックに下がる。
- 74分:磐田CK、ニアで安田の上を超えられるがクリア。カウンター小川は川辺が止める。
- 76分:シモヴィッチの裏、矢田が抜けようとするがクリアされる。シモビッチの胸の落とし永井が受けてクロス、矢田のシュートはカミンスキーはじく。
- 77分:CK。シモヴィッチがファーでおさめてこぼれを拾ったスンヒのシュートは枠上。
- 78分:右サイドでつないでいこうとするがミス。こぼれを永井が拾って単騎突破もつぶされる。カウンターアダイウトンは収められず。アダイウトンも少し疲れてくる。
- 79分:ジュビロ斎藤に代わって森島が交代。古林が脚を攣る。高橋諒と交代。安田が右に高橋諒が左に。
- 81分:ジュビロは高橋のところを重点的に攻める。ロングスローはクリアも拾われるが、アダイウトンヘッドの折り返しはジュビロ山本のファール。ファールに救われる。
- 82分:名古屋FK、ファーでシモヴィッチ折り返し、なかで受けて落としたところをスンヒヘッドは枠上。
- 83分:左サイド攻められるが大きくクリア
- 84分:シモヴィッチの裏に抜けたボールを拾って展開しようとするがファール受ける。アダイウトンが右サイドで受けて突破しようとするがミス。かなり疲れている。
- 85分:ジュビロロングボールは抜けて楢崎キャッチ、楢崎のGKも抜けてカミンスキーキャッチ。
- 86分:お互い大きく蹴ってしまう展開が目立つ。守備時も最終ラインはPAにほとんど入らない。小林の突破は高橋とあたったようにみせかけるがノーファール。
- 87分:永井の蹴りブルに手が出た川辺にイエロー。
- 88分:グラウンダーで出すトリックFKは不発。矢田に代えて川又。
- 89分:FK、ファーでシモヴィッチが合わせようとするがライン割る
- 90分:川又がいい呼び込みからカウンター、クロスは永井がシュートもブロックでCK。
- 91分:CKのこぼれは拾おうとした名古屋選手のファール。田口が相手ボールを果敢にカット、ファールを誘う。
- 92分:楢崎FKは磐田クリアでスローイン。コーナーで時間使う。
- 93分:カミンスキーのGK、オーマンヘッドを小川収めるがハンド。右サイドアダイウトンにカットインされるがパスはクリア。カウンター永井の突破は川辺が止める。
- 94分:左サイドのプレーはCKに、永井がボールキープ失敗するが高橋が拾ってカットインからシュート。外れるがここで試合終了。
こうしてみると、シモヴィッチに蹴りだしたと思われるのは、前半13回、後半5回。(FK、CKでシモヴィッチが収めるシーンは除く)
これが本当に多いのかどうか。
むしろシモヴィッチのアタマの上を越えていくボールに矢田や永井が反応して動くシーンがそのうち8回もあり、シモヴィッチを囮にうまく周囲が動いていたといえるのではないでしょうか。
5人の連動とはいきませんが、単純にシモヴィッチの収めるのを頼りにするというより囮にできるということもあって2枚、3枚の連動にはなっていると思われます。もちろんシモヴィッチもすぐにフォローに動いてくれます。
本当にカウンター頼みだったのか?
これについては逆になにがいけないの?という印象を持っています。前述のように、中盤の守備、ボールの取りどころの改善が見られたとなれば、そこからの攻撃となると大きな手数は不要です。
ましてやリードしたあとに裏を空けて攻め続けるような戦い方は現実的でしょうか。むしろ引きこもらずにカウンター時にはちゃんと枚数をかけて攻めていたように思います。昨年までであれば永井か、永井と川又の2枚での攻めオンリーになりがちなところに較べて、かなり遅い時間でも3枚目、4枚目がちゃんと攻めに加わっています。
カウンター頼みで良くないのは押し込まれっぱなしになってしまうことです。85分過ぎからは前掛かりになった磐田の裏を綺麗に使ってうまく時間を経過させていたことも見逃せません。
また、アダイウトンのようなドリブルで突破できる選手がいる場合、これまでであればかなり押し込まれて最終ラインが深くなってしまうところでした。しかしここについては相当我慢はできていたのではないかと思われます。スローインのようなどうしてもラインを深くしなければならない時を除けば、通常時最終ラインはPA内に入ることはありませんでした。比較的コンパクトにして中盤の選手と挟んで対処が徹底していたことも挙げられます。そこについてプロフェッショナルなライターからの指摘がないことのほうが意外です。
それでも敢えて改善提案をするとしたら
うまくいっていなかった部分は2点あると考えています。
1つ目は最終ラインにミスが頻発していたことです。オーマンがイエローカードをもらったシーンもオーマンのパスミスから。いくつかのピンチはパスミスやプレスでボールを失うところからはじまっています。今回は磐田のミスに救われましたが、より決定力の高いフォワードがいたら、最終スコアは2-1、3-1になっていたかもしれません。オーマンと竹内の連携の熟成が必要ですし、守備的中盤との連携もより高いレベルで必要になってきそうです。ここは補強がいない以上、今いるメンバーでどうにかするしかありません。
2つ目は矢田のタスクが多すぎることです。前述のとおり、矢田は攻撃時にはシモヴィッチの衛星としてこぼれを拾ったり、裏抜けをして自分でシュートに行ったりというタスクを持ち、また守備の際には左右のサイドハーフの裏を埋め、プレスバックして守備的中盤の2人と相手の選手からボールを奪うというタスクを担っています。
ネットの一部の投稿では矢田旭のプレーが満足がいかないという声もあがっていましたが、彼が今負っているタスクをすべて高いレベルでこなせたら、日本代表でも中核選手になれるのではないか、と思います。たとえば衛星として攻めるだけであれば現状でも和泉選手のほうが上かもしれませんが、守備タスクではだいぶレベルが低そうです。おそらく小屋松知哉でも同じでしょう。野田隆之介が完調であればあるいは、と思いますが、矢田旭を大きく超えるというわけにはいかないかもしれません。
ただ、現状でも古林将太の右サイドと、トップ下はかなり負担の高いポジションです。和泉、小屋松、野田、そして矢田・古林で良い競争のリズムが生まれて、なおかつ広島やガンバのような良いターンオーバーができるようになることを期待しています。
おそらくライターの方は、Šimovićに相当なインパクトを受けたのだと思います(これは名波監督も)。
そしてその印象が強すぎるがゆえに現実的な戦いという表現になったのかと。
カウンターについては、カウンター=守備的=引きこもりという古くさい思い込みが根深いのかなと。
コメントありがとうございます!
