唐突な実施のお知らせから開催された1月19日の練習見学会。前回同様に写真と共に雰囲気をお伝えしていく。
レオとチアゴが合流し、今回はユースの選手達も何名か練習に参加していた。
練習開始前から丁寧にプレーの「意識」を説明してからのスタート。前回の練習時にも感じたが、監督とコーチが言葉を大事にしている印象が今回も強く残った。
ストレッチ、走り込みは見学会の前におこなったのか、アップも程々にすぐにボールを使用した練習がスタート。
始まりは4対1のロンド(鳥かご)。大島コーチの注文は7本以内に1本縦パスを通すこと。その時は「守備側、どうやって制限して、どこで食いつくか?プレスかけるか考えて!」と丁寧なコーチ陣からの音声アシストがついていた。
それが終わると今度は7本以内に縦パスを3本いれるトレーニングに移行。そこでのコーチの音声アシスト「どうやって縦パス入れるか?相手を釣り出すか、ズラスか考えて!」「ほんとにヤバい!って相手が思うような縦パスないとDF動かないからね!」が印象的だった。少しずつだが着実に新しいチームとしてのベースの刷り込みが始まっている。
ある程度チーム間で選手を回しながら3対1の練習へ。
(補足:ツイート内の大島コーチが言っているアンダー2タッチは2タッチ以内という意味です。)
「出したら動く」サッカーにおいては各年代で当然の事として指導されるがなぜか久しぶりに聴いたような言葉だった
足元に自信がある選手達の活き活きしてる顔が印象的だった。
ロンドの後はスプリントトレーニング
スプリントしてインターバル(10秒)またスプリントといったような形のトレーニング。
選手同士競わせて楽しく進んでいたが、長谷川監督が再三言ってたのは「止まった状態から必ずスタートする事」
体を慣らす目的なら正直そこまでこだわらなくていいポイントだと思うが、そういったアイドリングや惰性ではなく、チームの土台作りの為に練習に意味を持たせている事が分かる言葉だった。
このあたりでチアゴ、レオと丸山は別メニューに
最後はミニゲーム3本(インターバルほぼ無し)での練習。そこでも長谷川監督はミニゲーム前に「どうやって抜け出すか?」「どう崩すか?」を選手を集めて再度説明、確認してからの開始。
ミニゲームでは特に若いDF陣に対して長谷川監督自身から「ボールを持った時にすぐ顔を落とすな」や「まずは前への意識」などといった声が飛んでいた。
ミニゲーム後の選手はご覧の通り。インターバルほぼ無しで前からプレスをお互いかけ続け、ボールを受ける為に動き続け、速い攻めに対応して早く戻る。千鳥が見たら“ちょっと待てい!”ボタンが何回押されていたことだろうか。
まとめ
「ほんとにヤバい!って相手が思うような縦パスないとDF動かないからね!」や「ミスしてもいいからチャレンジする事!」など、昨シーズンまでの練習見学ではあまり聞かなかった言葉が飛び交い(昨シーズンの状況的に開催された回数が少ないので比較資料にはならないが。)
ミニゲームでも選手の声が基本的に大きかったような今までの練習見学の印象に比べて、それと同じぐらいにコーチ陣の熱量も感じた今回の練習だった。
おまけ
参加したユースの選手達の雄姿もすこしだけ。(座席の都合上、全員のプレーを記録する事は出来ませんでした。)
貴田選手はトップチームの選手に囲まれながらも奮闘する姿が印象的でした。
内田選手は齋藤選手にかわいがられているようでミニゲームでは「康介に点とらせよう!康介に!康介!」なんて齋藤選手から指名を受ける一面も。