鹿島アントラーズから名古屋グランパスに加入したレオ・シルバ。今回は、鹿島アントラーズのサポーターである私、パダワン @PADAWAN_KA がご紹介させていただきます。
レオ・シルバ
ウーゴ・レオナルド・シルバ・セレージョ(Hugo Leonardo Silva Serejo)
ブラジル・マラニョン州出身
- 2006-2010 クルゼイロ
- 2008 イパチンガ (loan)
- 2009 ボタフォゴ (loan)
- 2010-2011 グアラチンゲタ
- 2012 ポルトゥゲーザ
- 2013-2016 アルビレックス新潟
- 2017-2021 鹿島アントラーズ
- 2022- 名古屋グランパス
レオのプレースタイル
まず、端的にレオのプレーをまとめると、Jリーグでは稀にみる「攻守で弱点の少ない完成度の高い選手」と言えます。攻撃では、個人技でボールを運んでしまう技術もありますし、名古屋戦で見せたように自らフィニッシュにも絡むことができます。レオ自身、フットサル経験もあるので足裏を使ったフェイントなどは見ているサポーターも騙されてしまうかもしれません。また、キックの精度も比較的高いのでプレースキッカーも担えます。守備では、あまりフォーカスされませんがJサポが思ってる以上に上背がありパワーもあるので、基本的な対人能力も高いです。その中でも突出してるのは、鋭い読みからインターセプトができる点。特に敵の死角から足を伸ばしてカットするプレーは日本人ではなかなかできないプレーだと言えます。
以下名波浩氏が独自の視点で選出した2013年Jリーグの『ベスト11』にて
「レオ・シルバは、本当にいい選手。何よりボールアプローチのセンスが抜群だ。相手ボールに対して、自分が奪える、奪えない、もしくは周りの味方選手が奪える、奪えない、というジャッジが非常に優れている。ゆえに、味方と横にスライドしながら対応するときでも、前後でタテ関係を築いたときでも、周囲とスムーズな連係を見せて相手ボールを奪取することができる。フィジカル能力も高くて、危ないところには必ず顔を出している。」
注意事項
完成度高いレオを起用する中で注意点もあります。
基本的にレオは監督から指示をされればリクエスト通り忠実にこなしてくれます。
しかし、レオ自身の好みとしてボールを持つことや個人で打開することが好きな選手なので、そのあたりの規律と自由のバランスを保ってあげる必要はあるかと思います。鹿島では一時期、自陣ペナルティエリアでヒヤヒヤするほどボールを持ち続けていました。
また、スタミナもあるタイプですが年齢的なところでやや落ちてきているのは否めないかと思います。
レオの人間性
彼はブラジル国籍ですが、半分日本人です。もはやそれ以上かもしれません。ピッチ内では堪能な日本語でコミュニケーションが取れますし、ピッチ外では外国籍選手とチームの繋ぎ役として活躍してくれます。特にこのピッチ外の部分は鹿島にいたブラジル人が口々に助かったと言ってました。あとは、ハッピーターンが大好きなので誕生日(12/24)はハッピーターンでお祝いしてあげてください笑
いかがでしたでしょうか。個人的にはレオほどの選手はJリーグ史においても記憶に残るような助っ人選手だと思っています。なにより、レオも日本を気に入ってくれているようなので、ぜひ名古屋の方にも温かく迎えていただければと思います。Vamo Leo!!