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[インタビュー][マッチレビュー]2016年1stステージ第1節ジュビロ磐田戦

今回は、河童戦術さんといっしょに試合を振り返ってみました。

編集部「今回編集部でポイントにあげていたのは

  1. オーマン・竹内彬コンビがどれくらい熟成されているか(守備位置を入れ替えたことがどう効果を出すか)
  2. 松本山雅FC戦でも得点をあげた古林将太、シモヴィッチの攻撃陣ニューフェースが機能するか
  3. イ・スンヒが中盤のフィルターとして機能するかどうか

の3点でした。これについて一つ一つ聞いてみたいと思います。」

編集部「ガンバ戦では、古林将太がかなり浮いてしまっていたので、そこがちゃんと使えるかどうかというのはポイントだったと思っていました。右サイドの矢野とのコンビを含めて構成はいかがでしょうか?」

河童戦術「古林将太選手を語る前に、磐田の狙いについて。
まず、磐田は左SHのアダイウトンを攻撃の中心として攻撃をしてきました。前半の序盤はかなり脅威でしたね。何度も名古屋の右サイドを崩されました。これはアダイウトンの個人能力もありますし、それに対して名古屋が複数で守ることができていなかったことがあると思います。」

編集部「昨年も名古屋のサイドの裏を狙われるケースは少なくありませんでした。矢野選手が狙い目と考えていた?」

河童戦術「いや最初は矢野を狙ってるのかと思ったのですが、磐田の攻撃を見る限りでは、アダイウトンで攻めるってのが磐田の思惑でその対面がたまたま矢野だったという感じですね。」

編集部「アダイウトン対策は適切だったでしょうか」

河童戦術「ただし磐田はアダイウトンが孤立気味で、いいところまではいくのですがそれに絡む選手がいなくてうまくフィニッシュまでいけてませんでした。
名波監督が話していたのは、後半はアダイウトンが運んで崩すところよりももっとフィニッシュ近くでアダイウトンを絡ませるようにしたって言ってた気がします。」

河童戦術「んでこうなっちゃったと
あと、前半の序盤はかなり使われてましたけど、アダイウトンが前線に残っていたことで名古屋の得点がうまれましたね。」

編集部「名古屋が対策したというより、ミスマッチと言っていいでしょうか。」

河童戦術「どーなんでしょう。
まあ相手の強みだったアダイウトンですが、それが弱みにもなったというか。

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矢野さんここから走ってクロスしたんですよ。半端ない運動量でしたね。一定の評価はできると思います。」

編集部「それでは、オーマン・竹内の守備ラインについてはいかがでしょうか」

河童戦術「正直名古屋の守備、とくにCBのあたりはこの試合では評価が難しいです。それだけ磐田の攻めの形が見えなかったので。ちょっとゆるそうだなとは思ったのですが、そこを磐田が突いていくことがほとんど無かった気がします。」

編集部「なるほど、河童さんが名古屋の守備を崩すとしたらどのあたりを狙ってみたいですか。」

河童戦術「まずはセットプレーですね。かなりあぶなかったと思います。
とくにCKで、ニアが弱い気がします。
シモビッチを相手につける形だったことが気になりました。ニアに立たせてそれを超えないといけないっていう形にさせるとかなり相手のコースを絞れる気がしますね。名古屋はセットプレーが武器になる(高い選手が多い)けど、逆に守備時はセットプレーが弱点になる可能性があると思います。
ちなみに、ちゃんと調べてないですけどCKを直接シモビッチにあわせたプレーは一度もなかった気がします。」

編集部「ファーでオーマンが折り返す形は数回あったので、そこは練習していたのかもしれませんね。」

河童戦術「攻撃時のセットプレーはファーでオーマンとニアで矢野に合わせてましたね。

永井謙佑のポジション

永井謙佑のポジション

守備時に話を戻すと、ニアは永井謙佑がやっているんですね。たしかに180cmあるのですが、ここが重要だと思います。」

セットプレー、ニアの守備
セットプレー、ニアの守備

河童戦術「このニアが抜けるんですよ」

編集部「確かに危険なシーンがありましたね。安田理大がニアに要石で入ったときも抜けたことがありました。」

河童戦術「例えばここにシモビッチを置いて壁にするってのも面白いと思うんですよ。んで永井は前においとくとか….。いや永井のは冗談ですけど。
セットプレーは徐々にどうなるか見たいですね。守備も課題がたくさんですし、攻撃もどうやって点に繋げるか見たいです。攻撃はキッカーの精度がわからないです」

編集部「セットプレーのキッカーは中盤より前はほとんど田口泰士ですね。」

河童戦術「レスターみたいなセットプレーのバリエーションがあると随分と変わると思います。」

編集部「シモヴィッチらがいたら活かせそうですものね。」

河童戦術「シモビッチはもちろん高さもありますが足元もやわらかいというか使えますね。スピードがあればワールドクラスの選手になるかもしれませんw」

編集部「最後に中盤の構成はいかがだったでしょうか。たとえばイ・スンヒ。」

河童戦術「個人というより中盤として言うと、今流行りの言葉でいうと「球際」なんですけど、かなり奪いますね。んで奪ってから人数をかけてカウンターを仕掛けます。
キーワードは「球際」「セカンドボール」「切替」とかでしょうか。」

編集部「シモヴィッチに当てて飛び出す形と、スンヒが奪ってショートカウンターという形が加わりました。」

河童戦術「とくに後半はカウンターが形になっていて脅威でしたね。イ・スンヒもいい印象でしたよ。まあ田口のほうがチームを背負ってる感じがしますけど。」

編集部「最後に今季の名古屋のこの先を展望してください」

河童戦術「今季の名古屋は使える層がかなり薄いんですけど、ケガなどの離脱がなければ残留は間違いないです。武器はカウンターですね。かなりあれは脅威です。」

編集部「名古屋は層が薄いという話が出ましたが、名古屋は外国籍枠が一つ余ってます。もし河童さんならどこにあと1枠を使いますか?」

河童戦術「目標設定次第ですかね

優勝狙うなら足りないものだらけですけど、残留狙うなら無理に外国人を取る必要はないかな?と思いますけどCBはあとひとり欲しいです。」

編集部「ありがとうございました。」

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About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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