実際にはなんか怒りを感じた、とかじゃなくて、ちゃんと評価してくれる人もいるよ!味方はちゃんといるよ!って伝えたい気持ちで書いた記事でした。
たしかにインパクトは大きかったかもしれませんね。実際にはそれほどヘディング巧者というわけではなさそうですし、実は競り勝っているシーンも10個もなかったりしましたが、印象が強くなったのは間違いないと思います。本当は衛星で汗をかいていた矢田のことも見てあげて欲しいなー、なんて思ったりもして、書いてみました。
読んだ感想ですが身内に発信するだけではなくWebサッカーダイジェストのコメント欄にフェイスブック経由になりますがそこでも主張なさったほうがいいと思いました。
グランパスのファンは自己主張なく何を考えてるのか全く判らない人間が非常に多く語ってたとしても身内だけでコソコソやってる閉鎖的な連中が多いんで対外的には誤解されまくりなパターンが殆どです。
グラぽさんも是非、もっと全国の人の目に触れる所で主張なさったほうがいいんじゃないでしょうか、このブログがどれだけ影響あるのかは僕には判らないので。
コメントありがとうございます!
ご意見いただけるととても嬉しいです。
対外的な主張というよりも、気持ち的には愛するチームのことをさんざんな言われ方をしているグランパスサポーターのみんなに、そんなことないよ。チームはまだ100点じゃないけどちゃんとトライしてるよ。大丈夫だよ、信じて応援していって行こうよってことを伝えたい気持ちで書いています。
だから、サッカーダイジェストWebに喧嘩を売ろうとか、そんなことはまったく思っていません。ましてやこんな長文を相手のサイトに(しかもコメント欄)なんかに書き込むのは適切ではないように感じました。
このサイトは会員制でもないですし、誰でも見ることができるサイトです。なので他サポの方からのご意見だって貴重なものとして受け止めたいと思ってます。よろしければこれからもサイトを覗いて、気が向いたらコメントいただけたら嬉しいです。
グランパスサポーターとして、お気持ちはよくわかります。
私もこの記事を最初に読んだ時は「いやいや、小倉監督がんばってるよ。まだ取り組み始めたばかりだけど、変わる片鱗は見えてるじゃない」と思いました。
ただ、よく読むとダイジェストの記者さんが間違ったことを言ってるわけでもありません。
得点シーンを含め、シモビッチをターゲットにした攻撃が目立ったのは、
記事冒頭の名波監督のコメントや各種メディアの報道からも明らかでしょう。
サポ的には「連動してるいい攻撃(後半の安田のシュートシーンとか)もあったのに」とも思いますが、
まあ199センチの新外国人に注目が集中しちゃうのはある程度しょうがないと思います。
記事中には「緊急避難策を用意できだのは大きい」「こうした戦い方で、できるだけ勝点を稼ぐことも大切だ」「チームの真の力が開花する時を見守りたい」など、前向きなコメントもあります。
本人が言うとおり「期待が膨らんでいた分」全体的には辛口になった、と解釈すればいいのではないでしょうか。
チームを愛し励ますのはサポの役目、
メディアは少し距離を置いて「勝って兜の緒を締めよ」くらいの態度でちょうどいいのだと思います。
いずれにせよ、私は小倉監督の選んだ道を信じて応援しますし、
うまく花開いたときにはダイジェストも好評価する記事を書いてくれると思いますよ。
コメントありがとうございます!
ジャーナリストの先輩からも、批判的精神を忘れないという言葉を貰ったことを覚えています。
そういう意味では理想を語ることも重要なのかもしれません。
ただ多くのサポーターが解説者や記事などで降格予想などをされて、無用なプレッシャーに苛まれているのも間違いないと思います。当サイトはグランパスと、グランパスを応援する方々のためのサイトだと思っております。だからこそ、グランパスサポーターのみんなに、うちのチームはダメなチームなんかじゃないよ。まだ完璧にはほど遠いし、監督の理想が100%実現できているわけじゃないけどちゃんとトライしてるよ。大丈夫だよ、信じて応援していって行こうよってことを伝えたい気持ちで書いています。
いろいろ書かれているけど、選手とサポーターのみんなを元気づけたい。そんな思いでエントリーを書きました。でも自分の考え方を全て押しつけたいなんて思ってないので、こうやってご意見いただけるのはとっても嬉しいです。ありがとうございます!また試合のレビューはやっていきたいと思っているので、そうしたらまた感想いただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。
こちらこそ返信ありがとうございます。
私自身各メディアの順位予想には困惑・反発があったのでお考えはよくわかります。
CB3人さえ頑張ってくれればピクシー初年度みたいな躍進だって夢じゃないと信じてる身ですので。
私としては「メディアは批判すればいい。サポは信じて応援すればいい。それがお互いの仕事だ」って立場です。
オグの理想はサポータにもメディアにもだんだん伝わっていくと楽観してます。